年賀メールって失礼にあたるの？ 要注意ポイントも！
年始のご挨拶といえば年賀状。年賀状を葉書ではなく、メールで送りたい。でもそれって失礼にあたるの？ 年賀メールのマナーを確認しましょう。
年賀状ってなぜ送るの
年賀状の始まりは平安時代に遡ります。年始回りという、新年に、お世話になった方に挨拶をして回る習慣が貴族の間で始まり、遠方のため挨拶に伺うことができない方にご挨拶状を送るようになったのが年賀状の始まりだそう。
明治時代に郵便制度が始まると、だんだん年賀状を出す人が増えていきましたが、最近は年賀メールを送る方も増え、年賀状は減少傾向にあります。
年賀メールは失礼？
そもそもは新年のご挨拶に直接伺うことが難しい場合に略式で年賀状を送っていたことからすると、年賀メールは年賀状の略式にあたるので、新年のご挨拶としては略式の略式、といった位置付けになります。
新年のご挨拶としては略式の略式、と聞くと、やはり年賀メールは失礼なのかなと思ってしまいますよね。そうなんです。失礼と感じる方が一定数いるというのが注意ポイントです。そのため、特に仕事関係の方や目上の方などには失礼のないように年賀状を送るのが無難です。
一方、メールでのやり取りが頻繁で、親しい間柄と言える仕事関係の方や友人などは年賀メールでご挨拶してもOK。
年賀メールは受け取り手の気持ちによって失礼にも当たりうるので、その点に気をつけて送りましょうね。
年賀メールを送る場合の注意点
年賀メールを送る際には下記の3つのポイントを押さえましょう！
一斉送信はしない
年賀状はお世話になった方への御礼と今年もよろしくお願いしますという気持ちを込めて送るものです。それは年賀メールになっても同じですので、お一人お一人に向けて送りましょう。
テンプレートはカスタマイズする
一斉送信NGでも触れた通り、年賀メールはお一人お一人に向けて送るべきもの。失礼のない文面にすべく、テンプレートを参考にするのはありですが、テンプレートそのままはなんとなく先方にもわかってしまいます。相手の方を思ってカスタマイズして送りましょうね。
1月7日までに送信する
年賀メールも年賀状と同様、松の内（1月7日）までに送信すれば失礼にはあたりませんが、先方の仕事始めの日に送信できるとベターです。
なお、三が日は休日ですので、ビジネスにおける年賀メールは仕事始めの日から送信すれば十分です。元旦にこだわって送る必要はないんですよ。
いかがでしたか？
感謝の気持ちはなかなか伝える機会がないもの。準備は必要になりますが、そのひと手間を惜しまずに、きちんと感謝の気持ちを込めてお一人お一人に対して送ることで、新年もより良い関係が築いていけると思いますよ。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中！
