『色気がある』ってどういうこと?
『色気』とは、「人を惹きつける性的魅力」「愛嬌」のほか、「風情」「おもしろみ」といった意味ももちます。
これまでは、肌の露出が多くセクシーな女性の外見(身なり)に対して使われることが多かった言葉『色気』。いまは男性・女性問わず、知的で清潔感があるなど「大人の品の良さ」を表す言葉として、耳にすることが増えてきました。
言動・行動・身なりだけでなく、人を魅了する雰囲気・佇まい・美しさを感じる人に対して「色気がある人」と表現されています。
色気のある女性の特徴【内面(意識・所作)編】
内面からにじみ出る『色気』から感じるのは品の良さ。経験を積んだ大人の女性は特に、見た目だけでなく“感じさせる内面”も意識して、年齢と比例した人間的魅力を高めていきたいものです。『色気のある女性』には、どのような特徴があるのでしょうか。はじめに【内面】からチェックしていきましょう。
◆自分自身を大切にする
『色気のある人の特徴』の土台になると言っても過言ではないのが、「自分自身を大切にする」ということ。特に日本人は他人との協調性を意識しすぎる傾向があります。
自分の気持ちを大切にするよりも、まわりに合わせて生きるスタンスになっていないか振り返ってみましょう。
まわりに合わせすぎるとどうなる?
・なかなか本心を伝えられない
・過剰に我慢をし続けてしまう
・自分がどうしたいのか分からない
・自己肯定感が低くなりがち
・他人と自分を比べてしまう
・イヤなことばかりが目につく
自分の軸がしっかりしていることで、意志ある知的な女性=『大人の色気』を印象づけます。
◆余裕があり感情が安定している
感情の起伏がなく安定している女性は、穏やかな印象を与えます。癒されて一緒にいると落ち着く印象。
心に余裕がある人は物事を受け入れる器も大きく、安心感を与えてくれます。自分をゴキゲンに保つのが上手で、しっかり自立しているとも言えるでしょう。
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◆知的さを感じる
人生経験・学び・キャリアとともに蓄積されていく知識。知的な女性とは、聡明な人・賢明な人とも言えます。
勉強ができるか物知りかということだけに限らず、物事に対する好奇心や吸収しようとする意識の高さ。しっかりと自分を持っている人は、自信がある印象を与えます。
知的な女性の特徴
・知らないことを「知らない」と言える
・思い通りにならなくても順応性が高い
・客観視する力に長けていて思いやりがある
・好奇心が旺盛
・相手の目を見て話をする
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◆上品な話し方
穏やかな女性は、緊張感をほぐしてリラックスさせてくれます。
そんな女性の特徴は、話し方のペースがゆったりしていて“平和な雰囲気”を醸し出していること。落ち着いた品の良さ・色っぽさがあり、優しさと癒やしを与えます。
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◆上品な動作
話し方だけでなく、一つ一つの仕草と動作もゆったりした人。物を大切に扱っていたり毎日を丁寧に過ごしている印象で、所作が美しく色気を感じます。また、服装や食事などのマナーが身についている女性も魅力的です。
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◆姿勢の美しさ
ありのままの自分に自信を持っている女性は、姿勢がいいのも特徴です。背筋を伸ばして胸を張っていることで凛とした印象に。姿勢が整っていると体のラインも際立ち、美しさ・色っぽさもアップします。
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色気のある女性の特徴【外見(身だしなみ)編】
人は見た目から、相手の気や生活感などを感じることがあります。自分へのお手入れは他人へのマナーとも言われ、どれだけ人を思いやれる人なのかが垣間見えることも。自分の心地よさへの関心が高まれば、おしゃれやトレンドなど“外見”への興味にも変化が表れるはず。
◆清潔感のある人
男性からも女性からも好印象な女性の特徴は、やはり清潔感があること。凛とした清らかさは、セクシーさをのぞかせつつ品のある色っぽさをキープします。「清潔感のある人」の特徴をおさらいしましょう。
清潔感のある人の特徴とは?
・肌や髪の状態が整っている
・ナチュラルないい香りがする
・シワがなくきちんとした服を着ている
髪・肌・服など、お手入れがゆきとどいてない様は、だらしなく見えてしまうことも。TPOをわきまえた身だしなみ・装いは、知的な色気を感じさせます。
◆色気を感じるメイクとは?
アクセントのつくりすぎに注意
顔全体の印象を決めるアイメイクは、気合を入れるほど不自然に濃くなりがち。強すぎるアイラインは古く見えてしまいます。また、トレンドのキラキラシャドウは、子どもっぽく浮いて見えることも。
肌になじむ陰影で色気ある目元に
ダークベージュなど、肌よりもやや暗めのアイシャドウが“ふっくら感”と“陰影”を両立します。影色を引き立てるのは、ラメよりもパールが大人肌にぴったり。
陰影が深まった、色気ある大人の目元に。
◆ヘアスタイル|定番
長い髪は“女性らしさの象徴”とされてきました。風になびいたときの揺れ感に、ドキッとしたり憧れの気持ちを抱いたり。色っぽい雰囲気で今もなお人気ですよね。
清楚なイメージのストレートヘア、やわらかく巻いたゆるふわヘア… スタイリングによっても印象が変わり、ヘアアレンジの幅が広いのも魅力です。
◆ヘアスタイル|自分らしさ
人から持たれる印象やトレンド感も気になりますが、自分にしっくりくるスタイル・自分のお気に入りを貫く姿勢もカッコイイ色気。
芯があり信念をもっている様が、大人っぽい魅力を放ちます。
◆コーデ|色気はヘルシーに
露出多めでセクシーすぎるコーデは、品がなく見えてしまうことも。大人の色気は“ひとさじ”が重要。女らしい透け素材×ハンサムパンツのメリハリが、品のある色っぽさを演出します。
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◆コーデ|生々しい女っぽさはNG
ボリューム感のあるフェミニンなフレアスカート。トップスはタイトめを選べば、子どもっぽくならずメリハリのあるシルエットに。
ポイントは、Vネックで色っぽさを強めないこと。直線的なボートネックでシャキッと感を。
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最後に
髪型や服装など“見た目のスタイル”で色気を感じることもありますが、大人が目指すのは“内面からにじみ出る”色気。それは“女らしさ”でもあり、“かっこよさ”でもあります。「色気とはこういうもの」というこれまでの常識にとらわれず、自分の意志を大切にした“令和の色気”を心がけたいですね。
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