【国際結婚を叶えたアラサー女子 #4】ハワイ旅行中に運命の出会い? 遠距離恋愛を経て結婚したアラサー女子
こんにちは! ハワイ在住、アラサーライターのエリです。
コロナ禍に見舞われてもうすぐ1年。海外旅行を恋しく思っている方も多いのではないでしょうか。私はとにかく日本が恋しい(涙)!
ところでみなさんは、旅行先で恋に落ちた経験はありますか? 旅先で出会った相手と恋人になれたらロマンチックですよね。それが自分の好きな場所に住む相手であれば、「結婚して移住するのもありかも」なんて夢が膨らんだり…!?
今回お届けする「国際結婚を叶えたアラサー女子」第4回目は、旅行中に出会ったアメリカ人男性と結婚したSさんのお話。彼女が出会ったのは、アラサー女子なら一度は行ったことがあるだろう、楽園ハワイ(住むには楽園でもないのですが… 笑)。
それでは、夢も人生の伴侶も一気に掴んだSさんのエピソードをご覧ください。
ハワイ在住、Sさんのエピソード|出会いのきっかけ
「いつかハワイに住みたいな〜」と思うほどハワイが大好きだったSさんは、大手金融機関で忙しく働く傍ら、年に一回はハワイを訪れていました。
そんなSさんに転機が訪れたのは、なんとハワイ旅行中だったとか。
「30歳目前に2年間おつきあいをしていた彼と別れてしまい…。傷心を癒すために大好きなハワイへ一人旅をしました。そこで出会ったのが今の旦那です」
大学時代にハワイへ短期留学をしていたSさん。旅行中、留学時代の友達が誘ってくれた地元民の集まりに参加した際、日系アメリカ人の男性Aさんと意気投合しました。たまたま3週間後に友達と東京旅行を予定していた彼に、「東京の情報を色々と教えて欲しい」と言われ連絡先を交換。帰国した後も連絡を取り続けていました。
当時東京に住んでいたSさんは、Aさん達に東京を案内することに。出会った瞬間からお互い好印象を持っていた二人の距離は、2日間の東京観光の中で一気に縮まります。
遠距離恋愛に終止符を打つために取った大胆行動とは?
Aさんがハワイに戻った後も頻繁に連絡を取り続け、いつしか顔を見ながらゆっくりテレビ電話をするのが週末の恒例に。
そんな状況が3ヶ月ほど続いた頃、Aさんがサプライズで来日! 「彼女になってほしい」と告白され、正式な恋人同士になりました。
その後、有給が取れる範囲でSさんがハワイに行ったりAさんが日本に来たりと、お互い協力し合いながら順調に絆を深めていった二人。そんな関係を後押ししたのは、Sさんのご両親だったとのこと。
「彼が私の実家、長野まで一緒に来てくれたことがあるのですが、私の両親が国籍の違う彼をとても気に入ってくれて。特に、歴代の私の彼氏にかなり厳しい評価をつけていた母が、異様に彼を褒めていたんです。国籍関係なく、真面目で誠実な彼の人柄が両親にも伝わり嬉しかったです」と語るSさん。
「両親が応援してくれるのであれば怖いものはない」と思ったSさんは、一歩前進するために自ら行動を起こすことを決意。
大手金融機関に勤めていた彼女でしたが、遠距離恋愛に終止符を打つため勤めていた会社を退職。1年間ビザをサポートしてくれる会社を発見し、交際から約8ヶ月後に彼の住むハワイへと旅立ったのです!
最後にひと押ししてくれたのは彼のご両親
Sさんのハワイ移住と同時に同棲生活がスタート。いきなりの同棲でぶつかることもありましたが、どんな時でもコミュニケーションを怠らず強固な信頼関係を築いていった二人。
気付けばあっという間に1年が経とうとし、Sさんの帰国日が迫ります。そんな中、のんびりハワイアンタイムの彼は、あまり結婚を意識していない様子。「私達どうなるのだろう…」という不安を拭ってくれたのは、ハワイに来てから毎週のように顔を合わせていた彼のご両親だったとか。
「のんびりしてないで早く結婚しないとSが帰っちゃうよ。あんな素敵な女性には二度と出会えないから早く決めなさい!」と息子の背中を押してくれたそう。
「旦那は日系4世なのですが、旦那の曽祖父母〜祖父母世代は日本からお嫁さんを迎え入れていた時代。そんな背景もあってか、家族と親戚一同(親戚はなんと総勢60人以上もいるそう!)は日本から来た私のことを初対面から歓迎してくれて、結婚を報告した時はとても喜んでくれました」
※人口の4割以上が日系移民と言われているハワイ。その歴史的背景には興味深い逸話も。日本からハワイへ渡った日系一世の多くは、写真お見合いで日本からお嫁さんを迎えていたとか。写真一枚を頼りにハワイへ嫁いだ女性たちは「ピクチャーブライド(写真花嫁)」と呼ばれ、過去2万人以上の花嫁が日本から渡航したと言われているようです。
遠距離恋愛を成功させるために心掛けたこと
お互いのご両親の応援もあり、晴れて結婚することとなったお二人。遠距離成功の秘訣は、こまめなコミュニケーション、信頼、そして時には積極的になることだと語るSさん。
「いつも受け身の私でしたが、今回は自ら行動を起こしました。会社を辞めてハワイに行き、いきなり同棲をするなんて、普段の私だったら考えられない行動。ただ、この行動があったからこそ今があると思うと、あの時勇気を出して本当に良かったと思っています」
そんなSさんが心掛けたことはこちら:
・遠距離に駆け引きは不要。信頼残高を増やす行動をとる
・大切なのは会う頻度ではなくコミュニケーションの質
・相手の親とも仲良くする
・この人! と思ったら自ら行動
* * *
いかがでしたか? 最高のパートナーと共に「ハワイに住む」という夢も叶えたSさん。
人生において、運命の相手とはいつ、どこで出会うかわからないものですね。遠距離恋愛は想像以上に大変だと思いますが(コロナ禍の今は特に…)、お互いの行動次第では普通の恋愛以上に強い絆を結べるのかもしれません。
またどんな恋愛でも、相手のアクションを待つのではなく自ら行動を起こした人が最後に幸せを掴み取れるのだな、と改めて感じました。
「傷心旅行で運命の相手に出会うなんて映画みたいなこと、私にはあるはずない!」と思ったそこのあなた、もしかしたら次の旅先で運命の相手に出会うかも!? 旅行中は気分が高まっているため恋に落ちやすいとも言いますしね。
まずは、自由に旅行できる平和な日々が一刻も早く来ますように…!
TOP画像/(c)Shutterstock.com
アラサーライター エリ
ハワイ、ホノルル在住。現地マーケティング会社にてホテルや大手ショッピングモールなどのPRに従事した後、独立。現在はフリーランスとしてPRや翻訳業務に携わる。趣味はヨガとカイルアビーチでカヤック。