年収1000万越え! 都心キャリア女性が婚活するワケは?
こんにちは。結婚相談所マリーミー代表の植草美幸です。都心部には、仕事もお金もある「キャリア系アラフォー女子」が少なくありません。私は青山で結婚相談所を営んでいて、土地柄なのか、年収が1,500~1,600万円あるようなエリート女性がたくさん相談所へやってきます。全てを手にしたように見える彼女たちがなぜ、相談所にくるのでしょうか。
家庭を持つこと、もっと言うと、子どもを持つことを諦められない。これが一番多いです。ほかにも、実家や職場でことあるごとに「なんで結婚しないの?」と聞かれることにうんざりして、人様の意見に左右されて、「やっぱり結婚しなきゃダメかも…」と焦ってしまい、やってくる人もいます。
彼女たちは仕事もプライベートも忙しいから「お荷物」はいらない
結婚相談所に来るアラフォーキャリア女性たちはハイスペックゆえに、男性の方が年収や肩書の低い「下方婚」になることもあります。彼女たちは自分よりどこまで下の年収を許容でき、代わりに何を男性に求めるのでしょうか?
共働き世帯が増加し、結婚相手の収入を気にする女性は減りつつあるという説もありますが、「子どもが欲しいなら、下方婚はおすすめしない」というのが一般論。
キャリア女性が欲しいのは、日々の生活費を男性に期待する必要はありませんから、そばにいてくれればいい「かわいいペット」的な… いわゆる愛玩男子。そう思うかもしれません。
でも実際のところ、彼女たちはもっと現実的なんです。なぜなら彼女たちは、仕事もプライベートも忙しいからこそ「お荷物」になるような相手は欲しくないんです。
キャリア女性の理想とは?
独身貴族で仕事も遊びも忙しい、多忙なハイスペ男性が最後に選ぶのは、「意外と地味?」と思えるような控えめな女性だったりします。イメージで言えば、西島秀俊さんや、松本人志さんなどの奥様は「プロ彼女」と呼ばれ、「いっさい情報が洩れない(口が堅い)、年下の一般人女性(でも、情報筋によると“美人”というウワサ)」と言うことが多いですよね。
キャリア女性たちも、ハイスペ男性と同じ考えでいます。
家庭で討論するようなパワーを割きたくないから、穏やかでやさしい男性がいい。口うるさくわめいたり、依存したり、過干渉になったりせず、今までのライフスタイルを尊重してくれる。毎週わざわざデートに出かけなくても、空いた時間にリビングで海外ドラマを一緒に観てくれる、肩肘張らない安らげる時間を過ごせる男性がいい。そう考えているのです。
昭和の感性で生きている男性は、「優位に立ちたい」と自分より年収や学歴が高い女性を避ける傾向がありました。でも、これからは、男性側が年上のキャリア女性を尊重し、尊敬している関係性が望まれる時代がやって来ます。
かわいがるだけのペットや、養うだけのヒモでもない、おんぶにだっこのお荷物オトコもいりません。キャリア女性が婚活に押し掛ける今、一緒に分かち合い、安らぎをくれる存在を求めていい時代がそこまで来ているのかもしれませんね。
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東京・青山の結婚相談所マリーミー代表 植草美幸
結婚相談所マリーミー代表、婚活アドバイザー。
1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーをスタート。
以後10年以上にわたり年間約1,000組に婚活のアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%以上の成婚率を誇る。(成婚退会者数+全体退会者数で算出)
厳しくも親身なカウンセリングが評判で、テレビや各種メディアなどへの出演も多数。著書に『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ(青春出版社)』、『婚活学講座 尊敬婚のすすめ(評言社)』など。
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