毎日の食事に「withレモン」で痩せ体質に♡
新型コロナウイルスによる自粛期間中に話題になった〝コロナ太り〟。いまでも解消されないという声が多く、見た目だけでなく健康上の深刻な問題になりつつあります。実は、コロナ太りはいつもの体重増加ことは少し異なり、痩せにくいという性質も……。そこで、コロナ太りの原因と解消方法について、ダイエット外来の医師で肥満治療評論家の工藤孝文先生に教えていただきました!
〝コロナ太り〟の原因は…?
「コロナ太りには主に3つの原因があります。1つは自粛生活による運動不足、2つめは食生活の変化や脳内ホルモンの減少による食事の偏り、3つめはコロナ禍のストレスです。私の担当した患者さんでは、ストレス太りが多いように感じました」(工藤先生)
運動不足はわかりやすいですが、脳内ホルモンやストレスはどのように影響するのでしょうか?
「まず、不安な気持ちになるとセロトニン不足で糖質が食べたくなります。また、飲み会や趣味など楽しみの時間が少なくなり、喜びを感じたときに分泌されるドーパミンが減ると油ものが食べたくなります。
ストレスを感じるとはコルチゾールというホルモンを分泌しますが、これは筋肉を脂肪に変えるという、肥満につながる働きをします。このようにコロナ太りは、ホルモンの変化やストレスが絡んでいるため、なかなか解消するのが難しいのです。
そのため食べないで痩せるのではなく、免疫力を落とさないように食べて痩せることが大切です。」(工藤先生)
〝コロナ太り〟の対策のカギはレモン…!?
■レモンは、痩せホルモン「アディポネクチン」を増加
レモン果汁には痩せ体質になるホルモンを活性化させる働きがあるそうです。
「脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンというホルモンがあります。これは“痩せホルモン”といわれ、このホルモンの分泌量が多いと運動したのと同様の脂肪燃焼効果が得られ、太りにくい体になることがわかっています。
アディポネクチンは肥満になると分泌が減ります。まずはレモンの力を借りて、アディポネクチンの分泌を促進しましょう。」(工藤先生)
■食前のレモン果汁摂取で食後の血糖値を抑制!?
さらに、最新の研究でポッカサッポロフード&ビバレッジレモンの支援よる、同志社大学生命医科学部 糖化ストレス研究センター 八木雅之教授らの研究※1により、レモン果汁を米飯より前にとると食後の血糖値の上昇を抑えることがわかりました。
この研究では、健常な20~30歳男女12名を対象に、米飯だけを摂取したとき/レモン果汁15gを米飯よりも先に摂取したとき/レモン果汁30gを米飯よりも先に摂取したときの血糖値推移を検証。
その結果、米飯を摂取する前にレモン果汁を摂ることで食後の血糖値の上昇を抑えられることが判明。
毎日の食事に「withレモン」で痩せ体質に!
上記の食後血糖値の研究※1では、1回の食事で30g(約大さじ2杯)のレモン果汁で有意差がでていました。
また「レモンの香りや刺激は交感神経を高め満腹中枢に働きかけ、空腹ホルモンといわれるグレリンを抑え込みます。
さらに、満腹ホルモンといわれるレプチンの分泌を促します。満腹になるまでタイムラグがあるため、満腹中枢に働きかけるには、食事の20分前にレモン水を飲んでおくのがポイントです。」(工藤先生)
米飯を食べる前にレモン果汁を摂取する習慣をつけていきましょう!
※1:Masayuki yagi,et al:Effect of the postprandial blood glucose on lemon juice and rice intake
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