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【比較】最新の垢抜け眉毛のポイントはこれ!
眉は顔の印象を左右する重要なパーツと言われており、眉毛の描き方次第で印象が一変します。しかし、眉メイクは難しく、どうすればいいかわからないと悩んでいる人も多いはず…。今回はそんなお悩みを解決すべく、ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平さんに、“洒落感”を作る「眉メソッド」を教えていただきました。
\教えてくれたのはこの人!/
▲ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平
毎号のOggiに欠かせない超人気アーティスト。働く女性にふさわしい“お洒落なヘアメイク”を作らせたら、目下、右に出るものなし!
メイクの7割は眉で決まる!
「眉が大事だということは、僕が常々言っていることですが、その思いは年々強くなっています。大げさではなく、メイクの7割は眉で決まる。アイシャドウのようにパーツを彩る色は、あくまでアクセサリーのようなものだと思うんです。大人にふさわしい眉は、意志を感じるきれいめしっかり眉。ただそれをマスターしたら終わり、ではありません。パッと見は同じように見えても、たった数センチの世界に“時代”が現れる。それが眉の面白さでもあり奥深さ」(笹本さん)
トレンドは追いかけずとも意識することで、今の顔が手に入る!
「トレンドの移り変わりは激しいので、もちろん大人がすべて取り入れる必要はない。ただ、知った上で意識することは、絶対サボってはいけないこと。きれいめシンプルファッションの軸となるジャケットやシャツといった定番アイテムも、時代によってシルエットは必ず変わり、その更新を怠ったら、途端にただの古い人。それとまさに同じですよね。そうならないために、そしてふつうの服に洒落感を出すために。一生アップデートし続けていくのが、眉なんです」(笹本さん)
眉メソッドを検証! この微差が“洒落感”を左右する
2023年春の眉は、形はいつもと一緒でも少し軽やかに。色や毛並み、質感のちょっとした違いで、顔の印象が柔らかく見えます。
最愛のモノトーンコーデに今の空気感を宿す“眉の力”。
メイクの7割が「眉」で決まる理由とは? この春は、軽やかな質感で旬顔に!
【2023最新】トレンド「柔らか透け眉」の描き方
続いて、2023年のトレンドである「柔らか透け眉」の描き方について教えていただきます。眉毛の描き方を変えるだけで、女性らしい優しい印象にシフトします。
「基本のきれいめしっかり眉をガラリと変える必要はなし。ただ、どこをどのくらいマイナーチェンジさせるかがセンスの見せ所であり、洒落感のキモ。春服を見据えた今なら、色をワントーン明るく、眉マスカラをメインにメイクを組み立てて“透け感のある柔らかそうな眉”を目指したい。テクニックはもちろんアイテムのアップデートも地味に大事です」(笹本さん)
【使用アイテム】
▲カネボウインターナショナルDiv. カネボウ|アイブロウデュオ ED1 ¥2,530
アイブロウはベージュに近い明るめがおすすめです。パウダーは思いきってふだんより2トーンくらい明るい色を選びましょう。
▲ロージーローザ|アイシャドウブラシセット 小 ¥528
ふわっとつくアイシャドウブラシが最適。細く角度のついた眉用ではなく、厚さと丸みのある小ぶりなアイシャドウ用が、今っぽい軽め眉にはちょうどいいです。
▲イミュ デジャヴュ|アイブロウカラー アッシュブラウン ¥880
明るめカラーでマットな質感がベスト。不自然に固まらず、明るめカラーもふんわり自然に仕上ります。
▲シャネル|スティロ スルスィル ウォータープルーフ 814 ¥5,500
ニュートラルなブラウンをチョイス。より地毛に近い、やや暗めのブラウンがおすすめです。
「柔らか透け眉」の作り方
〈POINT〉
・パウダーはうぶ毛の影を作るイメージで!
・マスカラを丁寧に。マスカラの工程で6〜7割仕上げる
・ペンシルはサブ。仕上げの微調整役と心得て
1. スクリューブラシで毛をとかす
まずメイクに入る前に、スクリューブラシで全体をとかします。こうするとベースメイクの余分な粉も取れ、“描くべきところ”が明確に!
