貴方は知っている? 家庭での和食器のセッティング
「今日は彼や友人が家に来るから和食でおもてなしをしたい!」
そんな時、ふと自身の食器の並べ方が正しいかどうか気になったことはありませんか? 和食のセッティングは食べ方の順番を表す素晴らしい文化です。きちんと覚えて正しいおもてなしを実践しましょう。
和のセッティングは、人の肩幅にあたるくらいのお盆や折敷、ランチョンマット(プレイスマット)などを用意します。ない場合はテーブルに直においても大丈夫ですよ。
箸は手前にセッティング
まずは、手前に箸と箸置きをセットします。手前に箸置きをセットするのは日本ならではの文化の一つ。中華料理や韓国料理のセッティングでは、箸は右横にセットします。
また、お正月には祝箸を、普段の食事には箸と合わせて箸置きも季節感のあるものにしてみると楽しいです。
和食器の並べ方
続いて左に飯碗、右に汁碗、中央に香の物を置きます。こちらは一汁一菜の三光膳が基本です。
さらに左上に煮物、右上に焼き物のお皿を用意します。
こちらがご家庭で和食を楽しんで頂く基本の並べ方になります。
伝統的な模様や鮮やかな色合いなどさまざまな表情がある和食器。近年は、和食器ブームが続いています。お気に入りの和食器で基本のセッティングを再確認してみてはいかがでしょうか。
TWSA代表理事 二本柳志津香
社団法人テーブルウェアスタイリスト連合会(略称:TWSA)代表理事。
日本初の食器資格の創設者として、新聞・メディアへの登場多数。
大手企業をはじめとする広告・CM・書籍・雑誌・カタログなどの撮影を手がけるスタイリスト。国家資格商品装飾展示技能士(VMD)でもあり、ホテル・飲食店舗など様々な業種の店舗ディスプレイなどもデザインしている。