薄型テレビを長持ちさせるコツ
延長保証制度の設計・運営を行うテックマークジャパン株式会社(以下、「テックマークジャパン」)は、全国の20代~50代の男女400名を対象に、家電についての調査を実施。
昭和の三種の神器といえば「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」でしたが、令和を迎えたいま、平成を象徴する「新・三種の神器」として選ばれたのは「携帯電話(スマートフォン含む)」(49.8%)、「薄型テレビ」(45.0%)、「ロボット掃除機」(37.3%)でした。

そこで前回に続き今回は、テックマークジャパンに「薄型テレビを長持ちさせるコツ」についてあらためて教えていただきました!
テレビにとって、本体や周辺に蓄積するホコリは天敵。特にテレビやブルーレイプレーヤー・レコーダーなどは設置後に移動させる機会も少ないので要注意。
また、お部屋の湿度にも気をつけましょう!
ホコリが内部の電気部品に蓄積して湿度を含むと、漏電による損害の原因になりかねません。コンセントに差し込んだ電源プラグにホコリが蓄積して生じるトラッキング現象にも似ており、基板などを容易に破損させます。
ホコリ取りなどの用具を活用して定期的に掃除をすると良いですね。
また、メーカーサービスに依頼をすると内部まで清掃してくれますので、1年に1回はお願いしてみることをおすすめします。
さらに、有機ELテレビや液晶テレビは60インチ台でも消費電力が700Wを超えるものが少なく、複数のプラグが用意されたタップコードを活用しても定格容量内でおさまると思いますが、必要以上に長い延長コードやタップコードを活用すると電圧降下によって正しく作動しなくなり故障の原因となります。
延長コードやタップコードの長さは必要最低限に抑えましょう。

さらに、リビングなどに設置することを前提としたテレビには防水性能が満たされていません。
飛水だけでなく、油煙、蒸気の影響を受ける調理場付近への設置は控えましょう。また、加湿器の吹き出し口をテレビに向ける行為は、湿度やホコリの影響を与えることになりますのでご注意ください。
情報提供/テックマークジャパン株式会社
トップ画像/(c)Shutterstock.com
【調査概要】
調査名:家電に関する意識調査
調査対象:全国の20〜59歳の男女各200名(合計400名)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査時期:2019年4月18日~2019年4月22日

教えてくださったのは… テックマークジャパン株式会社 本多宏行(ほんだ・ひろゆき)さん
1999年テックマーク入社。大手自動車ディーラーでのメカニック経験を活かし、自動車から家電、PC、ガス製品を含む住宅設備機器に至るまで、幅広く修理精査業務を手がける。家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を取得。現在、延長保証の対象製品の修理精査業務を行いながら、故障を未然に防ぐための正しい家電の使い方などを分かりやすく解説するなどの活動も展開している。
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