2. アイブロウパウダーを全体にのせる
パウダーの下の明るめの色をブラシに取り、自眉に沿って眉頭を除いた全体にのせます。はみ出しや形はあまり気にせず、ざっくりラフにのせましょう。
3. ブラシに残った分を眉頭にのせる
眉頭は上にサッと払うように色をのせます。パウダーは、眉の形を作るというより、眉毛やその周辺のうぶ毛の影を仕込むイメージで。
4. マスカラは必ず一度ティッシュオフ
マスカラは直接塗るとボッテリつくので、必ずティッシュオフしましょう。こうすると最初のひと塗りからちょうどよい発色になります。
5. まずは眉山から毛流れに逆らって塗る
眉山から塗り始めます。毛流れに逆らうように、眉頭方向にブラシを動かして。こうすると毛の裏側にも液がつき、塗りムラが防げます。
6. 眉尻も同様に毛流れに逆らって塗る
続いて眉尻から眉山にかけて塗ります。ここは毛が少ない人も多いので、マスカラ液が地肌につかないように慎重にブラシを動かします。
7. 続いて毛流れに沿って全体をなぞる
そのまま眉頭から眉尻へ、毛流れに沿ってブラシを動かします。こうして毛の表面にも液をつけながら毛流れも整えます。
8. 眉頭は斜め上方向を意識して塗る
眉頭だけ軽く立ち上がるように斜め上方向へ重ね塗りします。マスカラの工程はひとつひとつ丁寧に。ここまでで眉をほぼ完成させます。
9. 足りない部分に一本一本毛を描き足す
眉尻や毛がハゲている部分、欠けている部分を最後にペンシルで描き足し、全体の濃度のムラを埋めます。このペンシル使いを最小限に留めることが、透け感や柔らかさのカギになります。
完成!
人気ヘア&メイク笹本恭平さん直伝【やわらか透け眉】の描き方、ポイントを徹底解説!
【印象別】洒落感アップの眉メイクアレンジ2選
洒落感のある眉は、いつもの服もこなれて見せる大事なポイントです。ヘアアレンジと同じように、服やその日の気分で「眉」をアレンジするのが上級者! ここでは、「モーブみ眉」と「毛並み眉」の2つの眉アレンジを笹本さんに教えていただきます。
「服や気分で少しメイクを変えたいとき、女性像を司る眉を変えることは、理にかなったこと。リップやアイシャドウの色に頼らず、印象を自在に変えられるのは、おしゃれ上級者の証でもあります」(笹本さん)
■辛口服に女らしさが加わる「モーブみ眉」
ピンク眉も一時流行りましたが、大人は甘すぎないモーブくらいがちょうどいい。これみよがしじゃないシックな赤みは、可愛らしさとは一線を画す、女らしさを演出してくれます。
How To
パウダーを基本の明るいベージュから、パレット右のモーブに変えるだけ! もちろん、丸いブラシでふんわり入れるのがルールです。
▲ネイチャーズウェイ ナチュラグラッセ|アイブロウパウダー EX01 ¥3,520(2023年3月15日限定発売)
くすんだモーブが絶妙です。
■カジュアル服がピリリと締まる「毛並み眉」
カジュアルなシンプル服を着るときは、眉の毛並みを少し強調します。意志や芯の強さを感じさせる上向きの毛流れは、リラクシーな服の程よいスパイスとなり、着こなしがゆるく見えません。
How To
基本のアイブロウマスカラを、よりキープ力の高いクリアタイプに変えます。最後毛流れを整えるときに、少し毛並みを立たせるように意識しましょう。
▲カネボウ化粧品 ケイト|フェザーブロウメイカー EX-1 ¥1,100(編集部調べ・限定品)
高いキープ力が魅力のジェルワックスです。
大人の甘さの【モーブみ眉】&カジュアル服を引き締める【毛並み眉】プロ直伝の眉アレンジ!
【実例】今っぽ「洒落見え眉」BEFORE→AFTER
笹本流「眉メソッド」を、実際にOggi専属読者モデル オッジェンヌの大下莉奈さんが体験しました。
短めあどけな眉は眉頭を足して長さを出し、大人っぽ美人顔に
「大下さんはもともときれいな眉ですが、眉間が離れているがゆえに幼くカジュアルな印象…。顔立ちも甘いからこそ、眉には少しシャープさをプラス。眉自体に気持ち長さを出すと、自然にパーツバランスも整い、本来の美しい骨格がさらに際立ちます」(笹本さん)
BEFORE
▲オッジェンヌ・大下莉奈さん(学校法人勤務・27歳)
「眉の悩みは全体的に毛が細くて薄いこと。似合う形もイマイチわかりません…」(大下さん)
【使用アイテム】
▲エトヴォス|ミネラルデザイニングアイブロウ キャラメルブラウン ¥3,850(限定品)
パウダーとペンシルのセットです。
▲エテュセ|アイエディション(ブロウマスカラ) EX 04 ¥1,430(2023年4月20日発売予定)
アッシュブラウンのマスカラです。
How To
眉頭を2ミリくらい内側に、パウダーで描き足します。眉が薄めの大下さんは、マスカラは明るすぎないアッシュブラウンでやや濃度をプラス。
AFTER
たった数ミリ、眉頭を内側に描き足しただけで、目元の彫りまで深くなったかのような効果があります。美眉はもちろん、美人度までアップ。
顔の中でも小さな面積の眉を変えただけで、眠っていた新たな魅力が開花!
