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2021.05.10

生まれながらの恵まれ体質さんは野心を燃やせない?<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#32>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。今回は、心は前向きだけど動けない人たちの特徴の話。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

野心はあるけど行動できない、その人たちの性質とは?

これまでの連載はこちら

ゴールデンウィーク終わりましたね〜。我が家は夫が休みなしのハードワークで、私もニューヨークとのやり取りが続いていたので、結局、普通の日常を過ごしました。ある意味、その方が、夢から現実に戻る時の苦しさがないので、気楽であったりします。

そんな中、ひとつ嬉しかったのは、先週デンマークに関する記事(走り続けるしかない日本社会。止まったら負け?<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#31>)を書いたのですが、その直後に、デンマーク在住の日本人女性の方とインスタグラムで繋がり、自然と会話が出来て、その流れでインスタライブをしましょう! なんて展開に。

働きながら、コペンハーゲンで出産もされていて、とてもアクティブな素敵な方なんです。アメリカだけでなく、世界中の働く日本人女性とネットワークを構築していきたいと改めて思うようになりました。

そんな今回は最近私が勝手に編み出した、ある特徴を持つ女性たちのお話。

やりたいことがあるけど動けない… 彼女たちの特徴って?

(c)Shutterstock.com

ここ数ヶ月、オンラインサロンで私が頭を悩ませたご相談がありました。

その内容とは、何かにチャレンジしたい人が「理想の自分」について深く考えると、あるひとつの要素に辿り着くということ。

その人たちは新たな一歩を踏み出したいと心は前向きなのですが、それを具体化させるためにこの先描く「理想の自分」について深い考察をしてもらうと、“経済的に自由であり続ける”という要素が一番強く出てくるのです。なぜなら、やりたいことを金銭的な理由で断念するのが絶対に嫌だから

海外旅行やレストラン、ファッションや勉強など、やりたいことが現れた時にお金を理由にその欲求をストップさせたくない。

キャリアチェンジやキャリア開発という視点で、やりたいことを明確にしたり、達成までの道筋を一緒に立てることは時間をかければ可能になっていくのですが、経済的な自由というのは、必ずしもやりたいことと連動していないことがあります。

「この仕事はそんなに楽しくはないけど、この会社にいる限り、安定した満足いく給与が貰えるので、辞めない」という人がたくさんいるのがまさに最たるところです。

そこを大事にすることは全く問題ないのですが、仕事としてやりたい事を明確にする時に、経済的自由という視点を一番大事にしてしまうと、次のステップの邪魔してしまうことは確実にあると思っています。

長期的にこの自由が大きくなることは目標として設定できても、同じ業界内で転職したり、ヘッドハンティングされたりしない限り、収入が減ることが一時的に起こり得るからです。

私は人生について考えるときに、この要素がフォーカスされる場合、それは一体何を表しているのかをしばらく経験に照らし合わせて考え続けました。なぜなら、その相談者の方にどうアドバイスをしていいのか、自分の中に答えがなかったのです。

そして、経験上の統計からある法則を仮説として作りました。それは“恵まれて育った人の法則”。

強い野心がある人たちのルーツとは?

(c)Shutterstock.com

経済的にも、環境的にも不足を感じずに過ごした時間が長いと、誰かを強烈に羨んだり、その不足を埋めようと誇大な理想が形成されたりすることがあまりなく、これまでの幸せを維持する努力をする傾向にある。

このコラムでも何度も書きましたが、私がすごく強欲で、巨大な理想を描いて突き進もうと今でもしてしまうのは、幼少期からの異常な“不足感”が根底にあると思っています。

我が家は有難いことに普通の一般家庭でしたが、私はそこに満足できない生まれながらの強欲さを持ってしまっていたのです。東京で教育を受けたかった、出来るなら海外の学校に行きたかったなど、叶わぬ理想への想いが今も違う形となって強烈な上昇志向や意欲になって残っている気がします。

逆に、その経験が少なめの方は、不足感がさほどない故に、強い欲が湧いてこない。満たされているわけです。正直、私の周りにもたくさんいらっしゃいます。良いも悪いもありません。ただの性質です。

そして、その性質を持ち合わせている方が、何かに触発されて、自分を変えようと一歩踏み出したいとき、かなり強力なハンマーで殴る人がいないと、その勢いを失ってしまいがちです。私のように生まれ持った、自然発生的な強欲な勢いがないわけなので

オンラインサロンの相談者の方に失礼を承知で、その話をしたところ、「あ!」と声が出るくらいご自身に当てはまっていたそうです。それがちゃんと明確になったことにより、どう考えていくことが自分に必要なのかという次の段階に進むことができました。

多くはその体質に気づかずに過ごすことが多いと思います。それもひとつの人生のあり方。しかし、このコラムを読んで、「私かもしれない…」と感じた方は、ぜひ次の一歩を考えるきっかけにして頂けたらと思います。

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
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