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2021.03.10

遠距離恋愛が苦しい… アラサー女子が結婚を実現するために決意したこと〈実話でお届け〉

遠距離恋愛に悩むカップルは多く、会う時間も限られているため、なかなか結婚に発展しないことがあります。スイス人男性と結婚したリカさんもそのひとり。彼女はどうやって結婚まで叶えたのでしょう、〈アラサーライター エリの連載『国際結婚を叶えたアラサー女子』〉

アラサーライター エリ

【国際結婚を叶えたアラサー女子 #6】悩むより行動! スイス移住を決断したアラサー女子

こんにちは、ハワイ在住ライターのエリです。

外国人男性と結婚したアラサー女性のリアルなエピソードをお届けする『国際結婚を叶えたアラサー女子』シリーズ。

6話目となる今回は、日本に観光で来ていたスイス人男性と国際結婚したリカさんのエピソード。2人の間に立ちはだかった壁や乗り越えたと方法とは?

これまでの記事はこちら

スイス人男性と結婚したリカさんのエピソード|出会いのきっかけ

(c)Shutterstock.com

都内の外資系企業に勤めていたリカさんは、仕事を通して知り合った外国人男性からデートに誘われることがありました。

しかし、「素敵だな」と思う男性が現れても、「この人はあと数年したら母国へ帰ってしまう。真剣になるのは時間の無駄」といつも心にブレーキをかけていたそう…。

「年下のチェコ人男性と3年間遠距離恋愛をしていたのですが、彼の浮気が発覚して別れました。1年に1、2回しか会えず相手も寂しかったみたいで、『仕方ないか』と思う反面、将来一緒にカナダ移住を考えるほど大好きだったのでショックでしたね。遠距離恋愛の難しさを痛感し、『もう二度と遠距離なんてするものか』と心に誓いました」

こうした過去の苦い経験から、外国人男性とデートしても自分の気持ちに歯止めをかけてしまうのが癖だったと話す、リカさん。

とある夜に同僚(男性)と行ったバーで、日本に旅行中のスイス人男性、ダニエルさんと出会います。

1リットルのタワービールを豪快に飲む彼の姿を見て、リカさんが「すごい! 随分よく飲むね〜」と話しかけたのがきっかけで会話がスタート。旅行好きのリカさんはスイスに3度訪れたことがあり、スイスの話題で盛り上がります。

実はダニエルさん、リカさんがお店に入ってきた瞬間一目惚れ! 男性と一緒にいるのを見て、しょんぼり気分を盛り上げるために1リットルのビールを頼んだそうなのです(笑)。

そこから同僚とダニエルさんも仲良くなり、一緒に2軒目、3軒目へと楽しくはしご酒。深夜に帰宅したリカさんは、大事な物を紛失してしまったことに気付きます。

急いで一緒に飲んでいた同僚とダニエルさんに「見てない?」とメッセージを送信。すると、ダニエルさんから「大切な物なの? 今からお店に探しに行ってくる」との返信が。

リカさんは「そこまでしなくて大丈夫! 気にしないで」と返したにもかかわらず、彼は飲んでいたバー3軒に足を運び探しに行ってくれたのです!

彼の優しさに感動したリカさんは、お礼に東京を案内することに。水族館、公園、お花見、買い物、食事、と一緒に過ごす中で彼の人柄や考え方に惹かれる反面、「もうすぐ帰国してしまう。これ以上好きにならないようにしないと…」といつものごとく心にブレーキをかけていました。

電話中に不安な気持ちが抑えきれず…

(c)Shutterstock.com

ダニエルさんの帰国後も毎日のように連絡を取り合っていた2人。ある夜、不安な気持ちが抑え切れなくなったリカさんの感情は爆発!

私のこと好きだったら、大事だったらそばにいて欲しい。遠距離なんて私には絶対無理」と電話中に号泣。

言った直後に、『まだつきあってもいないのにこんな事言って重い女と思われただろうな。もうこの関係も終わりかな…』と後悔の念に駆られたリカさん。

しかし、ダニエルさんは躊躇なく「わかった。すぐ日本に行く」と即答。

大切な女性が日本にいる。日本で仕事を探す」とご両親を説得し、その2週間後に再び来日します。

観光ビザで滞在できる最長期間は3ヶ月。3ヶ月の間に、彼は就労ビザをサポートしてくれる企業を必死で探し始めます。ITエンジニアの彼は、外資系のIT企業に片っ端から応募。しかし、スキルや経験があっても、異国の地で就労ビザのスポンサーを見つけるのは容易なことではありません。

リカさんとの将来を考え、安定した収入が得られる企業にこだわっていた彼。結局3ヶ月の間にビザをサポートしてくれる希望の会社は見つからず、スイスへの帰国を余儀なくされました

ただ、リカさんと離れることは考えられず、帰国日直前に「一緒にスイスに来てくれないか?」とスイス移住を逆提案。

悩んだらまず行動!

