【目次】
・春野菜・セロリの特徴を学ぼう!
・むくみで熱っぽさを感じるときに
・お酒が続いているときに
・美容にもおすすめ!
・気分がうつうつとしてしまったときにも
春野菜・セロリの特徴を学ぼう!
セロリの苦味成分
多くの動物が活動期に入る春は、冬の間に体に溜まった余分なものを排出し、体に刺激を与えて目覚めさせることが重要な季節。苦味のある春野菜や山菜・野草を食べることが有効とされています。
「セロリ」も春野菜。セロリの持つ“苦みの主成分”は、ポリフェノールや植物性アルカロイドと呼ばれる成分。
■ポリフェノール
・体の錆びつきを防ぐ
・老化を予防する抗酸化作用を持つ
■アルカノイド
・体のデトックス
・新陳代謝の促進
上記のような働きをするため、痩せやすい体づくりをサポートします。
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むくみで熱っぽさを感じるときに
利水・利湿効果に期待!
教えてくれたのは… 漢方アドバイザー・国際中医薬膳師:大木さと子さん
漢方で言う「むくみ対策」は、状況に応じて利水・利湿作用をもつ食材を選びます。水分の停滞によって生じる不調に効果が期待できるのです。パンパンにむくんで、体に熱がこもっている感じがある時は、セロリ・きゅうり・なすなどの余分な熱をとって水分代謝を促す野菜をとりましょう。
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お酒が続いているときに
肝臓の疲れを感じたら
■こんな症状はありませんか?
・このところお酒続きでなんだか熱っぽい。
・肝臓が疲れてる。
・目が充血している。
そんなときこそ摂取したいのが「セロリ」です。血圧が高めのときにもおすすめ。
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美容にもおすすめ!
美肌を目指す女子に
引き続き、漢方の観点で国際中医薬膳師の大木さと子さんにお聞きします。
■日焼けケアに
「焼けちゃった! 熱っぽいからクールダウンしたい!」
そんなときの、体の余分な熱を冷ますのを手伝ってくれる食材は、セロリ・トマト・きゅうり・アスパラ・ズッキーニ・アロエなどの初夏〜夏が旬の野菜や果物です。
ビタミンが豊富なことからも、紫外線対策にはもってこいですね。
■くすみ対策に
漢方では、シミは「瘀血」の状態、つまり血の巡りが滞っている状態と考えます。血の巡りをサポートする野菜は、セロリ・ニラ・パセリ・玉ねぎ・エシャロットなど。いずれも「血をサラサラにする」と言われている食材で、顔全体のくすみ改善にもおすすめです。
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気分がうつうつとしてしまったときにも
すっきりしたいときのおすすめ
気分がイライラ・モヤモヤしているとき。飲みすぎてムカムカしているとき。
そんなときは春野菜のセロリをぜひ。
漢方では、春は新陳代謝や情緒・血行を司る「肝」の機能が弱りやすい季節とされています。
この「肝」を癒すのは、実は酸味なんです。血行や体の滞りの改善を手伝ってくれるお酢は、セロリとの組み合わせがおすすめです。
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セロリとお酢のさっぱりレシピ
苦味に属するセロリとミョウガをつかったさっぱり惣菜。お酢には疲れを取り、ストレスを緩和させる効果も期待できます。
気分がうつうつとしてしまったときにおすすめのレシピをご紹介!
■野菜のピクルス
≪作り方≫
【1】セロリ1/2本、ミョウガ3本、きゅうり1本は5〜6cmほどのスティック状に切ります。ミニトマトには爪楊枝で数ヶ所穴をあけ、レモンは皮をむいて薄い輪切りに。
【2】鍋に酢と水を1カップずつと、砂糖大さじ4・塩小さじ1・ブラックペッパー(ホールを少し砕く)を入れ、煮立ったらすぐに火を止めます。
【3】保存容器を2つ用意し、1つにはセロリ・ミョウガ・キュウリを並べます。もう1つにはミニトマト・レモンと蜂蜜を大さじ1杯ほど入れます。両方の容器に、熱いままの[2]を注ぎ入れます。
【4】粗熱が取れたら冷蔵庫へ。1〜2時間で出来上がりです。
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