1:あえての絵文字・顔文字なし
絵文字の使い方は、個性が出る! 適切な用法ながら違和感がないものの、イミフな位置にあるハートやキス顔などは、女子からの「キモい」「おじさんの下心丸出し」などとも言われてしまいがちなのも実態です。
そんな背景から「俺はおじさんに見られたくない!」と、あえて絵文字を使わないアラフォー男性もチラホラ。私が知る40代前半男性は、いっとき話題になった「おじさんほど、顔文字や絵文字の使い方が下手」を徹底的に意識し、20代やアラサー女子に送るLINEには、絶対に絵文字を使わないよう気をつけているのだとか…。
2:「!」の多用
おじさん感をLINEでも払拭したいアラフォー男性には、LINEでやたらに「元気な俺」をアピールしたがる傾向も。そんな心意気が「!」の多用という形で現れている人も少なくありません。
「!」は、テキストの「!」の場合もあれば、絵文字に変換されたバージョンもあり、実にバラエティ豊か。毎回毎回、そんなにびっくりしたり気合いを入れたりすれば、LINEひとつ打つのに疲れてしまいそうですが、おじさんに見られたくない男性にとっては、自己ブランディングの一環として「!」は外せないのでしょう。
3:文末の「ー」や「〜」
LINEのやり取りは、基本的には顔が見えないコミュニケーションであることから、文章の書き方ひとつで厳しそうにも見えれば、やさしそうにも見えるのが事実。そして、おじさんっぽさを払拭したいアラフォー男性ほど、文末に「ー」や「〜」を入れて、自分の文章を柔らかく見せる努力を怠らない傾向も…。
確かに「ー」や「〜」が入っている文章は、“デスマス”で言い切っている文章に比べると親近感が湧きやすい! けれど、あまりにも「ー」「〜」ばかりだと、ちょっと読みにくい文章にもなりがちだし、その必死さに、かえっておじさんっぽいムードが漂うと感じるのは私だけでしょうか…!?
「俺は、まだまだおじさん扱いされたくない!」と心に誓っているアラフォー男性ほど、年下女性にLINEをするときには気を使っているようです。こんなLINEが届いたら、その男性は“若々しい俺”をさりげなくアピールしているつもりなのかも…!?
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。