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2020.01.01

ひとりの時間が人脈を広げる!?「聞く技術」の身につけ方を伝授!

テレビやラジオなどで活躍する精神科医の名越康文さんが、Oggi読者の悩みに答えてくれる本誌の人気連載。今回は、人脈を広げるいちばんの近道をご紹介!

ひとり時間で自分の興味を深掘りしてみる

Oggi世代のみなさんは、仕事やライフステージにおいて、さまざまな決断を迫られることが多いかと思います。そこで、大きな決断をするときに、ひとつ心がけてほしいことがあります。

(c)Shutterstock.com

それは「最悪の気分の日に決断はしない」ということです。人間は気持ちが沈んでいるとき、自己評価が低いときは、「どうせ自分なんて…」とか「この先たかが知れてる」とか「もう解決策なんてない」 などと考えてしまいがち。そういう精神状態のときには敢えて決断をしないで、見送ったほうがいいです。

◆聞き役になってくれる友人は人生の宝である!

僕は大きな決断で悩んだら、必ずこの人に話を聞いてもらおうという人がいます。その人に話を聞いてもらうと、「自分はこうしたかったんだ」って頭の中が整理されてくるから不思議。

聞き役がいてくれるって、すごく重要です。自分のことを否定したり、意見を押しつけるのでなく、 ゆったり聞いてくれて時折助言まで与えてくれる人。これは人生の宝と言っても過言じゃない!

これには「聞く技術」が必要で、〝聞く〟とは相手の話に関心をもつことから始まります。だれだって「聞いてほしい」という欲求はもっていますけれど、「聞く技術」をもっている人は稀です。

みなさんも相談を受けたり、話を聞くときに、「なるほど」って相槌を打つことがありますよね。しかしもう一歩踏み込んで、「それってどういうこと?」「ああわかった、そうだったのね!」と相手の話題に興味をもつ。これが人生を豊かにできるかどうかの分岐点になるんです。

◆人の話題に対して〝興味をもつ力〟を養おう

ちょっといやらしい話になります が、メリットを知ることも大切。上手な聞き役になれたら、またあの人に話を聞いてもらいたいと思われ、人脈が広がります。「そのためにどういう聞き方をしたらいいですか?」 とか「どう受け答えしたらいいですか?」と質問をされることがあるのですが、これって根本の考え方がアウト。

(c)Shutterstock.com

人間は自分が大好きな生き物。だから自分が話したいことに相手が興味をもつかどうかには、とっても敏感です。表面的につくろっても、実はうわのそら… であれば、ふだん鈍感な人でもなんとなく見抜いてしまいます。だから最も大事なことは、受け答えの作法ではなくて、人の話題に対して、自分の興味を自分でどう引き出すかなんです。

そのために必要なのは、知識より知性。つまり人でもモノでも、自分が関心をもって、一心に集中できる力を養うことです。そしてこの力は「ひとりっきりの時間」の中でないと育ち難いのです。日ごろから、情報による知識ばかりを増やすより、感性を磨いて知性を養うほうに専念し、自分の興味を深掘りする。

自分との対話を磨くことで、相手とも深い対話ができる。「ひとり」って決してさみしいものじゃなくて、むしろ人脈を広げてくれるものなのです。

2018年Oggi9月号「名越康文の奥の『ソロ』道」より
イラスト/浅妻健司 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Shutterstock.com

名越康文(なこし・やすふみ)

1960年、奈良県生まれ。精神科医。臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など幅広く活躍中。著書に『SOLO TIME 「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』(夜間飛行)ほか多数。


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