10月1日から10%になった「消費税」ってなぁに?
10月1日から消費税が10%になりました。増税ですね…。そもそも消費税ってどんな税金なんでしょう?
消費税はどんな税金?
消費税はものやサービスを購入した際に課される税金です。購入の際に商品の代金のほかに消費税分もお店に支払い、お店から税金を納めています(事業者を介して納められるので、間接税と呼ばれるます)。
買い物をすると必ず発生する税金なので、小さい時から「一番身近にある税金」と言えるのではないでしょうか。また、子どもが買う場合も、大人が買う場合も、同じ商品であれば同じだけの消費税が課せられるため、「公平な税金」と表されることがあります。
明治時代から課されていた法人税や所得税と異なり、消費税の歴史は意外にも浅く、1989年に「ウィッシュ」で有名なDAIGOさんのおじいさんでもある竹下登首相のときに導入されました。1989年は平成元年なので、平成とともに消費税の歴史はスタートしたんですよ。なお、導入当時は税率3%でした。
消費税の使い道は?
消費税をほぼ毎日納めていると言っても過言ではない私たち。消費税はどんなことに使われているかご存知ですか?
消費税の使い道は消費税法という法律の中で、『年金や医療および介護の社会福祉、少子化対策に必要な経費に充てる』と定められています。
そのため、今回の増税も、高齢化社会の進展でかさんでいる年金や医療費などに充てられるとともに、幼稚園や保育園の無償化などの新しい施策に使われます。
社会福祉が充実していると言われる、北欧を中心に消費税率20%を超える国もあります。税率が高くても社会福祉が充実するなら納得感がありますよね。
私たち世代は年金がもらえるのか? など将来への漠然とした不安がつきないですよね。消費税増税という目先のマイナスだけに囚われるのではなく、私たちが負担する消費税の使い道を興味を持って見ていかないといけませんね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!