名前が思い出せない… そうならないためのひと工夫
思わぬ場所でばったり取引先の方やお客さまに遭遇したときに、お名前が思い出せないと焦ってしまいますよね。今回はそうならないためのちょっとしたコツをお届けします。
◆インプットに最適なのは初回!
相手の顔と名前を覚えるには、初めてご挨拶するタイミングがチャンス! 初回でお会いしたとき、ちょっとしたことを心がけることで、覚えられる確率がぐんとアップするはずです。
名刺を頂戴するとき
初めてお会いする際は名刺交換をおこないますね。名刺交換時には、お顔と名刺のお名前をしっかり見てご挨拶。
名刺を受け取る際は「頂戴します」ではなく、「〇〇さん、頂戴します」と名前を復唱しながら頂戴しましょう。そして、その面談や会議の場で、「〇〇さんはどうお考えになりますか?」など、何度かお名前を呼びかけるように心がけます。
名刺をしまうとき
面談や会議が終わったあと、名刺をしまう前に、名刺の裏面に、名刺交換をした日付・場所とともに、ご挨拶した際のお顔を思い浮かべながら、今回の面談の目的、相手の方の特徴や雑談で出た情報などをメモしておきましょう。
そうすることでより記憶に残りやすくなりますし、また記憶を呼び起こす時にも役立ちます。なお、名刺に書き込むのは必ず面談などが終わって自席に戻ってから。その場で書くのはマナー違反なので気をつけてくださいね。
◆最後に:何度か名前をお呼びすることでインプットする
名刺交換のご挨拶の場で何度かお名前をお呼びし、面談後にメモすることで、口も耳も目も手も使うため、記憶に残りやすくなります。また、相手の方もその場で名前を呼ばれることで、距離が縮まったと感じてくださるという嬉しい効果もあります。
さらに、名刺の裏にメモを残しておくことで、記憶の呼び出しのきっかけになるだけでなく、次の面談でお会いする前に確認しておけば、「猫のミケちゃんはお元気ですか?」など、和やかな雰囲気を作る会話のきっかけにも困りません。ぜひ、試してみてくださいね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!