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LIFESTYLE

2021.02.07

みんなやってるかも… 冷蔵庫の【電気代節約】にはアレがNG!

コロナ禍で家にいる時間が増え、電気代について気になっている人も多いのでは。そこで、電気代の節約のコツを、延長保証制度の設計・運営を行うテックマークジャパンで働く家電のスペシャリスト・本多宏行さんに教えていただきました! 今回は、キッチン編。

コロナ禍で役立つ! 部屋ごとの節約ポイント(キッチン編)

リビングにおける節約術はこちら>>勘違いしがち! 暖房は「ちょっと外出」で電源を切るor切らない… どっちがお得?

洗面所・トイレ・浴室編の節約術はこちら>>勘違いしてない!? お風呂の節電になるのは…【追い炊きvs足し湯】どっち?

■冷蔵庫

まず冷蔵庫で一番気をつけたいことは、外気の進入。冷蔵庫内の温度が上昇すると、設定温度へ下げるために電力が必要になります。そのため、ドアの開閉回数を少なくし、開閉時間を短くすることが大切。

別売で購入することになりますが、冷気カーテンを利用するのもひとつの手! 外気進入の低減に貢献してくれます。

また、冷蔵庫内に食品類を詰め込みすぎている人も多いのではないでしょうか。コロナ禍で買い物の回数を減らすためにまとめ買いをしている人もいると思いますが、あまりたくさん詰め込みすぎてしまうと、冷風の循環に支障をきたします。

冷風を循環させて庫内温度を調整しているので、正しく循環ができなくなると、庫内温度を調節する機能が動作を繰り返して無駄な電力を必要とすることになってしまうのです。

■IHクッキングヒーター

加熱調理で欠かすことのできない「熱源」を大きく分ければ、ガス方式とIH方式の2種類。

すべてのガスコンロが乾電池式とは限らず、家庭用電源を用いて点火している場合もあります。しかし、やはり電気代のロスポイントを考えると、IHクッキングヒーターの使い方が大切。

(c)Shutterstock.com

調理をする際、鍋底が濡れていたり、IHクッキングヒーターのトッププレート(調理器具を置くところ)に水滴などが付着していたりする場合は要注意。水分が蒸発するまでに余分な電力を使いますので、しっかり拭き取ってから加熱しましょう!

また、加熱後の調理器具自体の熱を予熱として利用するのも効果的。加熱された調理器具をすぐにタオルなどで包み込み、一定時間放置すれば、IHクッキングヒーターの保温機能を利用しないため電力を抑えることが可能。

その他にも、取扱説明書に節電術が記載されている場合がありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

■換気扇

一方で、節電のために調理臭を我慢している方もいるのではないでしょうか。ガス方式/IH方式を問わず、新鮮な空気を供給することが重要。特にガス方式であれば最悪の場合、一酸化炭素中毒の恐れもあるため正しく使いましょう。

調理を開始するとレンジフードが連動して換気風量を調節してくれる機能のある製品は、無効とせずに必ず利用を。多種多様の使用環境がプログラムされていますので、任意運転させるよりも圧倒的に電力を抑えることができます。

さらに、ファンモーターの汚れを自動で清掃する製品も増えてきましたが、定期的に清掃することをおすすめします。頑固な油汚れが付着してしまうと、ファンモーターの回転を妨げ、余分な電力を使うほか、故障の原因になることも。

■炊飯器

IHなどの電気炊飯器でご飯を炊くときは、炊く時間帯にも注意してみましょう。契約している電気料金プランに電気代の高くなる時間帯があるかもしれません。その時間帯を避けるように炊飯タイマーをセットすれば、電力を抑えることが可能です。

(c)Shutterstock.com

■食洗機

電気食洗機の乾燥機能は、電気代の安くなる時間帯で利用するとベスト。電気代の高くなる時間帯で利用する場合は、乾燥機能をOFFにするのも節電方法のひとつです。

■電子レンジ

電子レンジの庫内はこまめに掃除し、汚れを落とすようにしましょう。食材のカスなどが付着していると、電波が乱れて余分な電力を使っている可能性もあります。また、食材カスは炭化して最終的に破裂したり発火したりなどの故障の原因にもなります。

情報提供/テックマークジャパン株式会社

トップ画像/(c)Shutterstock.com

教えてくださったのは… テックマークジャパン株式会社 本多宏行(ほんだ・ひろゆき)さん

1999年テックマーク入社。大手自動車ディーラーでのメカニック経験を活かし、自動車から家電、PC、ガス製品を含む住宅設備機器に至るまで、幅広く修理精査業務を手がける。家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を取得。現在、延長保証の対象製品の修理精査業務を行いながら、故障を未然に防ぐための正しい家電の使い方などを分かりやすく解説するなどの活動も展開している。

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