万引きGメンの「G」は意外な英単語でした!
先日、万引きGメンが万引き! というニュースを目にしました。特番が組まれることもある、万引きGメン。
ところで、万引きGメンのGの略語、みなさんは知っていますか?
万引きGメンのGってなに?
以下のA〜Dのうち「万引きGメン」の“G”を指すのはどの言葉でしょう?
A. Get(ゲット)
B. Goverment(ガバメント)
C. Guerrilla(ゲリラ)
D. Guard(ガード)
正解はBの「Goverment(ガバメント)」
意外な答えだったのではないでしょうか。
「Goverment」は、統治や政府といった意味ですよね。警察組織の一員であり、公務員であるからGovermentとついているのかと思いきや、万引きGメンは民間の警備会社の方が担っています。
そもそもGoverment-Manは、英語圏の公務員を指していたところから転じて、アメリカ政府の特別捜査官、特にFBI(連邦捜査局)特別捜査官のことを指すようになりました。
それを日本では民間の警備員や、特別司法警察職員である麻薬取締官(麻薬Gメン)などを指す際に使っています。
特別司法警察職員は、特定の犯罪に対する深い知識を持った公務員なので、FBI特別捜査官を指す使い方に近しいですが、万引きGメンについては、日本ならではの使い方なんです。
そのため、デジタル大辞泉のGメンの解説には「米国連邦捜査局(FBI)直属の捜査官の俗称。日本では、麻薬摘発などの特別の任務を帯びた捜査官をいう」と載っています。また、残念ながら万引きGメンでは載っていませんでした。
いかがでしたか? 万引きといったらGメンが思い浮かぶ方も多いと思います。すっかり日本流が浸透していますね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!