独身女性は住まいをどう考える?! 購入と賃貸を比較vol.1
皆様、こんにちは。『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表の小島ひろ美です。女性がマンションを購入するにあたり独身女性が老後の住まいについてどのように考えておけばよいでしょうか? 購入と賃貸のメリット・デメリットについてお話させていただきます。
◆購入のメリットとデメリット
住まいを購入する最大のメリットは自分のものになるということです。賃貸と異なり、住みながら将来に向けた備えができ、ローンが終われば支払いは管理費と固定資産税のみになります。
また、自身の好みのデザイン、内装の家に住めることもメリットです。老後を考えバリアフリー仕様にするといったことも可能。一戸建ての場合はリフォームや建て替えに大きな資産が必要ですが、分譲マンションの場合は初めから修繕積立金として少しずつ貯めています。実際に自分が負担するのはお部屋の中だけのリフォームになるので、100万円~800万円くらいで済むと思われます。
また心理面においても、ずっと住み続けられるという安心感を得られるのも購入のメリットの1つです。さらに住まいを購入すると、団体信用生命保険に入ることになります。自身がガンなどの七大疾病に診断された場合、住宅ローンの返済が不要になる特約付きの団信もあるので、賃貸に比べ心理的な安心感は大きいといえるでしょう。
対して購入のデメリットは、何歳で購入するかにもよりますが、頭金や初期費用のためにある程度の資金が必要になることです。ただし、現在では頭金0円で諸経費なども貸してくれる銀行もあるので、貯金のない人にとっては今がまさに大チャンスなのです。
また住み始めてからも家の修繕、お部屋のリフォーム費用はすべて自己負担になります。賃貸のように大家さんが管理しているわけではないため、工務店などへの依頼を含め、すべて自分でおこなわなくてはなりません。
◆賃貸のメリットとデメリット
賃貸に住むことのメリットは、環境や気持ちの変化によって気軽に引っ越しができる点です。いざとなれば転居できると思えば心理的に余裕を持つことができます。また年齢を重ねて1人暮らしが不安になった時には、気軽に老人ホームや高齢者住宅に行くという選択肢を持てることも、賃貸のメリットといえるでしょう。
対して賃貸のデメリットは、リフォームや修繕を勝手にできないことです。そして大家さんの都合で、退去しなければならないこともあります。
賃貸の場合気軽に引っ越しできるとはいえ、その度に敷金・礼金、引っ越し費用がかかります。また高齢になれば、賃貸物件を借りにくくなるうえ、荷物の持ち運びにもかなりの労力が必要で体力的な不安もつきまといます。さらに住んでいる間は病気になろうと仕事を辞めてしまおうと、常に家賃を払い続けなければならない点も大きなデメリットです。
詳しく知りたい方は『女性のための快適住まいづくり研究会』マンションライブラリーで専門家による無料個別相談でもご相談が可能ですので、是非お立ち寄りください。
さらに詳しく学びたい方は『女性のための快適住まいづくり研究会』主催「女性のためのかしこいマンション購入術講座」にご参加下さい♪ 詳しくはこちらから。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
小島ひろ美 一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表
1957年福岡県生まれ。関西学院大学商学部卒 ライフスタイル・コーディネーター、宅地建物取引士、相続診断士。26歳の時にマンション購入で苦労した経験をいかし、“女性がマンション購入の夢を実現できる世の中にしたいと”と1991年に研究会を設立。以降、「女性のためのかしこいマンション購入術講座」で、今までに8万人以上の女性たちに750回以上の講演を行いながら、25年間に渡り女性のマンション購入を応援し、第一線で活躍中。著書「シングル女性の(特)マンション選び」(講談社)、「元気になる! 幸せマンション購入術」(アスコム)、他多数。
これまでの記事はこちら!