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LIFESTYLE

2021.06.06

海外渡航歴350回超えの旅プロが本音レビュー! 本場の味に近い無印良品のカレーは?【山下マヌー】

旅行コラムニスト・山下マヌーさんの目的達成旅のススメ。今回は【「行けない海外」なら「行かなくていい海外」】カレー編をお送りします。【The Bucket List 旅行者のための死ぬまでにやっておきたいこれだけのこと】

MUJI|無印良品の「海外で食べた感」の高いカレーBEST3

度重なる自粛期間の延長で、海外旅行に行けるのがいつになるのか、まだまだ不透明。そんな中、「海外に行けない」のなら「行かなくても海外」をということで、今回見つけてきたのがカレー。

アジアの屋台や気取らない店で気軽に食べられる大衆食として人気のカレーは、日本人も大好き。そんなカレー人気を反映して? かMUJI|無印良品のカレーラインアップがアツくなっていることに、先日久々に近所のMUJI に出かけて気づき、そこで、どのタイプが最も「行かなくても海外味」に近いのかを実食。その結果がこちら!

※味はあくまで個人の感想です
※ステマではないので、あくまで自由な感想。

第3位:プラウンマサラ(海老のクリーミーカレー)

▲180g(1人前)/350円(税込)

「南インドのシーフードカレーをお手本にまろやかに仕上げた」クリーミーな海老カレー。他のものより濃厚なように感じます。ルーを垂らした感じを表現すれば、「トロ〜〜」ではなく「ドロ〜」という感じ。

今回はライスで実食したのですが、ルーのとろみが濃く味が濃厚なのでナンで食べれば良かったと若干後悔。具の海老が小さいのは、この値段を考えたら仕方ないのかもしれないけど、匹数を減らしてでももう少し大ぶりの海老希望です。

海外で食べた感指数… 60感

※辛さの目安はパッケージ写真を参照してください(以下同)

第2位:復刻バターチキンカレー

▲180g(1人前)/350円(税込)

パッケージには「2009年に発売の初代バターチキンの復刻版」と書いてあります。10年以上も前からこれほど海外で食べた感の高いカレーを出していたとは、全く知りませんでした。

仕事柄毎月海外に行き、行った先の国々で本物を食べる機会に恵まれていたのをいいことに(なんかちょっと嫌な言い方ですが)、日本のこの手のものには全く興味が沸かず。無印のレトルトに対しても全くのノーマーク。

パンデミックで海外に行けなくなった今、こうして国内で「行かなくても海外」の味を食べられることに「ありがとう!」と感謝さえしたくなります。

さてさて、バターチキンカレーといえばこれはもう「インドを代表するカレー」と、そう思っている人も多いと思います。ですが、実際インドに行った際にはそうでもなかったような気がします。

インドの人々にとってソウルフードであるカレーは、屋台や食堂のような庶民的な店で食べるもの。サラサラのタイプのものが多く、具は野菜や豆、チキンが多く、中には具不使用という超庶民的なスープカレーなんてのもあって。屋台でそういうのを食べた翌日には、ほぼ確実に強制ダイエットです。

海外で食べた感指数… 70感

番外編「素材を生かしたカレー バターチキン」

▲180g(1人前)/350円(税込)

復刻版ではなく現在のバターチキンも食べてみた。

一口食べたその瞬間、復刻板を再販した理由がわかった気がします。海外で食べた感数は断然復刻版のほうが高く感じます。3位のプラウンマサラほどではないけど、こちらもルーにかなりとろみがあり。そのせいか、味はカレーで食感はハヤシライス? みたいな感じで、脳が迷います。

海外で食べた感指数… 30感

第1位【グリーンカレー】

▲180g(1人前)/350円(税込)

「青唐辛子の辛さとレモングラスなど6種類のハーブの風味」のグリーンカレー、間違いなく無印カレーレの中、海外で食べた感が最も高いカレー。袋からルーをお皿に流し込むときに立ち上る香り、これはもう間違いなくバンコク路地裏スメルとも言うべき、タイ屋台の匂いと香り。

いい意味でオイリーなルーはさらさら。透明のオイルと分離したココナッツミルクの味が効いた緑色のルーに浮かぶのは、程よい大きさの鶏肉と細く切られた筍。

一口食べると口の中に広がる香辛料。タイの庶民派テイストがかなり再現されていると思います。しかも具沢山というのも、好感度高めです。カフェで出されたらレトルトだとは思わないだろうなぁ。「タイグリーンカレーセット1000円」として、シレ〜と出せると思います。

海外で食べた感指数… 90感

まとめ

MUJI無印良品のカレーはすべて化学調味料、合成着色料、香料不使用のMADE IN JAPAN。にもかかわらずお手頃価格。そのうえどのタイプもほぼ230Kcal前後と、カロリー低めなのも素晴らしいと思います。

インドやタイでいう「カレー」とは、「スープ」とか「混ぜる」というような意味合いの料理で、日本のカレーとは別モノなのですが、しかし今回のこれらはかなり「別モノ」に近づいていると思います。

ぜひ現地の人にも食べてもらって感想を聞いてみたくなります。にしてもグリーンカレーはかなり気に入りました。海外に行けるようになったら、非常食として粉末の味噌汁と一緒にスーツケースに忍ばせ持っていくことに決定!

山下マヌー Manoue Yamashita

雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数350回超、最新刊『 山下マヌーのランキンハワイ最新版』で著作は62冊に。

Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 350 times to foreign travel, and over 60 books of the copyright so that work.

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