【目次】
・海外の記念日「イースター」ってどんな日?
・イースターの飾り付けにはどんなものがある?
・イースターのシンボルといえば卵とウサギ!
・最後に
海外の記念日「イースター」ってどんな日?
イースターとは何をする日か
海外では比較的、認知度も高い「イースター」ですが、ここ最近は日本でもイースターが話題になってきています。近い将来、日本でもイースターがハロウィンやクリスマス、バレンタインデーのようなイベントになるかもしれません。
イースターの過ごし方は国や人種によって様々ですが、代表的なイースターの楽しみといえば、イースターエッグを作り、家族や友人と美味しい料理を食べることでしょう。
2020年のイースターはいつ?
イースターは毎年日付が変わる移動祝日です。定義としては「春分の日の後、最初の満月の日の翌日曜日」とされています。
2020年のイースターは、4月12日です。去年は4月21日だったので、今年のイースターは随分と早くなりました。ちなみに来年の2021年のイースターは、4月4日だそうです。このように、イースターは年によって最大1ヶ月ほどズレが生じることがあります。
イースターの由来について
そもそもイースターってなに? と思っている方も多いかもしれませんね。イースターとは「復活祭」のことで、十字架にかけられて処刑されたイエス・キリストが死から復活したことを祝うお祭りで、キリスト教において最も重要な行事なんです。
キリスト教ではイエス・キリストの誕生を祝うクリスマスよりも、イエス・キリストの復活を祝うイースターを最も重要な日として扱っているんですよ。
ちなみに「イースター」の名称は、春の女神の名前「eostre(エオストレ)」にちなんで「easter(イースター)」となりました。新しい生命が宿る繁栄の季節「春」にイエス・キリストの「復活」のイメージを重ね合わせたのでしょう。
イースター休暇や仮装・パーティなどのイベントも
冒頭でも少し紹介しましたが、イースターの過ごし方は国や地域、人種によって様々です。一般的な風習は、家族でご馳走を食べてお祝いします。また、イースターならではのエッグハントやエッグペイントを楽しみます。
春に行われるイベントということもあり、たくさんのお花を飾ったり、パステルカラーの洋服を着てお祝いする人も多いです。より春らしさが増しますね。イギリスやドイツではイースター前の金曜日からイースター後の月曜日まで4連休になるところが多いので、この連休を使って国内・海外旅行を楽しむ人もいます。
イースターの飾り付けにはどんなものがある?
◆イースターエッグ
イースターエッグはイースターを祝うためには欠かせません。カラフルにペイントされた卵や、卵のカタチをしたチョコレート。色とりどりの綺麗な模様が描かれたイースターエッグは見ているだけでワクワクします。春をイメージしたカラフルなイースターエッグはインスタ映えすることから最近では若い世代でも人気急上昇中です。
◆イースターバニー
イースターには欠かせない、イースターバニー。神話の中で、ウサギが子どもたちに、良い子にしていたご褒美としてカラフルなイースターエッグを運んでくるといわれています。なんともサンタクロースのようですね。そのため、イースターにはカラフルなイースターエッグと一緒にウサギの置物を飾る風習があるんです。
イースターのシンボルといえば卵とウサギ!
イースターエッグとウサギの意味とは
命を生み出す卵は「復活の象徴」とされています。ひな鳥が生まれてくるためには、卵の殻を破って出てこなければなりません。それと同じようにイエス・キリストも死という殻を破って、この世に復活されたという意味がイースターエッグには込められています。
また、ウサギは「繁殖のシンボル」といわれています。実はウサギは1年に何度も妊娠と出産を繰り返すことが出来ます。なんと妊娠中でも次の子どもを妊娠出来てしまうんです。驚きですね。「繁殖のシンボル」といわれるのも納得です。
卵もウサギも、どちらも「生命の誕生」を連想させるため、復活を祝う「イースター」には欠かせないものになったんですね。
イースターエッグの作り方について
準備するものは、卵、ボウル、画鋲、楊枝か竹串、接着剤、サインペンや絵の具など卵の殻にペイント出来るもの、お好みでビーズやスパンコール、リボンなど。
まず、画鋲を使って卵の底に小さな穴を開けます。勢いよく穴を開けようとすると卵が割れてしまう可能性があるので、やさしく丁寧に少しずつ行いましょう。穴が開いたら、卵の底の穴から楊枝か竹串を入れ、卵の中の黄身を潰して卵の中身を抜き水でよく洗い乾かしましょう。
乾いた卵の殻に好きにペイントや装飾をすれば、あなただけのオリジナルイースターエッグの出来上がりです!
最後に
いかがでしたか? イースターの意味や楽しみ方について分かっていただけましたか? 日本も少しずつ暖かくなり、やっと春がやってきますね。春は入学式や卒業式もある祝いの季節です。
日本では、まだまだ馴染みのないイースターですが、今年はイースター文化を交えての花見や入学・卒業パーティーをすると斬新で盛り上がるかもしれません。今年は家族や友人、恋人とイースターをお祝いしてみてはいかがですか? 春の訪れが、より素敵で特別に思えるでしょう。
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