携帯電話(スマートフォン)を長持ちさせるコツ
延長保証制度の設計・運営を行うテックマークジャパン株式会社(以下、「テックマークジャパン」)は、全国の20代~50代の男女400名を対象に、家電についての調査を実施。
昭和の三種の神器といえば「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」でしたが、令和を迎えたいま、平成を象徴する「新・三種の神器」として選ばれたのは「携帯電話(スマートフォン含む)」(49.8%)、「薄型テレビ」(45.0%)、「ロボット掃除機」(37.3%)でした。
そこで今回は、テックマークジャパンに「携帯電話(スマートフォン)を長持ちさせるコツ」についてあらためて教えていただきました!
スマートフォンに内蔵されている充電池の大半は、リチウムイオン充電池。充電池を使い切らずに充電を繰り返すと発生するメモリー効果(使用できる容量が本来の容量よりも減少したようにみえる現象)の心配もなく、完全に使い切らずに充電する「継ぎ足し充電」が可能です。
しかしながら、満タンになっても充電を継続する過充電と、完全に使い切ってから放置したままにする過放電は、スマートフォンにとって致命傷になりかねません。
電池残量を10%未満で使用することや放置することも御法度。10%に達する前に余裕をもって充電しましょう!
また、充電中の使用も控えたいところです。
充電中にアプリケーションの更新などが自動で行われても発熱量が少ないので大きな負荷になりませんが、SNSやゲームなどを行いながらの充電は発熱量も多くなります。本体への負荷を考慮して控えるべきと考えます。
さらに、バッテリーと聞いて思い当たる事故に発火があるかと思います。
発火の原因を製造時における不具合とメーカーが認めその回収に至るような場合を除き、製造上に問題のないバッテリーが発火する原因を考えると、前述のとおり過充電は原因のひとつとしてあげられるでしょう。
また、落下などの衝撃による内部ショートも原因のひとつと考えられます。使用する際は、携帯電話(スマートフォン)やバッテリーに衝撃などを与えないよう注意しましょう。
情報提供/テックマークジャパン株式会社
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【調査概要】
調査名:家電に関する意識調査
調査対象:全国の20〜59歳の男女各200名(合計400名)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査時期:2019年4月18日~2019年4月22日
教えてくださったのは… テックマークジャパン株式会社 本多宏行(ほんだ・ひろゆき)さん
1999年テックマーク入社。大手自動車ディーラーでのメカニック経験を活かし、自動車から家電、PC、ガス製品を含む住宅設備機器に至るまで、幅広く修理精査業務を手がける。家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を取得。現在、延長保証の対象製品の修理精査業務を行いながら、故障を未然に防ぐための正しい家電の使い方などを分かりやすく解説するなどの活動も展開している。