【目次】
・「嫌悪感」の意味や使い方とは?
・「嫌悪感」を抱かれやすい特徴って?
・「嫌悪感」の類語や対義語にはどのようなものがある?
・「嫌悪感」の英語表現とは?
・最後に
「嫌悪感」の意味や使い方とは?
周りの人に「嫌悪感」を抱いたことはありますか? 生活をしているとどうしても「嫌だなぁ…」と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。今回はそんな「嫌悪感」の正確な意味から、「嫌悪感」を抱かれやすい人の特徴までたっぷりとご紹介していきます。
◆「嫌悪感」の意味
「嫌悪感」とは、「人や物に対して感じる強い不快感」を意味します。読み方としては、「けんおかん」です。「けんあく」(険悪)と区別しましょう。苦手な人と関わりたくないという気持ちや、嫌いな物をできるだけ遠ざけたいという気持ちがまさに「嫌悪感」です。
◆「嫌悪感」の使い方は?
「嫌悪感」という言葉はどのような使い方が正しいのでしょうか? 一般的な言い回しとしては、「嫌悪感を覚える」、「嫌悪感しかない」、「嫌悪感を抱く」といったものが挙げられます。
また、「嫌悪感を感じる」という表現を二重表現のように感じ、違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。確かに、「感」に「物事に接して生ずる心の動き」という意味があって「〜感じ」という意味で使われているため、「感じ」と続けることで二重表現になってしまうというのも正しい見解です。
しかし、実際に「嫌悪感を感じる」と使用している人も沢山いて、一概に誤用だとも言い切れないというのが現実です。そのため、賛否両論な表現は避けて、「嫌悪感を覚える」「嫌悪感を抱く」「嫌悪感がある」などで代用するのが無難でしょう。
「嫌悪感」を抱かれやすい特徴って?
人から「嫌悪感」を抱かれやすい言動には、特徴があるのをご存知ですか? 次の3つの特徴を押さえて、普段から気を付けるようにしましょう。
1:自己中心的な発言が多い
いわゆる「自己中」な人は、相手のことにまで考えが及ばず、嫌悪感を抱かれやすいです。世界は自分中心に回っているんだ! と錯覚しているような言動が、相手をイラつかせてしまうのは当然。自分勝手な態度は、周りの人たちに「あまり関わりたくない…」と距離を取らせてしまいます。一緒にいると不快な思いをする可能性も高く、嫌悪感を抱かれるようになるのでしょう。
2:マナーを守れない
マナーを守れないというのは、どんなに親しい関係性だったとしても相手との信頼関係を壊しかねません。例えば、電車内で堂々と電話をする、歩きタバコやスマホをする、仕事中なのに携帯でSNSを見ている、共有スペースを占領するといった行為は、周りの人を不快にさせてしまいます。
こうした態度は、自分のことしか考えていないような人間性が現れた結果です。嫌悪感を抱かれるだけでなく、できるだけ関わらないでおこうと思ってしまいかねません。
3:清潔感がない
外見的な特徴としては、清潔感がない人です。不快なにおいがしたり、髪がぼさぼさであったりする人は、生理的に無理だと思われてしまっても仕方ありません。お風呂に入る・歯を磨くといった、人間としての最低限のマナーをないがしろにしていると、周りの人から嫌悪感を抱かれてしまいます。
また、過剰に太っている人も要注意です。社会人になると、太りすぎは自己管理能力不足と捉えられてしまう可能性があります。仕事に対してもだらしない人だと思われることがないように、ある程度のイメージアップのためのダイエットを考えましょう。
「嫌悪感」の類語や対義語にはどのようなものがある?
ここからは「嫌悪感」の類語や対義語を知って、より理解を深めていきましょう。
1:類語「不快感」
「不快感」は「不愉快に思う気持ち」のことです。「嫌悪感」と同様に、「○○感」となっており、人が抱く感情だと分かります。言い回しとしては、「不快感をあらわにする」「不快感を募らせる」などが挙げられます。
2:類語「忌避」
「忌避」とは、「きらって避けること」を指します。人は嫌悪感を抱いた相手を避けやすいですよね。そのような避ける行為を「忌避」と表現できます。「忌避する」と動詞としても用いられる言葉です。
3:対義語「愛好」
「愛好」という言葉は、「そのことが好きで好むこと」を意味します。嫌いな気持ちである「嫌悪感」と正反対なのは、まさに好きな気持ちである「愛好」だと言えるでしょう。一般的に「愛好家」といった表現で用いられます。
「嫌悪感」の英語表現とは?
「嫌悪感」は英語でどのように表現できるでしょうか? まずは、「嫌気・いとわしさ」を意味する「disgust」です。「deverop a feeling of disgust」や「feel disgust」といった文章で、「嫌悪感を抱く」という意味を表すことができます。次に「hate」(嫌う)という動詞です。「like」の反対である「hate」で、「嫌悪感を抱く」ことを表すことができます。
最後に
いかがだったでしょうか? 「嫌悪感」の意味や言葉の使い方、さらに「嫌悪感」を抱かせてしまう特徴などについてみていきました。相手に嫌悪感を抱いてしまうのは仕方ありません。彼らを反面教師に、自分が人に嫌悪感を抱かせないように注意しましょう。
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