(c)Shutterstock.com

リカさんは悩んだ挙句、「まずは、あなたの生まれ育った場所を見て、あなたのご家族と過ごしてみたい。答えはそれからでもいい?」と返答。その数ヶ月後に有給を取ってスイスに2週間滞在します。

「彼と一緒にいたいしスイスは好きだけれど、彼が住む街は知らなかったし公用語は全く喋れないドイツ語。また、離婚歴がある彼には9歳の娘もいて、彼女と上手くやれるかも不安でした。漠然とした不安要素ばかり並べても一向に答えが出なかったので、取り敢えず彼が住む街と家族に会えば答えが見つかるかな? と思い、実際に行ってみることにしました」

そして短期間ではあったものの、彼の実家に滞在して家族と過ごすうちに、「この家族とならやっていける」と確信したそう。ドイツ語しか喋れないお嬢さんとのコミュニケーションに苦労しつつも、彼女はリカさんの移住に大賛成。

帰国最終日前夜に意思が固まり、「スイス移住する」と答えを出しました。

ただ、「スイス移住=結婚」という訳ではなかったため、今度はリカさんが観光ビザで3ヶ月間スイスに滞在し、就労ビザのサポート先を見つけることになりました。

「キャリア志向の女性が多いスイスでは、結婚に捉われず、事実婚を選ぶカップルや長い交際期間を経て35~40歳で結婚するカップルが増えています。彼には、『結婚してほしい』ではなく『離れたくないから移住を考えてほしい』と言われましたし、私自身も結婚願望があまりなかったので、まずは自力でスイス移住できる方法を模索しました」

とても自立した考えのリカさん(私とは大違い…汗)。

しかし、「人材競争力世界一※」と言われているスイスで、永住権や就労ビザのないリカさんが仕事を見つけるのは一筋縄ではいきません。かなり悪戦苦闘し、『このまま私も帰国を余儀なくされるのか…』と諦めかけた頃、ダニエルさんから正式にプロポーズ。

交際から約1年で結婚しました

※スイスでは職業教育訓練制度(日本の高校にあたる)が充実し、大学に行かず18歳頃から社会人として働く人が多いとのこと(スイスの大学進学率は約20〜30%)。そのため、他国に比べてキャリアが長く熟練度の高い人材が多いと言われている。

リカさんが心掛けたこととは?

(c)Shutterstock.com

お互いの行動力が功を奏し、スイス−日本という距離や国籍を乗り越えた2人。

「過去のトラウマから恋に臆病になっていた私は、彼との真剣交際もスイス移住も不安でした。でも、常に誠実で言葉よりも行動で示してくれる彼を見て、『私も怖がらず真正面から彼と向き合おう』と決心しました」と語るリカさん。

行いは言葉よりも雄弁”ということわざ通り、彼の実直さと行動力がリカさんに伝わったんですね!

リカさんが心掛けていたこと&経験から学んだことはこちら。

◆悩む時間を行動する時間に変える!

不透明な不安要素を並べて悩むのは時間の無駄。答えは行動することで導き出される。

◆自分軸を持つ!

結婚はゴールではなくあくまでも通過点。他人と比べず行動することで、自分のために必要な行動がとれる。国際結婚や海外に住む上で、“自分軸”や“自律”は特に重要。

* * *

不確かなものに飛び込むのって勇気が入りますよね。特にアラサー世代になると、慎重になりすぎてつい気持ちより先に頭で考えがちに…。

しかし振り返ってみると、「あの時、勇気を出して行動してよかった」と思える経験、みなさんもあるのではないでしょうか。

人生の時間は有限。時にはじっくり考えることも必要ですが、不安という感情に支配されて答えが見出せない時は、「まず行動してみる」というのが一番の得策かもしれませんね!

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TOP画像/(c)Shutterstock.com

アラサーライター エリ

ハワイ、ホノルル在住。現地マーケティング会社にてホテルや大手ショッピングモールなどのPRに従事した後、独立。現在はフリーランスとしてPRや翻訳業務に携わる。趣味はヨガとカイルアビーチでカヤック。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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