ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#13>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『体じゃない疼き… 昔のオトコと婚外恋愛中の妻。デートが断れない理由は?<働く女性のお悩み相談室#12>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
抱く気もない癖に、旅行に誘ってくる夫
お悩み:夫と完全セックスレスです。もはや触れ合うこともなくなりました。それなのに海外旅行に誘ってくる夫の神経がわかりません。レスを解消しようとすると「体調が悪い」などと言ってあからさまに避けられるし…。夫婦でいる意味があるのか? 離婚も考えています。
以前セックスレスを題材にした小説を書いたことがあり、その際「レスだ」という男女複数に取材をしました。
そこでわかったことの一つが、悩んでいるのは「レスられ側」だけで「レスる側」はいたってノー天気だということ。
考えてみればそうですよね…。「したくない」もしくは「しなくてもいい」から行為に及ばないわけで、本人には悩む要素がないからです。
「レスる側」はそのノー天気さゆえ、パートナーの不満に気づいていない場合も多々…。自分がその気にならない=相手もその気がない と都合よく思い込んでいるようなんです。
おそらく、相談者さんの夫もこのパターンではないかと思われます。
ノー天気だからこそ、悪びれもせず「旅行に行こう!」などと誘ってくるんですよね。
どういう神経という以前に深く考えていないんです、きっと。
レスになった男女は夫婦でいる意味がない?
取材時に確信したことがもう一つあります。
それは、愛情の有無と夫婦生活の有無は必ずしも一致しないということ。
愛も夫婦生活もある結婚が幸せであることは間違いないですが、レス=愛がない、レス=不幸 と決めつけることはできません。逆に夫婦生活があったって愛のない夫婦も存在しますしね。
なので、レスだからって夫婦でいる意味がないとか、夫婦として不完全などと言うのは画一的な価値観による偏見ではないでしょうか。
そもそも性行為そのものに、夫婦の価値を決めるほどの力があるとも思えませんし…。
しかしながらこれは、夫婦の両方がレスに納得している場合の話です。どちらか一方でも現状に不満を抱いているなら、やはり解決すべき問題として向き合わないわけにいきません。
ただ非常にセンシティブな話題ゆえ、議題に上げると余計に関係を拗らせる可能性もあるのがこの問題の難しいところ。特に男性は、女性から正面切って性の問題をぶつけられると萎える性質を持つようなので…。
しかしそれでも「私、満足してないよ」というアピールくらいはしていいと思うし、するべきではないでしょうか。
まずは妻の不満に気づき、自ら行動に移してくれることを期待して。
しかしアピールに気づいてもなお無視されるとか、改善の意志が見られない… という場合は、離婚検討もやむなしと思います。
レスであることはもとより、夫婦の問題に向き合う気がないパートナーとは一緒に生きていけないですもんね。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。2015年から軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて予約受付中。