【短め眉】は眉頭を足して長さを出し、大人っぽ美人顔に! 人気ヘア&メイク笹本恭平さんがレクチャー
【落ちない】眉毛の描き方とおすすめ眉コスメ
せっかく眉メイクをしても、消えてしまったら意味がありません。ここでは、ヘア&メイクアップアーティスト 中山友恵さんに「落ちない」眉毛の描き方とおすすめの眉コスメを教えていただきます。
\教えてくれたのはこの人!/
▲ヘア&メイクアップアーティスト 中山友恵さん
真似できそうなナチュラル感とセンスを兼ね備えたメイクが大人気。眉には色選びから描き方までこだわりがたくさん!
■「落ちない」眉毛の描き方
まずはフェイスパウダーで肌をサラサラに
【使用アイテム】
▲セザンヌ|うるふわ仕上げパウダー 03 ¥858
下地に使うパウダーは、見た目を変えずさらさら感だけをプラスする透明タイプを選びます。
1. フェイスパウダーをブラシにとる
ベースメイクを仕上げた後、眉の部分を軽くティッシュで押さえて油分をオフ。フェイスパウダーをアイシャドウブラシに含ませます。
2. 手の甲でパウダーの量を調節
ブラシを一旦手の甲に着地させて、余分なパウダーを払いながら、ブラシの内側までパウダーを含ませます。
3. 地肌にしっかりなじませる
眉尻から眉頭、眉頭から眉尻へと何度も往復させて、パウダーを毛の内側まで丁寧に入れ込みます。最後にブラシで毛流れをなでるように整えます。
アイブロウパウダーで眉を自然に太らせる
【使用アイテム】
▲コスメデコルテ|コントゥアリング パウダーアイブロウ BR301 ¥4,950
ダークベージュ(右)とグレイッシュブラウン(中央)の濃淡で立体感のある仕上がりを叶えるアイブロウパウダー。
4. ダークベージュで眉頭~眉山を描く
付属の幅広ブラシにダークベージュ(右)のアイブロウパウダーをとり、眉頭から眉山の範囲にのせます。下のラインは実際より太めにします。
5. パウダーを足さず眉頭をぼかし込む
ブラシにアイブロウパウダーを足さず、眉頭を斜め内側にぼかし込みます。このひと手間で、やや太めに描いた眉も顔の骨格になじみます。
6. グレイッシュブラウンで眉山~眉尻を描く
付属の細いブラシにグレイッシュブラウン(中央)のパウダーをとり、眉山から眉尻にのせます。眉山の角度をつけすぎず、下のラインは直線的に描きます。
足りないところをアイブロウペンシルで埋め、もちをアップ
【使用アイテム】
▲コーセー ファシオ|アイブロウ ペンシル 01 ¥605(編集部調べ)
芯の硬さと発色のよさを両立するタイプ。生えている眉のように一本一本描けるグレー系がおすすめです。
7. パウダーで太らせた眉の下側を補強
アイブロウパウダーをのせた毛の生えていない部分に、ペンシルで毛を描き足します。まずは下側を、鏡で仕上がりを確認しながら描いていきます。
8. 消えやすい眉尻も丁寧に描き足して
眉尻は消えやすいので、毛がある人もない人もペンシルで描き足しておくと安心です。そのほか、自分の眉に合わせて足りない部分を描いていきます。
繊維入り透明マスカラで毛流れをフィックス
【使用アイテム】
▲エテュセ|アイエディション(マスカラベース) ¥1,100
仕上げには、毛流れをスタイリングする黒繊維入りのマスカラ下地がおすすめです。
9. ブラシについた余分な液をティッシュオフ
マスカラのブラシを出し、ティッシュペーパーで軽く液を拭きとります。液が多いと毛が固まってしまうので、かすれる程度がちょうどいいです。
10. 眉頭の毛を立ち上げる
眉頭だけ他の部分と毛流れが異なるので、まずは眉頭の毛を垂直に立ち上げます。マスカラブラシの先端を使って、地肌につかないように注意しましょう。
11. 全体を斜め上に軽くとかし上げる
そのまま眉尻に向けて、斜め上にとかし上げるようにします。毛流れがフィックスされると、動かないのでパウダーなどのもちもよくなります。
「落ちない眉」なら、鏡でチェックしなくても安心です。
■「落ちない」おすすめ眉コスメ
眉をキープする【フェイスパウダー】
▲(写真:A)コーセー ヴィセ リシェ|フォギーグロウ フィルター 00 ¥1,760(編集部調べ)
毛穴にしっかり密着してさらさら感をキープします。
▲(写真:B)イニスフリー|ノーセバム ミネラルパウダー N ¥825
皮脂吸着効果が高いです。
