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LIFESTYLE

2019.06.23

住まいを購入するなら何歳がベスト? ローンが組めなくなる年齢って?

今回は住まい購入の適齢期とローンについて解説。『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表の小島ひろ美さんによるマンション購入に関するコラムです。

『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表 小島ひろ美

独身女性は住まいをどう考える?! 購入と賃貸を比較vol.2

皆様、こんにちは。『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表の小島ひろ美です。前回は、購入と賃貸のメリット・デメリットについてお話させていただきました。では独身女性が住まいを購入する際、何歳で購入するのがベストなのでしょう?

◆30代~40代が購入時期のピーク(44歳までが良い理由)

家の購入
(c)Shutterstock.com

住まいを購入すると決まったら、次はいつ買うのがよいのかという問題があります。仕事や収入以外に住む場所によっても変わってくるため、一概にはいえませんが、基本的には30代前半~40代前半にかけてが最適です。

なぜ40代前半までに購入するのがオススメなのかについては、大きく2つの理由があります。まず1つめの理由は、現状、日本では男性に比べ女性のほうが収入が低く、高齢になればなるほどローンの支払いが厳しくなるからです。職種によっては高齢になっても高収入を維持できますが、できるだけ早めに購入したほうが後になって苦労をしなくてすみます。

40代前半までに住まいを購入したほうがよい2つめの理由は、金融機関にあります。金融機関では、住宅ローンの完済年齢を80歳未満と定めているところが一般的です。そのため35年ローンで住まいを購入するのであれば、遅くとも44歳までには決めておかないと最悪の場合「ローンが組めない」といったことになってしまいます。これら2つが、住まいの購入は「30代前半から44歳までが最適なタイミング」とお話しする理由です。

◆支払いは“繰り上げ返済”で早めに完済を

住まいの購入
(c)Shutterstock.com

「住まいの購入は、できるだけ早めにしたほうがオススメ。高齢になってから楽になる」とお話ししましたが、若いうちは収入が少なく、安定していないといった理由でなかなか購入に踏み切れません。気付けば30代後半になってしまったという人も少なくないでしょう。

しかし、50代になっていても心配はいりません。なぜならローンの支払いは繰り上げ返済をすることで、予定よりも早く完済することも可能だからです。

例えば、2000万円を今の住宅ローン金利0.42%35年ローン(返済額毎月5万1213円・ボーナス月0円)で借り入れたとします。これに毎月2.5万円、ボーナス月は15万円×2回の繰り上げ返済をした場合、金利0.42%は変わらないと仮定して、返済は19年2カ月で終了します。

毎月、繰り上げ返済は自由にできるので、無理な時は繰り上げ返済をする必要はありません。そうした柔軟な支払いができるのも、繰り上げ返済のメリットです。

払える時は少し多めに、無理な時は繰り上げ返済をしないといったスタンスであっても、普通にローンだけを支払っていくのに比べ大幅に支払期間の短縮が可能で、後々の生活が楽になります。賃貸の場合、家賃は老後の分も前払いが出来ませんが、住宅ローンは先に払って利益を大幅に少なくすることが出来るのです。

詳しく知りたい方は『女性のための快適住まいづくり研究会』マンションライブラリーで専門家による無料個別相談でもご相談が可能ですので、是非お立ち寄りください。

さらに詳しく学びたい方は『女性のための快適住まいづくり研究会』主催「女性のためのかしこいマンション購入術講座」にご参加下さい♪ 詳しくはこちらから。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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小島ひろ美 一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表

1957年福岡県生まれ。関西学院大学商学部卒 ライフスタイル・コーディネーター、宅地建物取引士、相続診断士。26歳の時にマンション購入で苦労した経験をいかし、“女性がマンション購入の夢を実現できる世の中にしたいと”と1991年に研究会を設立。以降、「女性のためのかしこいマンション購入術講座」で、今までに8万人以上の女性たちに750回以上の講演を行いながら、25年間に渡り女性のマンション購入を応援し、第一線で活躍中。著書「シングル女性の(特)マンション選び」(講談社)、「元気になる! 幸せマンション購入術」(アスコム)、他多数。


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