鏡餅を乗せる「側面に穴の開いた木の台」を何と言う?
お正月に鏡餅を乗せる側面に穴の開いた木の台を何と言うか知っていますか? 神棚への供物や屠蘇(とそ)の祝いの台・容器として使用されることもある、あの台です。
【問題】
鏡餅をのせる「側面に穴の開いた木の台」の名称は?
1. 三方(さんぽう)
2. 三膳(さんぜん)
正解は?
1. 三方(さんぽう)が、正解!
角形の折敷(おしき)に、前と左右との三方に「刳形(くりかた)」もしくは「眼象(げんじょう)」と呼ばれる透かし穴のあいた台のついたもので、「三宝」と呼ばれることもあります。
もとは食事用の台とされていましたが、現在は神祭に神饌(しんせん)などをのせる台や容器としたり、各種儀式に物をのせる台となっています。
家庭では、神棚への供物、正月の床飾り、屠蘇(とそ)の祝いの台・容器として使用されます。台の側板に刳形がない方を表とし、この面を神前に向けて置きます。
また、1月11日には、鏡開きとして供えた鏡餅を木槌で割って食べる風習があります。割った餅は雑煮や汁粉に入れるのが一般的。
さん‐ぼう〔‐バウ〕【三方】
《「さんぽう」とも》
1 三つの方向。三つの方面。
2 前と左右の三方に刳形(くりかた)の穴をあけた台を方形の折敷(おしき)につけたもの。ヒノキの白木製を普通とし、神仏や貴人に物を供したり、儀式のときに物をのせたりするのに用いる。三宝。→衝重(ついがさ)ね
(小学館デジタル大辞泉より)
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