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2020.10.29

総合病院の不妊外来とレディースクリニックの違いは?<30代の不妊治療vol.16>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.16。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、総合病院のリプロダクション(不妊外来)へ行ったお話。

予約3週間待ち… 総合病院のリプロダクション【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、診察結果に落ち込んでいた私を助けてくれた夫との会話の話をお届けしました。今回は、総合病院のリプロダクションへ行ったお話。

◆星付きレストラン並みの人気ぶり! 予約がとれない総合病院のリプロダクション

(c)Shutterstock.com

運動嫌いで、もやしっ子ボディな私とメタボを恐れて筋トレに励む夫。レディースクリニックのフーナーテストで全死滅という衝撃の結果を言い渡された私たちは、別の医師からも治療方針の意見を聞こうと総合病院のリプロダクションセンター(不妊外来)へ向かいました。

毎年受けてる人間ドックでもお世話になっていた、勝手知ったる近所の総合病院。今までどの科も予約なしですぐに診察してもらえるのですが、リプロダクションだけは初診完全予約制でした。

夫はだいぶ前から「何かあったらここでセカンドオピニオンをとる!」と決めていたそう。

「病院の予約に3週間待ちって! なんだかミシュランの星付きレストランみたいだよね」

なーんて、妙な話をしながら向かった総合病院。同じ不妊治療を専門にしている医療機関といっても、近所のクリニックとはぜんぜん雰囲気が違ってました。

◆予約してるのに2時間待ち…?! 大混雑の待合室

(c)Shutterstock.com

待合室に腰かけていたのは、ざっと20人…、いやそれ以上いたかもしれません。私たちが予約したのは、平日の9時でした。

受付をすると、予約していても治療内容によって優先順位が違うので、診察時間はなかなか読めないと言われてしまいました。

受付スタッフ「おそらく2時間くらいはかかると思いますよ」
「あっぶね… 今日仕事を全休にしておいてよかった」

診察時間が近づくとメールでお知らせしてくれるサービスがあり、私はさっそく登録を済ませました。

◆男性患者が多い! 診察する医師も半分くらい男性

(c)Shutterstock.com

さすがに病院の待合室で2時間潰すのはキツいので、夫と近くのカフェでお茶をすることに。

「来てる人、男性が多かったね。びっくりしたー」
「全体的に、年齢層も高い気がしたよ。本気度が一段アップしてるような雰囲気だったね」

夫が病院の入り口に置いてある総合病院のパンフレットを持ってきたので、2人でパラパラめくりながら過ごしました。こういったパンフレットには病院の治療方針受けられる検査の種類などが細かく記載されています(病院選びの際には、この病院特有のポリシーがすごく重要なので、次回の番外編で詳しく説明しますね!)。

この時はまだ、そんなこと何もわかっていなかったので、2人してリプロダクションに所属する医師のプロフィールページばっかりに注目していました…。

(c)Shutterstock.com

「どんな先生になるのかな。男の先生もけっこう多いんだね…」

リプロダクションに在籍している医師は、10人。そのうち、半分が男性でした…。ちょっと衝撃。そして担当医がつくのではなく、電子カルテで情報が共有され治療内容や周期にあわせて、診る先生が変わっていくという点も、不安に思いました。

しかし、いろんな先生の意見が聞けるという点では、実はとってもメリットが大きかったんですよ。そのことを実感するのは、まだまだずっと先の話なんですけれど…。

次回は総合病院の医師から伝えられたことについてお話したいと思います。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。


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