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BEAUTY

2019.07.17

蒸れる夏…。【デリケートゾーンのかゆみ】は放置してはいけません! 女医がズバリ

「かゆみ」はデリケートゾーンに起こりやすいトラブルの一つ。女医がその原因と対処法について詳しく解説します。

デリケートゾーンは汗や汚れなどがたまりやすく蒸れやすいため、様々なトラブルを生じることがあります。

外出先や仕事中では強いかゆみを感じてもなかなか掻くこともできず、つらい経験をしたことがある人も多いでしょう。かゆみが我慢できず、トイレや更衣室に駆け込んだ…なんて人もいるかもしれません。

できれば避けたいデリケートゾーンのかゆみ。さて、どうしたらいい?

【目次】
【デリケートゾーン かゆみ】原因
【デリケートゾーン かゆみ】病院なら何科に? なんて言えば?
【デリケートゾーン かゆみ】薬でおすすめなものは?

【デリケートゾーン かゆみ】原因

そもそも、デリケートゾーンのかゆみはどのようなことが原因で引き起こされるのでしょうか?

デリケートゾーンのかゆみ3大原因

1.分泌物の蒸れ

デリケートゾーンは常に下着と衣類に覆われており、皮膚同士も密着しているため非常に通気性が悪い部位です。しかし、デリケートゾーンには汗やおりものなどが多く分泌されており、身体の中でも特に蒸れやすい部位といってよいでしょう。

デリケートゾーン かゆみ
(c)Shutterstock.com

汗やおりものは皮膚や粘膜に刺激を与えてかゆみを引き起こすことがあり、雑菌繁殖の温床にもなりうるため増殖した雑菌が原因でかゆみが引き起こされることがあります。

また、膣に常在しているカビの一種であるカンジダは、デリケートゾーンが蒸れることによって異常増殖し、「カンジダ膣炎」を発症することがあります。「カンジダ膣炎」はカッテージチーズのような白いぽろぽろとしたおりものが大量に分泌され、灼熱感を伴う激烈なかゆみを生じるのが特徴です。

とくに、風邪をひいて体調が悪い時や疲れがたまっている時など、免疫力が低下しがちな時に発症するリスクが高まりますので注意が必要です。

2.下着やナプキンの刺激

デリケートゾーンの皮膚や粘膜はその名の通り非常にデリケートで些細な刺激に敏感です。しかしデリケートゾーンは常に下着やナプキン、おりものシートなどに触れており、デリケートゾーンを覆うこれらのものが刺激となってかゆみを生じることがあります。

ナプキン
(c)Shutterstock.com

ひどい場合には「接触性皮膚炎」を発症して、デリケートゾーンの発疹や赤みが生じることもあります。非常に強いかゆみを生じる場合もあり、掻きむしることでデリケートゾーンにダメージを与えてしまうこともありますので、下着やナプキンなどは刺激の少ないものを選ぶことが大切です。

3.性感染症

若い世代を中心にデリケートゾーンのかゆみの原因として多いのは、性感染症です。性感染症とは、性行為によってデリケートゾーンに細菌やウイルス、原虫が感染することによって発症する病気で、クラミジアや淋菌感染症、膣トリコモナス、毛じらみなど様々なものが挙げられます。

女性は性感染症にかかったとしても自覚症状がないことも多いですが、デリケートゾーンにかゆみを引き起こすものもあります。おりものの色調や量、ニオイなどの変化を伴うデリケートゾーンのかゆみは性感染症を疑いましょう。

【デリケートゾーン かゆみ】病院なら何科に? なんて言えば?

デリケートゾーンのかゆみは上で述べた主に3つの原因によって引き起こされます。

デリケートゾーンのムレによるかゆみを改善する方法3

1.通気性の良い下着を着用する
2.ストッキングやスキニージーンズのような蒸れやすい衣類の長時間着用を避ける
3.こまめに立ち上がったり歩いたりする

上記のような対策を行うことである程度は改善することが可能です。

デリケートゾーン
(c)Shutterstock.com

しかし、デリケートゾーンにできた発疹が悪化している場合やカンジダ膣炎、性感染症などが原因の場合には病院での治療が必要になります。

受診に適した診療科は、かゆみの原因によって異なる

まず、デリケートゾーンのムレや下着などの刺激によって発疹ができているような場合に皮膚科を受診するのがおすすめです。

発疹を専門的に診てもらえるのは皮膚科ですが、皮膚科でデリケートゾーンを診てもらうのに抵抗がある場合には、婦人科で対応してくれることもあります。婦人科のかかりつけ医がある場合は問い合わせてみましょう。

一方、カンジダ膣炎や性感染症などのように外陰部の病気が原因の場合には、婦人科で治療する必要があります。デリケートゾーンのかゆみが主な症状であっても、膣内の洗浄などが必要になりますので必ず婦人科を受診するようにしましょう。

【デリケートゾーン かゆみ】薬でおすすめなものは?

デリケートゾーンのトラブルはなかなか人に相談できず、人知れず悩んでいる女性も多いでしょう。病院に行くのにも抵抗を感じる女性も少なくないはずです。

もちろん、カンジダ膣炎や性感染症などのように婦人科での治療が必要な病気が原因の場合にはできるだけ早く病院を受診することが大切です。しかし、ムレによるちょっとしたかぶれなどが原因の場合には市販の塗り薬で対処できることもあります。

デリケートのかゆみのおススメの市販薬

・フェミニーナ(軟膏、ジェル、ミスト)
・デリケア
・ユースキンラフㇾ
・フレディ

いずれも、デリケートゾーンのかゆみに有効と謳われた塗り薬です。かゆみを抑える成分などが含まれており、クリームやジェル、ミストなど様々なタイプのものがありますのでお好みのものを選んで使用しましょう。

デリケートゾーンのケア用品を購入しづらい時は、赤ちゃんにも使用できるオイラックスソフトなどがおすすめです。

また、カンジダ膣炎は再発した場合にのみの使用を推奨されている薬も市販されています。初めて発症した場合はカンジダによる症状か否かを自己判断するのは難しいため、婦人科で検査・治療を受ける必要があります。

婦人科で治療
(c)Shutterstock.com

ですが、軽度な再発を繰り返す場合には市販薬で対処することも可能です。しかし、再発の場合であっても症状が強い場合は市販薬に頼らず婦人科で治療を受けるようにしましょう。

デリケートゾーンのかゆみは、セルフケアや日常生活での対策によって改善可能なものもありますが、なかには性感染症などの病気が原因になっている場合もあります。

放っておくと将来的に不妊症になるリスクが高くなることもありますので、デリケートゾーンのかゆみは決して軽く考えることはできない症状といえます。かゆみが長引くときは、婦人科などを受診して正しい治療を受けるようにしましょう。

成田亜希子先生

一般内科医。プライベートでは二児の母。
保健所勤務経験もあり、医療行政や母子保健、感染症に詳しい。
国立医療科学院などでの研修も積む。
日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会所属。


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