単行本の「背表紙の内側の綺麗な布」の名称を知ってる?
本屋さんで単行本を手に取った際に、ふっと目に入ることありませんか? 単行本を上から見たときに確認することができる、背表紙の内側にある綺麗な布。ふだんはあまり意識しないパーツかもしれませんが、あの部分の名称は知っていますか。
【問題】
単行本を上から見た時にのぞいている、背表紙の内側の綺麗な布の名称は?
1. 花布
2. 蘭布
正解は?
1. 花布
花布は、製本する際に、単行本の中身の背の上下(天と地)に細くはりつける布地のこと。「頂帯」「head band(ヘッドバンド)」とも呼びます。
本の背を補強するとともに、装飾の役割も果たしています。また、もともとは色糸を交互に折り丁に縫いつけたものでしたが、最近は縞(しま)布や色紙などの模造品を用いることが普通になっています。
花布(カフ)
製本で、中身の背の天と地との両端にはりつける布地。本来は補強を目的としたが、現在は装飾用。頂帯。ヘッドバン。
(小学館デジタル大辞泉より)
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