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2020.11.20

大人なら知っておきたい!「恭しい(うやうやしい)」の正しい意味や使い方とは? 用いる際の注意点や類語までまとめてご紹介

「恭しい」とは、「うやうやしい」と読み、相手を敬うときに使われる言葉です。目上の人に対して使う言葉ですが、正しい意味や使い方を理解している人は意外と少ないもの。本記事では、「恭しい」の正しい意味や使い方、類語や用いる際の注意点を解説します。

【目次】
「恭しい(うやうやしい)」の意味とは?
「恭しい」の使い方を例文でチェック
「恭しい」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
「恭しい」を使う時の注意点について
「恭しい」の英語表現とは?
最後に

「恭しい(うやうやしい)」の意味とは?

日常生活ではなかなか用いる表現ではないですが、「恭しい」は、「相手を敬う」そして「丁寧である」といった意味を持っている言葉です。本記事では、「恭しい」の正しい意味や使い方から、用いる際の注意点や類語まで、ご紹介していきます。

(c)Shutterstock.com

まず、「恭しい」とは、どんな意味なんでしょうか? 確認していきましょう。

◆恭しいの意味

「恭しい」は、「うやうやしい」と読みます。「相手を敬って、礼儀正しく丁寧である」という意味。後ろに続く動詞などが、相手を敬った丁重な状態であることを説明する言葉です。神仏に使うことも多いくらい、相手を敬う気持ちが高い表現。そのため、誰にでも無難に使えるわけではない点に注意が必要です。

◆使える相手

先述した通り、相手を敬う気持ちが高い表現ですので、目上の人や神仏に対する行動に使える表現です。うわべだけではなく、心から相手を敬っている様子を表し、主に第三者の行動や態度を説明する際に用います。

「恭しい」の使い方を例文でチェック

実際の例文を用いて、「恭しい」の使い方をチェックしていきましょう。

1:「恭しい態度で望みなさい」

「相手を敬って、礼儀正しく丁寧である」という意味で用いられる表現です。

2:「社長は来賓を前にして、恭しく頭を下げた」

「恭しい」は、目上の人の行動や態度を説明する際に、強い敬意をもって用いられる言葉です。神仏や大事な方に対して、畏れ多い気持ちや心からの敬意を込めて、頭を下げるという意味です。

3:「先生の保護者に対する態度は、恭しげである」

「恭しい」という言葉から派生し、体言化した「恭しげ」や恭しいさまを指す「恭しさ」などといった使い方もできます。

「恭しい」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

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「恭しい」の類語や言い換え表現も、あわせて覚えておきましょう。

1:「謹んで」

「謹んで」は、「つつしんで」と読みます。「敬意を示して恭しく行動する様子」という意味。ビジネスシーンでは、よく用いられています。「謹んでお慶び申し上げます」や「ご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します」などと、定型文のように使われるため「恭しく」と言い換えることはありませんが、意味の上では類語と言えるでしょう。

2:「畏み」

「畏み」は「かしこみ」と読みます。「畏む」の連用形で、「対象を恐れ多く思って敬う様子」を表す言葉。「恭しい」と同様に、神仏に対してよく使われます。例えば、神へ唱える祈りの言葉、すなわち神道の祝詞にも「畏み畏みも白(もう)す」という表現があります。

「恐れ多い神様へ、畏敬の念を持って申し上げます」という意味。このように、古風な表現のため、日常的に使うと違和感が生じる可能性があります。ですので、類語ではありますが「恭しい」を言い換える言葉として使うには向いていないでしょう。

3:「遠慮深い」

「遠慮深い」は、「えんりょぶかい」と読みます。「他人に対する態度や言動が非常に控えめである、たいへんつつましい」という意味。謙虚さを含んだ言葉です。心から相手を敬っている様子を表し、主に第三者の行動や態度を説明する「恭しい」の類語であるといえます。

「恭しい」を使う時の注意点について

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相手を敬う気持ちがたいへん高い表現ですので、使う際には注意が必要です。ここでは、3つの注意すべき点について解説します。

1:立場が近い人には使用しない

立場が近い人を対象にして使用すると「大げさすぎる」と違和感や滑稽さを感じさせる可能性があります。それほど立場が離れていない目上の人には「恭しい」よりも、もう少しカジュアルな印象を与える敬語が望ましいでしょう。「丁寧に」という言葉でも言い換えることができますよ!

2:催促や注意には使わない

「恭しい」は、相手を敬ったり恐れ多いと思う気持ちから自然と取る行動を表す言葉。相手に礼儀正しくするように催促したり、注意する際に使うのは適切ではありません。

3:自分に対して使わない

「恭しい」は、第三者の視点から、誰かが上位の人に対して敬意のこもった態度を取る姿を表す言葉であるため、自分が「恭しくした」という使い方はできません。

「恭しい」の英語表現とは?

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英語では、「respectful」と表現されることが多いです。「尊敬できる」という意味の「respect」に、「いっぱい、~に満ちた」という意味を表す接尾語「ful」を加えた形容詞です。「礼儀正しい、ていねいな」「(〜に)敬意を表する」といった意味を持っています。

最後に

目上の人や神仏に対する丁寧な行動・状態を表現する「恭しい」は、立場が近い人に使うには、仰々しくてふさわしくありません。正しい意味を理解して、誤用をしないよう気を付けましょう。カジュアルに言い換えるときは「丁寧に」という言葉に置き換えることができますので、合わせて覚えておくと便利ですよ!

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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