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2020.05.09

「当てこすり」の正しい意味と使い方・例文を解説! 類義語もチェック

「当てこすり」は、悪口や非難を露骨に表現せずに、他の何かにかこつけて、それとなく伝えるという意味になります。その響きから、なんとなく皮肉や小言を連想しますよね。本記事では、当てこすりの意味や使い方、例文を解説していきます。

【目次】
「当てこすり」とはどんな意味?
当てこすりの正しい使い方は?
当てこすりの類義語はある?
最後に

「当てこすり」とはどんな意味?

(c)Shutterstock.com

「当てこすり」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。その響きから、なんとなく皮肉や小言を連想しませんか?

「当てこすり」は漢字で「当て擦り」と書きますが、「擦る」は他のことにかこつけて皮肉をいう、遠回しに嫌味を言う、という意味の言葉です。

つまり「当てこすり」は、悪口や非難を露骨に表現せずに、他の何かにかこつけて、それとなく伝えるという意味になります。遠回しの批判、悪口といったところでしょうか。

「当てこすり」は遠回し・婉曲的であることが特徴で、遠回しに言う皮肉や小言です。ただし、ストレートな言い方ではないので、話した側からすると「そんなつもりで言ったわけじゃない」と逃げる余地もあります。

また、何かにかこつけて非難するので、「匂わせ」の皮肉のようなニュアンスになりますが、言われた方は直接非難されるより余計にイラっとするかもしれません。

当てこすりの正しい使い方は?

(c)Shutterstock.com

1「あの発言は、どう考えても私への当てこすりにしか聞こえない」

露骨に表現しない分、回りくどくて、それでいて言葉の端々に皮肉めいたものが漂うような物の言い方、それが「当てこすり」です。この言葉は、相手への批判や不満がある時に使われます。この場合、ちょっと上から目線で皮肉と分かるように言われたので、言われた側がハッとして、思わず不満を漏らしているのです。

たとえば仕事をさぼっている人に「もっとちゃんと仕事してください」と言わず、「今日も遅くまでお疲れさまでした」と言うのは「当てこすり」になります。

2「彼は鈍感なのか、当てこすりが通じない」

皮肉や逆説的な言い方をされても額面通りに受け取る人には、伝わらないことがあります。多忙を理由に何度も会うのを断ったり、LINEが既読スルーされても懲りずにメッセージを送ってきたりする相手に、なかなか本音を言いにくいことがありますね。

そんな時「いつも声をかけてくれてありがとう。でも、お断りしてばかりなので、たまには他の方を誘って」と返信しても何の変化もない。相手にはNOという意思がまったく伝わっていない。このようなときに「当てこすりが通じない」という使い方をします。

3「誤解しないで、これはあなたへの当てこすりではなく、私の率直な意見として言っているだけです」

「当てこすり」は会話や軽い文章の中で使われることが多く、何かにかこつけて相手に感じ取らせるという意味ですが、あまり遠回しに言うと相手が曲解して別の意味に受け取ってしまうこともあります。

当てこすりの類義語はある?

(c)Shutterstock.com

「あてつける」「あてつけ」

漢字では「当て付ける」と書きますが「当てこすり」とよく似た言葉ですね。はっきりと相手を非難したり不満をぶつけたりする代わりに、他のことにかこつけて、相手に気付かせるように嫌味を言う時に使う言葉です。

「当てこすり」が言葉による非難やいやがらせであるのに対し、「当てつけ」は言葉だけでなく、行為や態度で示す場合も含まれます。

「皮肉」

「皮肉」は相手を非難、批評する気持ちで事実とは逆のことを言ったりして、意地悪く、遠回しに相手の弱点などをつくことです。また、物事が予想や期待に反して、よくない結果になることをさします。

「皮肉る」は「皮肉」を動詞化した言葉で意味は同じです。「皮肉」も「当てこすり」と同じく遠回しに相手を批判することですが、大きな違いは批判する方法です。

「皮肉」は表向きは穏やかに述べながら、実はその裏に棘のような痛烈さを忍ばせる使い方をします。「当てこすり」や「あてつけ」が特定の相手に対して使われるのに対し、「皮肉」はどちらかといえば社会や世相を風刺する場合に用いられます。

「嫌味」

「嫌味」は、わざとらしく相手が嫌な気持ちになるようなことを言い、相手が不快になるような態度をとる場合に使用される言葉です。遠回しに相手が気づくように悪口を言う「当てこすり」と似ていますが、「嫌味」はストレートに相手を不快にさせるので、こちらの方が攻撃的な言い方といえます。

「嫌味」と「皮肉」を比べると、「皮肉」は間接的で遠回しに示すため、後からその真意に気付くこともあるかもしれませんが、「嫌味」の場合、表現がストレートなため、その場で不快な感情になるのが大きな違いといえます。

最後に

(c)Shutterstock.com

社会に出ると、さまざまな経験や失敗、壁にぶつかることがあります。そんな時、「当てこすり」をされたり、「皮肉」られたり、「あてつけ」されたり… 後から思えば、「あれって、そういうことだったのかな」と思うこともあるかもしれません。

ここで紹介した言葉は、いずれも相手を非難する類のものです。場合によっては相手を傷つけるかもしれません。TPOを考え使い分けをしたいものですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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