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2020.07.17

【医師監修】ステイホーム骨折は若い女性でも起こる? ウィズコロナ時代に取り入れたい考え

国立がん研究センター研究所でがん幹細胞研究分野分野長をつとめる増富先生の健康コラム。福井県の特定医療法人博俊会 春江病院 副院長の岡野先生との「女性と骨」の対談 第4回。今回は、「ステイホーム骨折の予防」のための提言。

国立がん研究センター 増富健吉/福井県 特定医療法人博俊会 春江病院 副院長 岡野 智

ステイホーム生活で女性の骨にも影響か?

新型コロナウイルスの休校明けに増えた「ステイホーム骨折」。新型コロナウイルスの「第2波」という言葉も囁かれるなか、今後、「ステイホーム骨折」が増えるかもしれません。

前回までのおさらいです。3月からの新型コロナウイルス感染拡大防止のための「自粛生活」が終わり、若者の疲労骨折が急増したという。「運動のしすぎ」というほどの運動もしてないのに、だ。整形外科医である岡野先生は、もしや、ステイホームで若者の骨にも少なからず影響が出ているのではないかと話します。

前回記事▶︎【医師監修】自粛期間で体が変化? ステイホーム骨折が増加の背景

第4回目は、今後に向けて骨をどうしてゆくのが良いかお話して頂きます。

◆運動だけではなく、日常生活の強度も重要!

(c)Shutterstock.com

増富:前回までに、若者の「ステイホーム骨折」について話して頂きました。自宅での生活が長くなり、少なからず、若者の骨にも影響が出ていると感じている。そして、これまでには考えられなかったような運動強度でも骨折につながる若者が多くなっている。こういう状態を、『ステイホーム骨折』と名付けた。

岡野:MRIなどの画像は疲労骨折なんですが、いままで見てきた疲労骨折と同じというには違和感が多いんですよね。運動強度も強くないし、オーバートレーニングとも思えない。

増富:少し、質問があります。今までの夏休みなどの長期休暇と、コロナによる自粛生活で、何か生活の中身は違うのですか?

岡野:私も両者の違いについてはあんまり考えてなかったのですが、やっぱり生活強度の違いだと思います。受診した子供たちに話を聞くと、ステイホームをしっかり守って「家に閉じこもっていた」と。コロナ前の長期休暇はスポーツはしてなくても「外出」はしますから、その点が違うのでしょう。

増富:そうですか。つまり、日々の意識的な運動とまでは言わなくても、日常生活の強度も骨には重要と言うことですか?

岡野:そうです。今までは、中高年の方にそういう話をよくしてきましたが、若年者の骨に生活の強度が関係あるかなんて考えたこともありませんでした。

◆20代ないしは30代の女性も「ステイホーム骨折」には注意!

(c)Shutterstock.com

増富:中学生や高校生の成長期の若者でも、「ステイホーム骨折」を引き起こすということは、20代ないしは30代の女性も、同じような状況になる可能性もあるわけですか?

岡野:在宅ワークとなり、ステイホームを続けた女性が、ステイホーム明けに急に運動をすればあり得ると思います。

増富:今回の新型コロナウイルスの件で、見えてきたことで若い世代の女性にメッセージはありますか。

岡野:子供たちの骨でこういう状況が起きているということは当然、同じような生活を強いられた若い女性の骨にも、同じことが起きている可能性があると思います。

◆ウィズコロナ時代の新しい考え方になるかもしれない「ステイホーム骨折」

(c)Shutterstock.com

増富:ステイホーム骨折は、20代〜30代の女性、そして、成長期の子どもにとっても、身近な問題なのではということですね。

岡野:はい、今回のコロナ禍で感じたことは、ウィズコロナが長期化した場合には、今まででは考えられなかった運動負荷で骨に問題を起こすようなことが若者にも身近な問題になるかもしれないという危機感です。

増富:ステイホーム骨折は今後増えると思いますか?

岡野:それは何とも言えないと思いますが、それぞれが意識すれば予防は可能だと思います。

それでは、次回、ステイホーム骨折をどのように考えて予防していけば良いのかについてお話を聞いていこうと思います。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

話し手:特定医療法人博俊会 春江病院 副院長 岡野 智

1995年3月 金沢大学医学部卒業
特定医療法人博俊会 春江病院 副院長
整形外科 関節温存・スポーツ整形外科センター

整形外科医の視点から、関節温存に重点を置いたリウマチ診療と、スポーツに関わる子供たちの問題に取り組んでいる。これらの疾患に対する多職種協働アプローチも模索中。

専門分野は、関節外科、スポーツ障害・外傷、関節リウマチ、骨粗鬆症、リハビリテーション。

資格:医学博士、日本整形外科専門医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本リウマチ学会リウマチ専門医

所属学会:日本整形外科学会、日本リウマチ学会、日本整形外科スポーツ医学会、日本人工関節学会、日本リハビリテーション学会、日本骨粗鬆症学会

聞き手:国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ


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