【30代からの不妊治療】by 働きながら1人目妊活中! クロサワキコの34歳のリアル
新卒で入社し、正社員で海外営業に勤しんだ20代の日々。縁あって巡り会った6歳年上の夫と、24歳の時に結婚。フィーリングで生きる文系の私と、ロジカルな理系の夫は、正反対の性格ながらも、お互いの足りない部分が補い合うような感じで仲良く過ごしていました。
30歳のとき、フリーランスへ転身したのをきっかけに「時間にもゆとりができたことだし、そろそろ子どもがほしいね!」と話し合って、翌年から徐々に妊活をはじめることに!
当時の私は、生理周期は安定しているし、人間ドックで受けている婦人科検診でも大きな問題はなく、母親も「お産はラクだった」と豪語していたことから、「いつでもスグに産めるハズ!」と自信満々でスタート。それから… あっという間に3年目に突入。現在34歳。
気が付けば高齢出産を意味する“マル高”と呼ばれる35歳以上での出産が確定する事態となっています。
どうしてこんなに妊活が長引いてしまったのか? これから妊娠を考えている同世代のカップルにとって、浮かれポンチな私の体験が、ちょっとでも役にたてばいいなと思い、夫が受けた男性不妊の治療の話や私が経験したタイミング法、人工授精、体外受精と、不妊治療のステップアップしていくなかでの本音の気持ちをレポートしていこうと思います。
第一回目となる今回は、妊娠を考え始めてスグのころ、近所のレディースクリニックへ夫婦で基礎検査を受けにいくまでのお話です。
プレ妊活スタート! 夫は「精子力」が気になるお年頃…
「生理ズレはないから大丈夫!」と泰然自若な私と、「先に検査を受けておこうよ!」と用心堅固な夫。この手の対立は日常茶飯事なので、もう慣れっこなのですが、妊活を考えはじめてスグのころは、少し温度差がありました…。
◆30代前半と後半、周囲の妊活状況に大きな差があった
まだ31歳だった当時。私の周りにいた友人は、妊活どころか「結婚したくなるような男がいなーい!」と叫びながら、絶賛・婚活中。たまに集まれば、合コンに出向いてきた面白キャラの男たちの話でもちきりになることもしばしば。
一方の夫は当時37歳。会社の同僚や同世代の友人たちの間では「30代後半からの妊活がすごく大変」というのが割とホットな話題だったようです。実際に不妊治療で苦労している話を間近で聞いたからか、「子どもを作ると決めたら、まずは検査だ!」と鼻息荒く提案してきました。
ちょうテレビなどで、歌手のダイアモンド☆ユカイさんが、男性不妊の検査の重要さを発信していた頃でもあります。
この時の私は、まさか妊活が数年がかりになるなんて予想もしていなかったのですが、美容室でパラパラっと読んでいた雑誌で「卵子も精子も老化する…」ということを知り、「お守り」程度の気持ちで、妊活のための検査を受けてみることにしました。
◆妊活の検査をしてくれる病院ってどうやって選べばいいの…?
今まで、気にもしたことがなかったレディースクリニック。そもそも妊活すらしていなかったので、いきなり不妊治療専門の外来を探すといっても、何を基準に選べばいいのかわけがわからず。2人で一生懸命ネットで検索、検索。すると、近所に7件くらいの病院がヒットしました。
「こんなにあったんだ!」とビックリ。気にしてみないと、世の中見えないものがいっぱいだなと夫と話した記憶があります。
ひたすら口コミや評判を読んでみたのですが、妊娠できた人は感激に満ち溢れた御礼を書いているし、なかなか結果が出ない人は先生やスタッフへの不満を爆発させているし、病院のレビューってすごく両極端…。
だから、まずは2人の希望を出し合いました。
<私の希望>
・先生は女医さんがいい
・家から行きやすい場所がいい
<夫の希望>
・すぐ予約できるところがいい
・男性の検査もしてくれるところがいい
という感じで絞り込み、無事2人の希望に見合うクリニックが、近くで見つかりました。
オンライン予約ができて、土曜日の午後も診察可。電話で確認したところ、「初診当日に男性不妊の検査も受けられます」とのこと。
「いいクリニックが見つかってよかったね!」と、テンション高く早速出かけることになりました。
次回は、レディースクリニックで聞かれたことを夫側の感想も含め、お伝えできたらと思います。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。