▲(写真:C)カネボウ化粧品 ケイト|3Dリメイク プレストパウダー EX-1 ¥1,760(編集部調べ)
顔全体に使うと立体感が出ます。左側のマットパウダーを眉に。
眉の形を整える【アイブロウパウダー】
▲(写真:D)エレガンス|パーフェクト ブロウ パウダー GR40 ※販売終了
左右の色を混ぜて眉頭~眉山に、中央を眉尻に使用します。
▲(写真:E)セザンヌ|パウダリーアイブロウ P3 ¥528
黒髪に似合うグレー寄りの色。左を眉頭~眉山に、右を眉尻に使用します。
▲(写真:F)THREE|アドバンスドアイデンティティ ブラウシェーピングデュオ 04 ¥4,180
右を眉頭~眉山に、左を眉尻に使用します。左はワックスタイプでもちがいいのが特徴です。
もちのよさを叶える【アイブロウペンシル】
▲(写真:G)ボビイ ブラウン|マイクロ ブロー ペンシル 11 ¥4,290
汗や湿気に強い処方。ソフトブラックの極細芯で一本一本描くことができます。
▲(写真:H)SUQQU|ソリッド アイブロウ ペンシル 04 ¥4,400(ホルダー込み)
密着ワックス処方で摩擦にも強いです。抜け感が出る繊細なグレー。
▲(写真:I)ADDICTION BEAUTY|アイブロウ ペンシル 04¥3,300(ホルダー込み)
リアルな毛の色に近いダークグレー。
眉の仕上げに【繊維入り透明マスカラ】
▲(写真:J)資生堂 マジョリカ マジョルカ|ラッシュボーン ブラックファイバーイン ¥1,320
毛流れを整えやすいコームタイプです。
▲(写真:K)ウズ バイ フローフシ|モテマスカラ クリア ¥1,980
細いブラシが使いやすいです。
▲(写真:L)Nuzzle フーミー|マルチマスカラ クリアブラック ¥1,650
眉にもまつげにも使えるマルチタイプです。
“ちょっと太眉”がポイント! 丁寧に消えない眉をつくる11ステップ
【口コミ人気】30代におすすめの最新ベスコス受賞
ここでは「Oggiベストコスメ2022ランキング」に登場した眉コスメをご紹介。アイブロウだけでなく、眉マスカラもマストアイテムになりつつあるようです。また、柔らかな印象を作るカラーが人気。早速、30代働く女性と美容プロが選んだ眉コスメをチェックしましょう。
■30代働くOggi読者が選ぶ【アイブロウ】TOP3
1位:カネボウ化粧品 ケイト|デザイニング アイブロウ3D EX-4 ¥1,210(編集部調べ)
カラー調整がいとも簡単にできます。
〈読者の口コミ〉
「理想の色味が簡単に作れるので、髪色にも合わせやすい。コスパも最高で長年これ一筋」(事務・29歳)
2位:イミュ デジャヴュ|アイブロウカラー ナチュラルブラウン ¥880
〈読者の口コミ〉
「露骨に染めた感がなく、眉になじんでくれます。小回りも利いて使いやすい」(営業・33歳)
3位:井田ラボラトリーズ キャンメイク|ミックスアイブロウ 05 ¥660
〈読者の口コミ〉
「ピンクが変に浮かないので、大人っぽい仕上がりに。これを使うだけで優しい顔になれる」(会社員・31歳)
■美容プロが選ぶ【アイブロウ】TOP3
1位:セルヴォーク|インディケイト アイブロウパウダー 08 ¥3,850
驚くほど垢抜けるプラムブラウンのカラーです。
〈美容プロのレビュー〉
「抜け感があるのに表情が締まる」(美容エディター・門司紀子さん)
「肌がクリアに見える色味で実は使いやすい」(ヘア&メイクアップアーティスト・岡田知子さん)
2位:セザンヌ|極細アイブロウマスカラ C1 ¥528
〈美容プロのレビュー〉
「しっかり色付きながらもふわっとやわらかな印象。どんなメイクにもはまります」(ヘア&メイクアップアーティスト・林 由香里さん)
3位:クレ・ド・ポー ボーテ|ジェルスルシル 103 ¥3,850
〈美容プロのレビュー〉
「染まり方が自然!」(ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平さん)
「束にならずすっきり毛流れに。顔が洗練されます」(美容エディター・松村有希子さん)
読者&美容プロが選ぶ【眉コスメ】「やわらか印象カラー」が人気!【Oggiベストコスメ2022】
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