1:「やっぱり独身の彼氏はいいね♡」
「飲み会で知り合った年上の彼女がいましたが、話の端々から元彼が既婚者だったんじゃないかと疑っていたんです。決定打になったのは、年末年始の予定を彼女と相談していたLINEで『やっぱり独身の彼氏はいいね♡ 年末年始にも普通に会えるし♡』って書かれていたことですね。
それで、ああやっぱり… って思ったし、その文面を読んだ瞬間に、彼女への気持ちがスーッと冷めちゃって…。不倫をする子は僕のポリシーとして付き合いたくないので、それから気持ちが冷めちゃって結局、それから数週間後に別れました」(35歳男性/専門職)
不倫をしていた女性は、既婚彼氏と独身彼氏を無意識に比べてしまいがち。うっかりそんな本音をLINEで送った瞬間、彼に過去が知られてしまいますよね。
2:「好きになった人に、たまたま奥さんが居ただけでしょ」
「社内恋愛をしている彼女と、社内不倫の噂がある同僚についてLINEをしていたら、その子がやけに不倫をしている同僚女子のことを庇っていました。
僕は不倫は絶対NGなんですけど、彼女は『好きになった人に、たまたま奥さんが居ただけでしょ』とか『不倫する女子のほうだって、なかなかしんどいと思うよ』とかって、批判的な意見を言っている僕との温度差がすごくて。
そんなやりとりを通じて、彼女自身も不倫経験者なんだろうってピンときましたね。後日、さりげなく聞き出したら数年前に前職の関係で上司と不倫していたって打ち明けられました…」(36歳男性/IT)
不倫をしたことのある女性ほど、不倫している人に肯定的な意見を言いがちな面も。不倫を擁護する発言が目立つほど、疑惑が深まって無理はありません。
3:「慰謝料の支払いが残っていて…」
「元カノと将来をLINEでしていたときに、結婚するにあたってお互いの収入や貯蓄の話題になったんです。すると彼女からのLINEに『慰謝料の支払いがまだ終わっていなくて、あと30万円残ってるの』と書かれていて、びっくり。
最初は、事故かなんか起こしたのかなって思ったのですが、なんて返事をすべきか迷っていると、続けて彼女から『でももう3年も前のことだし、相手とは縁が切れているから安心して』と…。それを読んだ瞬間、これは男女問題の慰謝料だなって悟りましたね。
後日、彼女に詳細を聞くと、以前の職場で取引先の男性と不倫関係にあり、妻バレして慰謝料を分割で支払っていると教えてもらいました。聞いた直後はショックでしたし悩みましたけど、本人がとても反省していたので、過去のことは水に流し、彼女の支払いが終わったら結婚をしようかなと考えています」(34歳男性/製造)
過去の不倫の代償を支払っていることで、不倫を終えた後にも影響を受け続けている人も珍しくありません。新しい彼と幸せな家庭を築くにあたり、過去が邪魔をしてしまう典型でもあるでしょう。
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「自分の彼女が、過去に不倫をしていたらイヤだ」と考えている男性も多いので、不倫経験が知られると同時に、関係に暗雲が立ち込める話は少なくありません。ちょっとしたLINEから不倫の過去が知られ、修羅場を迎えるカップルもいるようです…。
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。