ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#41>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『外泊に母親の許可が必要…? 東大卒の彼を見張る「毒親」が怖い<働く女性のお悩み相談室#40>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
どう受け止める?「バツイチ子持ち」を隠していた彼
お悩み:アプリで出会った男性と結婚を前提にお付き合いを始めたのですが、1ヶ月が経ったある日、なんとバツイチ子持ちであることをカミングアウトされました。子どもは前妻が育てていて、毎月養育費を送金しているとのこと。本当に素敵な方だけにショックで… どうすれば良いか分かりません。
結婚前提で、とお付き合いを始めたにも関わらず、1ヶ月もの間「バツイチ子持ち」の事実を黙っていた彼… やはり少し卑怯に感じてしまいますね。
ただ、言い出せなかった彼の気持ちも理解はできます。
二人の出会いはマッチングアプリとのことで、お互いにまだよく知らない同士、信頼関係のない状態です。彼としては冒頭から「バツイチ子持ち」フィルターで見られたくないと考えてしまったのでしょう。
「未婚だ」などと積極的に嘘をついていた場合は話が別ですが… 今回のケースは、彼が相談者さんに好意を抱いたからこそ、嫌われたくない一心でなかなか言い出せなかっただけだと思います。
それに、1ヶ月という時間はかかってしまったけれど、彼は自らきちんと話してくれました。これは将来を真剣に考えているからこその誠意ではないでしょうか。
もちろん多くの女性にとって、相手の結婚歴や子どもの有無は結婚を考える際の重要な判断要素。正論を言ってしまえば「最初に教えてよ!」です。
ただ人間って誰しも完璧じゃない。どんなに素敵で尊敬できる人にも弱さはあるから。
失いたくないと思えば思うほど保身に走ってしまった… その小心さも含めて相談者さんが彼を愛せるかどうか。その点が最も重要かもしれません。
「バツイチ子持ち」相手でも幸せな結婚はできる
前妻との間に子どもがいて、毎月養育費の支払いをしている… 確かにこの状況は、客観的に見てマイナス要素ではあります。
けれど世の中には、バツイチ子持ちの男性と幸せな結婚をしている女性だって山ほどいますよね。逆に、文句ナシの経歴を持つ男性と結婚したにも関わらず、モラハラ化したり浮気を繰り返されたり、苦労を強いられている女性も数多くいます。
幸せな結婚生活を送れるかどうかを条件だけで図るのは難しい。その人次第だし、二人の関係性によるというのが現実なのではないでしょうか。
前妻との離婚理由は何なのか。子どもを含めどういう接点があるのか。養育費はいくらで、収入とのバランスはどうなっているのか …etc.
気になる点は洗いざらい聞いて、じっくり話し合って、相談者さんが彼と信頼関係を築くことができれば何も問題ないのではないでしょうか。
結婚するのは相談者さんです。周りや世間体に惑わされず、自分自身で納得のいく決断をしてくださいね。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。