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2021.01.21

男性不妊の手術… 当日に必要なもの&妻の心境<30代の不妊治療vol.28>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.28。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、夫の精索静脈瘤の手術当日の私の気持ちと、入院に必要な持ち物についてのお話。

夫の手術に付き添う私の心境、入院に必要な持ち物って?【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、総合病院への転院を決断したポイントについてのお話をお届けしました。今回は、夫の精索静脈瘤の手術当日の私の気持ちと、入院に必要な持ち物についてのお話。

緊張が高まる手術当日の朝

忘れ物常習犯のガサツな私と、要らないものまで持ち歩く心配性な夫。2018年の秋、夫が男性不妊の原因のひとつであると言われている「精索静脈瘤」の診断を受け、その年の冬に手術を受けた当日のお話です。

手術前日の夜は21時から食事NG当日朝は7時からは飲み物もNG。健康診断とさほど変わらない程度の状況ではあったものの、やっぱりすごい緊張感でした…。ほとんど眠れないまま、当日の朝を迎えた私。

8時半に病院へ到着し入院手続きを済ませました。案内された病室には手術着と名前や生年月日が書かれたバーコード付きのリストバンドが用意されていて、着替えが終わると、夫の腕にはすぐに点滴が入れられることに。

夫は「いよいよって感じがするなぁ…」と妙なテンション。

その横で私は入院関係の書類や手術の同意書などにサインをしたり、印鑑を押したり…。「前日までにやっておけよ!」とツッコミたくなるような事務作業を突貫工事でこなし、ギリギリセーフで無事に提出。こういうものは帳尻合えばすべてよし!

看護師「手術は13時ごろからになりますから、お部屋でゆっくりしていてくださいね」

まだ9時半。ここから長い1日のはじまりです!

精索静脈瘤の手術のなかでも再発率が最も低い「顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術」

(c)Shutterstock.com

実は「精索静脈瘤」の手術方法って、種類がいろいろあるのだそう。夫が受けたのは「顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮(けっさつ)術」という再発率が一番低く重篤な合併症の可能性も低い手術法でした。これはあとから知ったのですが、この顕微鏡手術は高度な技術が必要で、経験豊富な執刀医は日本では少数らしいです。

精索静脈瘤の手術を受けるときの病院選びは、入院や麻酔の有無、費用面の比較だけでなく、どういう手術方法が選べるかについても聞いてみるといいかもしれません。

夫の執刀医である男性不妊専門医・I先生からは「心配しないで大丈夫だけれど、何かあったときのために、奥さんはご主人の手術中、必ず病室で待機していてください」と言われました。

この日は、仕事を完全にお休みしていたし、もちろんそのつもりではあったけれど、ひとりで付き添う私にはプレッシャーです。何かあったときなんて、考えたくもない…。

高齢で、遠方に住んでいる夫の両親に心配させるのも… と思って、私からは何も話していなかったのですが、この時ばかりは「やっぱり義理母にも来てもらえばよかったかな…」と少し後悔しました。

入院当日の持ち物や手術の直前に準備したもの

個室しかない病院だったので、差額ベッド代(これが案内されたなかで一番リーズナブルな部屋なんですけど1泊2日で7万円もした!)がけっこう痛いなぁと思いました。が、一生に一度(であってほしい!)の夫の入院。なんだかんだプライベートがしっかり守られた空間は、とてもリラックスできました。

夫が入院した総合病院では、スリッパや電気ポット、うがい用のコップやタオル、洗面台にはドライヤーや石鹸類まで、備え付けのものがありました。ビジネスホテル並みの充実したアメニティ!

もちろん病院にもよると思いますが、私たちが、入院当日に実際に持参したものといえば、翌日の着替えの服と下着の予備を持っていく程度だったのでラクチンでした。

あと、お部屋では無料のインターネットも使えたので、ノートパソコンも持参。夫はなぜか勉強中のテキストやノートとかも持って行ったけれど、たった1泊の入院なので出番はありませんでした(汗)。

手術まで少し時間があるということで、夫婦で会話をしていると、看護師さんから夫へまさかの指示が…。

次回は、手術前に夫がした恥ずかしい作業のお話をお届けしますね。

これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。

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