転職活動で大変だったことは? 転職経験者500人に調査!
なかなか内定をもらえず心が折れそう… 仕事をしながらの転職活動は、体力的にキツい… 履歴書を手書きするのがしんどいなど、転職活動中は、心身両面でさまざまなしんどさや辛さを感じるもの。
転職活動を乗り越えてきた人たちは、どのようなしんどさを体験してきたのでしょうか。
そこで今回、株式会社ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsは、転職経験がある500人に「転職活動でしんどかったこと」についてアンケート調査を実施。
その結果を報告します!
転職活動でしんどかったことは?
転職経験がある男女500人に「転職活動でしんどかったこと」を聞いてみました。
1位から3位までは「不採用が続いた」「希望に合う求人がなかった」「仕事と転職活動の両立」が僅差で並ぶ結果に。
全体を見ると「不採用が続いた」「面接がうまくいかない」「無職期間ができた」「決まらないかもと不安になった」など、不安や焦りといった精神面でのしんどさを挙げた人が多くなりました。
【1位:不採用が続いた】
・なかなか内定がでず、自分のことを全否定されているような感覚に苛まれた(女性/23歳で転職)
・その職種の経験者であるにもかかわらず、なかなか内定がもらえなかった(女性/36歳で転職)
・応募しても面接にすらたどり着けないことが、数十回続いた(男性/44歳で転職)
転職活動でしんどかったこととして「不採用が続いた」「なかなか採用されなかった」を挙げた人が1位となりました。
「不採用通知」「お断りメール」が来ると、第一希望の企業ではなかったとしても、本当に落ち込みますよね。「書類選考で落ち続けた」「面接で手応えがあったのに落ちた」など状況はさまざまですが、どんな状況でも不採用になると精神的に辛いことに変わりはありません。
【2位:希望に合う求人がなかった】
・Uターンで希望の条件に合う企業がなかなかなかった(男性/29歳で転職)
・託児所がある条件をつけると、求人がなくなってしまったこと(女性/30歳で転職)
・希望職種や福利厚生など、ゆずれない条件の企業を探すのが大変でした(女性/45歳で転職)
「希望する求人がなかった」が1位と僅差の2位となりました。
給料、職種、勤務地、勤務時間、福利厚生など、「希望条件を満たす求人探し」に苦労した人が多いようです。
「自分の年齢では応募できる求人がなかった」という人もいました。
【3位:仕事と転職活動の両立】
・平日夜か土日しかリサーチする暇がないので時間を作るのが大変(女性/25歳で転職)
・勤めている会社の同僚に「転職活動している」とばれないように有給を取得すること(男性/32歳で転職)
・仕事をしながら面接のスケジュールを組むこと。面接のリスケなどで相手の印象を悪くしてしまわないように気を付けました(男性/34歳で転職)
1位2位と僅差の3位は「仕事と転職活動の両立がしんどかった」でした。
時間・体力の面や「同僚に知られないように」という気遣いの面で、「仕事しながらの転職活動は大変」と感じた人が多いようです。
転職エージェントを利用した人からも「求人探しや日程調整はエージェントにお任せできるが、実際有給をとって面接に行くのは自分なので、やはり大変だった」という声が寄せられました。
転職活動にかかった期間は?
次に「転職活動にかかった期間」を尋ねたところ、平均は6.3ヶ月でした。実際、半年以内に転職活動を終えた人が多くなっています。
一方で「2年以上活動を続けた」という人も。転職活動期間が長くなった人からは「面接が苦手すぎてすべて落ち、2年が経過。その2年間が原因で更にハードルが上がってしまった」などの声が寄せられました。
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一斉に行われ学校・大学からサポートを受けられる「新卒の就活」とは違い、孤独になりがちな社会人の転職活動。
不採用が続いて落ち込んだとき、ひとりで悩んでいると、転職へのモチベーションも低下しかねません。
それだけに、転職活動にあたっては、転職エージェントやハローワーク、友人や先輩などを「上手に頼る」ことが重要だと言えそうですね。
もっと詳しい調査結果を知りたい方はこちら
【転職活動でしんどかったことランキング】経験者500人アンケート調査
【調査概要】
調査対象:転職経験がある人
調査日:2021年2月26日~3月1日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性318人/男性182人)
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