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2021.06.07

仕事がデキる人は実践している… 対面・オンラインで使い分けるべき“話し方”

働き方やコミュニケーションの取り方が変化し、オンライン会議が一般的になりつつある時代。今まで以上に求められるのは、自分の思いや考えを相手にしっかりと伝えるスキルです。オンライン会議でタイミングよく効果的な発言をするには? 元NHKキャスターで講師の阿隅和美さんが指南します。

阿隅和美

オンライン会議ではタイミングよく効果的な発言を

前回記事はこちら

オンライン会議をしている時、発言のタイミングが難しいと感じたことはありませんか?

場の空気を読みすぎて言いたいことが言えない、話したいことがあるのにタイミングをつかめず悶々としてしまうなど、自分の思い通りに発言ができなくてもどかしい思いをすることってありますよね。

私の経験上、会議中にうまく対話の波にのれないのは、主に2つの原因がありました。

2つの原因が対話の波を妨げる

(c)Shutterstock.com

1:もし発言をしたらどう思われるか不安

まず1つめは、論客ぞろいの会議で、もし自分自身が発言をしたらどう思われるかと反応が不安な時。

自信がないと発言をするのにも躊躇してしまうものです。対話が飛び交う論客ぞろいということであれば、入る余地なく圧倒されてしまい、さらに発言は困難なものになっていきます。

2:身構えすぎて人の話を聞く余裕がない

そして2つめの原因は、今日こそ発言するぞ! と身構えすぎて、人の話を聞く余裕がない時です。

人の話をきちんと聞いていれば、話の流れを汲んで「それって」と自然に入っていけますが、自分に意識が向いているとまわりは見えていません。勇気を出して「ちょっといいですか!」と話に割って入っても、「もうその話は終わった」とか、「今の流れとは関係ないよね」と空気を読めない人と化してしまうのです。

では、タイミングよく発言する人はどうしているのでしょうか?

タイミングよく発言するには「合図」が大切

(c)Shutterstock.com

タイミングよく発言をする人、それは話している人に視線を送り、「次に話したい」という合図をしているのです。ただ、対面でなくオンラインだとそれも難しいですね。そこでオンラインでタイミングよく発言する方法をお伝えします。

オンライン会議でうまく発言できる人の話し方

◆緊急性を伝える例

「今の○○さんの報告に関連して補足したいことがありまして、少し(お時間いただいて)いいですか?」

◆重要性を伝える例

「○○さんの報告にあったクレーム、大事な点なので(発言しても)いいですか?」

対面ではみんなが同じ場所にいるので、わざわざ言わなくても雰囲気が伝わるのですが、オンラインではそうはいきません。突然割って入り、勝手な話をするのはオンライン会議の迷惑行為です。

そんな誤解を受けないように、どうして発言するかを短く伝えることで、発言許可をもらうのです。このように丁寧なコミュニケーションを心掛けると、いつもタイミングよく発言をする人だなあ、と一目置かれる存在になります。

オンラインは、年功序列や役職による席次がなくなり、画面上に顔が並んで表示される「フラットな環境」が特徴です。これまで上司の顔色をうかがって積極的な発言を控えていた若手が、自分の意見を言いやすくなったという声もあります。

一方で、これまで単に声が大きいだけで存在感を保ってきた人や、議論と関係のないことで口をはさみ不要な発言をして流れを止めきた人があぶり出されています。

多様性を認める企業風土づくり、生産性を高める組織づくりを進める意味からも、オンラインミーティングの活性化は望ましいことです。オンラインでの進め方を上手に取り入れていきましょう。

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阿隅和美さんが話し方のツボを教える『仕事ができる人の話し方』が現在発売中。

初対面の挨拶、雑談、提案営業、飛び込み営業、プレゼン、会議、ミーティング、セミナー、部下指導、面接などなど、あらゆるビジネスシーンにおける、対面でうまくいく話し方やオンラインでうまくいく話し方を具体例とともに紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

『仕事ができる人の話し方』(青春出版社)

著者:阿隅和美
定価:1,980円(税込)

TOP画像/(c)Shutterstock.com

阿隅和美

WACHIKAコミュニケーションズ株式会社 代表取締役。
青山学院大学経営学部卒業。中部日本放送アナウンサーを経て、NHK衛星放送キャスターとして、株式市況、世界のトップニュースを10年担当。20年にわたり、スポーツ、経済、情報番組に関わり、あらゆるジャンルの人々の「声」に触れてきた豊富な経験を持つ。(アナウンサー名:瓶子和美)現在は、TV現場で培った技術を活かし、のべ1万5000人以上に対して、ビジネス現場でコミュニケーション力を発揮し、成果を出す人材を育成する研修、講座、講演を行っている他、経営層・管理職、エグゼクティブリーダー向けプレゼン・スピーチのパーソナルトレーニングやコンサルティングなどを実施している。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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