【目次】
・「マザコン」とは?
・「マザコン」の特徴をチェック
・「マザコン」になる原因とは?
・「マザコン」の心理とは?
・「マザコン」との付き合い方
・最後に
結婚を考えている相手や、結婚をした相手が必要以上に母親のことを大切にしていたら、「もしかしてマザコン!?」と不安になりますよね。そこで、本記事では「マザコン」の特徴や原因から、「マザコン」男性との付き合い方、母親思いとの違いについて、ご紹介していきます。
「マザコン」とは?
「マザコン」とは、自分では何も決められず、母親の意見をいちいち聞くなど、母親に強い執着や愛情を持った男性を指す言葉です。「マザコン」を英語で表すと「mother complex(マザーコンプレックス)」、略して「マザコン」。この言葉は公的な心理学用語ではなく、和製英語なんです。アメリカでは、「マザコン男性」のことを「mama’s boy」や「momy’s boy」などと呼ばれています。
「マザコン」と「母親思い」との違いは?
親思いで、母親に対して優しい男性もいますよね。それでは、どこからが「マザコン」で、どこからが「母親思い」なのでしょうか?
「マザコン」と「母親思いの男性」との違いは、自立しているかどうかにあります。「マザコン男性」は、自分の考えより母親の意見を優先しがち。自立ができていないため、何をするにも母親にお伺いを立てます。一方で、「母親思いの男性」は、自分のことは自分で決めることができ、母親が困っている時や母親の幸せを願っての行動をとるのです。
「マザコン」の特徴をチェック
気になる「マザコン」の特徴を見ていきましょう。「気になるあの人は大丈夫?」と思ったら、特徴と照らし合わせて、「マザコン」診断をしてみてくださいね。また、「マザコン女子」についてもご説明いたします。
1:マメに母親と連絡を取っている
「マザコン」は母親に執着しているため、特別な用事がなくても母親と連絡を取りたがります。頻繁に母親と電話やLINEなどでやり取りしている人は「マザコン」度がかなり高いでしょう。
2:母親の自慢話をする
何気ない会話の中で、頻繁に母親の話題が出てきたり自慢話をしていたら、その人は「マザコン」かもしれません…。「マザコン」は自分の母親がどんなに素晴らしい人か、ということを伝えたいのです。
3:母親の買った服を着ている
自立した大人の男性なら、普通は母親の選んだ服を着ることに抵抗があります。しかし「マザコン」は、母親の選ぶ物が絶対! 子供の頃と変わらず与えられた服や下着を着ることに抵抗がなく、ファッションにあまり興味を示さないのが特徴です。
4:母親のことを「ママ」と呼ぶ
男性は成長すると、母親に甘えるのは恥ずかしいと感じるもの。呼び方も「お母さん」「母さん」や「おふくろ」といった呼び方に変遷していきます。相手が子供の頃と同じように、母親のことを「ママ」と呼んでいたら、要注意。「マザコン」の可能性が高いですよ。
5:母親と比較してくる
例えば、あなたが料理を作った時に「お母さんの味は、もっと濃い」や、「お母さんなら、こうする」などと、いちいち母親と比べてきたら「マザコン」である可能性大。「マザコン」の基準は全て母親。相手にも母親と同じように振る舞ってほしいと要求してくるのです。
「マザコン女子」とは?
「マザコン」は、男性に限ったことではありません。女性にも「マザコン」はみられます。「マザコン男性」と同様に、母親に依存し、「デートも母親が同伴する」や「毎晩、母親と一緒に寝る」、「友達より母親と出かける」といった特徴がみられます。
「マザコン」になる原因とは?
そもそも、なぜ「マザコン」になるのでしょうか? その原因となる多くは、母親の関わり方にあります。
1:母親から過保護に育てたれた
子供の頃から母親が必要以上の世話をすると、子供は自立心が育たたないまま大人になります。そのことから母親に依存し、「マザコン」になるケースは少なくありません。
2:母親の愛情が薄かった
母親の過保護が「マザコン」となる一方で、幼少期に母親の愛情を感じられなかったことも「マザコン」の原因になります。母親から愛されたいという思いが、母親に対しての執着を生むからです。
3:父親が厳しかった
父親が厳しい家庭環境で育った人も、「マザコン」になる可能性があるといわれています。父親が近寄りがたい存在である分、母親との絆が強くなり、母親の存在が大きくなるためです。
「マザコン」の心理とは?
「マザコン」の人が抱える心理的な特徴には、どんな要素があるのか見ていきましょう。
1:自分に自信がない
「マザコン」の人は、母親の意見が気になったり、顔色を伺う傾向があります。自分自身で決定するという経験がないため、自信が持てないのです。
2:何事にも受け身
母親が身の回りのことを全てやってしまうことに慣れているため、「マザコン」の人は自発的に行動することができません。他人にしてもらうことが当たり前だと思っているのです。
3:臆病
「マザコン」男性は、母親の支配下にあります。「もしも、母親の期待に添えなかったらどうしよう」、「母親は褒めてくれるだろうか」などと、何かをする時、必要以上に意識していることが多いのが特徴です。
「マザコン」との付き合い方
結婚した後に、相手が「マザコン」だったとわかり、離婚に発展するケースも少なくありません。離婚に踏み出す前に、まずは「マザコン」とどう付き合ったら良いかを考えてみましょう。
1:相手の母親と仲良くなる
「マザコン」の人は、母親の意見を重要視します。ですから、「あの子、良い子よね」などと、彼の母親に認めてもらうことが先決。自分の大切な母親が高く評価をするなら、「価値のある人だ」と相手は一目置くようになりますよ。
2:相手の母親の振る舞いを取り入れてみる
「マザコン」の理想の人は、間違いなく自分の母親。相手の母親を敵視するのではなく、料理や接し方など、良いなと感じる部分はマネしてみてはいかがでしょうか? 相手も安心感を持つことができるでしょう。
最後に
多かれ少なかれ、男性は皆「マザコン」だと言いますよね。しかし、行き過ぎた「マザコン」と結婚すると苦労をするのは火を見るよりも明らか。しかしながら、現在では、「マザコン」だけが理由では協議離婚するのは難しいそうです。結婚をする前に、相手が「マザコン」かどうかを見抜くことが大切になってきますね。
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