妊活は夫婦2人でするもの! 夫がいてくれて良かった…【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、積極的にステップアップを勧めてくる先生に私が翻弄される話をお届けしました。今回は、診察結果に落ち込んでいた私を助けてくれた夫との会話について。
◆沈む私とドヤ顔の夫
フーナーテストで全死滅と診断され、医者に打開策を話されても何も言えなかった私。あぁ、私がヒヨって腰を抜かしたと思ってるんだ、旦那は。それとも全死滅にやっぱり動揺しているのかな。死滅は強烈だもんね。私の卵巣年齢が夫の実年齢を超えていたなんて。大きな衝撃を受けて診察室を出ると、夫はなぜかドヤ顔。エレベーターに乗って、2人になったところで…。
夫「フーナーテストの結果が悪くても、自然妊娠できないわけじゃないことを知ってるんです、僕は」
私「…ハァ?」
待合室のときと、ぜんぜんテンション変わってない。またしても専門家気取り。ここは落ち込む場面では?! 激しい温度差…。どこから来るんだろう、その自信…。
夫「キミがあんなに薬を嫌がっているのに。僕らは、お金の説明を聞きに来たんじゃないんだよ。あの医者は優秀なのかもしれないけれど、合わない!」
私「ただ、私のAMHが…」
夫「AMHは去年の時点でわかっていたこと。問題ないことは確認済み。医者はあの人だけじゃないんだから。前に話していた総合病院へいこう。それで別の医者の話をききたい」
◆ひとりじゃツラかった… 夫が味方でいてくれて良かった
今回の総合病院は、プレ妊活のときに検討していたなかのひとつでした。当時、電話をしてみたら、初診の予約が2ヶ月待ちと言われてしまい、スグに検査をしたかった私たちの候補から漏れてしまったのです…。
エレベーターを降りると、即座に病院へ電話をかける夫。その背中を見ながら思いました。もし、ひとりぼっちでクリニックに来ていたら…。私はちょっとツラかったかも。
夫「3週間後の○月×日なら空いてるっていうから予約したよ。この日を逃すと、けっこう先になるみたいだから、都合つけよう。あと、今持ってる検査結果は全部持ってきてくださいだって。ここで受けた検査も無駄じゃなかったよ。それと必ず夫婦で来てくださいって」
私「ありがとう」
ありがとう、味方でいてくれて。妊活は、目の前に敵がいるような戦いではないけれど。夫の行動力の高さと、いい意味での共感力の低さに助けられました。
夫「焼肉いくぞ。ルーティンは守らないと」
私「うん」
思えば私たちの結婚生活は、いつでもアナタが手をひっぱってくれていたね。「妊活は2人でするものだから!」と、はじめのスタンスから全くブレない夫のおかげで、マイナス方向へ振れそうになった私の心が、スッといつもの定位置に戻ってきた感じがしました。
次回は、総合病院のリプロダクションへ行ったお話をしたいと思います。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。