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2021.03.05

うんざり… 悪口が止まらない人への最も効果的な対処法は?

2020年1番売れた会話の本『人は話し方が9割』の著者・永松茂久が贈る「また会いたい」と言われる、コミュニケーション美人になる、話し方のコツ。今回は、悪口好きな人や批判が趣味のような人との関わり方について。

人財育成JAPAN代表取締役 永松茂久

悪口は、言わない、聞かない、関わらない

(c)Shutterstock.com

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生きている以上、私たちは色んな人に出会います。

その中でも厄介なのが、

「悪口好きな人や批判が趣味のような人」

です。

おそらくあなたも、こういう人に頭を悩まされた経験はあると思います。

そうした人の話は、少しの間ならつき合えても、長時間続くと、さすがにうんざりしてきます。

そんな時は、さりげなく席を変えるのです。

「トイレに行く」などの口実でいったん席を離れ、戻ってきた時には、別の人の隣に座るのです。

ところが、二人きりで話しているなどどうしても、その場から離れづらいケースがあります。

その時は、愚痴や悪口を言うことを「あきらめさせる」のも1つの方法です。

悪口が止まらない人には「別の話を振る」

(c)Shutterstock.com

愚痴や悪口を言う人は、その話題で盛り上がることに快感を覚えます。自分が発したネガティブ発言に、周囲が呼応すればするほどエスカレートしていく。

その意気を削いでしまえば、自然と収まっていきます。

そのために、あえて「別の話題を振る」というのが、最も効果的です。「話が噛み合わない感じ」を、演出すればいいのです。

その場では愚痴や悪口から話をそらすことが目的ですから、天気や食べ物、芸能ニュースなど、他愛のない話題でかまいません。

これを繰り返していると、相手は、あなたのことを「愚痴や悪口に乗ってくれない、つまらない人」と認識するようになります。

そうすると、愚痴や悪口が早めに収まるだけでなく、その後、あなたには愚痴や悪口を言わなくなっていきます。

さらに、「別の話題を振る」ということ自体は小さなコツですが、結果的に、ネガティブ発言ばかりの人を遠ざけることができ、日常的な快適度が増します。

「全肯定」のために、波長の合わない人とはつき合わない

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こういうと、第1回でお話しした「全肯定」と矛盾するのではないか、と思われそうですが矛盾はしません。これも「全肯定」です。

自分が苦手と思う相手や空間にも、当然ながら人格や言い分があります。

それがあなたの人格や言い分とそぐわないから、「苦手だな」と思うのです。よくいう「波長が合わない人」というのは、こういう人のことを指します。

このような波長の合っていない人と無理に親しくしようとしたら、あなたはどうなるでしょうか。

自分を押し殺して相手に合わせることで、自分自身を否定することになります。

そうなのです。

波長の合わない人とつき合うのは、「全肯定」どころか自分自身を否定することにつながってしまうのです。

自分を押し殺してまで苦手な相手と話すくらいなら、あえて距離を置くことで、互いを尊重したほうがいいのです。

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TOP画像/(c)Shutterstock.com

永松 茂久(ながまつ・しげひさ)

株式会社人財育成JAPAN代表取締役。大分県中津市生まれ。「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で数多くの講演、セミナーを実施。「人のあり方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累積動員数は延べ40万人にのぼる。2020年1番売れた会話の本『人は話し方が9割』(すばる舎)をはじめ、著書多数。

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