ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#40>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『「結婚の意味がない」と言われ… 子ナシ・共働き夫婦の存在価値って<働く女性のお悩み相談室#39>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
結婚したいのに… 彼氏の母親が「毒親」!?
お悩み:お付き合いしている相手がいるのですが、彼の母親に猛反対されています。理由は私に「ステータス」が足りないから。彼は東大卒の起業家で、私も自分で事業をしていますが、出身大学や家柄が気に入らないそう… いわゆる子離れできていない毒親で、彼氏はもう39歳にもなるのに外泊するにも母親の許可が必要なんです。私は彼が好きで結婚したいですが、諦めるしかないのでしょうか。
彼、もう39歳なんですよね?
お母様が相当な曲者であることは確かですが、自分の彼女に対し「ステータスが足りない」などと暴言を吐かれても黙っていたり、言われるがまま外泊許可を求めている彼のほうにもかなり問題があるのではないでしょうか。
百歩譲って親子関係は人それぞれだと考えるにしても、彼の中で母親>相談者さんという図式ができあがっていることは間違いありません。
相談者さんがいくら好きで結婚したいと願っても、彼は母親の言いなり。交際自体に猛反対されている状態で結婚話が進むことはまずないと思います。
諦めるというより、相談者さんのほうから見切りをつけるのが賢明。
もし万が一、奇跡的に彼と結婚できたとしてもそこで終わりじゃないですからね。結婚式のこと、新居のこと、子どものこと… 永遠に母親から口出しされ続ける未来が目に見えています。
そして彼は毎回、妻ではなく母親の肩を持つわけです。そんな結婚生活が幸せだと思いますか?
結婚は、味方になってくれる人とした方がいい
「ステータスが足りない」などと言われたそうですが、ご自身で事業を立ち上げられた相談者さんは十分に立派な女性だと思います。
正直言って、むしろ心配なのは彼の方です。
お母様にとっては手塩にかけて育てた自慢の愛息子なのでしょうが、客観的にみればマザコン気質のアラフォー独身男でしかありませんよね。
それに、東大卒の起業家だそうですが、自分の母親ひとり説得できない人が顧客や社員、取引先から信頼を得られるものでしょうか。
わざわざ彼に固執しなくても、相談者さんには味方になってくれる男性が他に必ずいます。そして、そういう人と結婚した方が確実に幸せですよ!
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。