理系男子。もしかしたら「ちょっと苦手なタイプかも…」と思っている方も多いのでは? サッパリ理解できない彼氏の言動。すれ違いばかりの同僚。理屈っぽくてイヤな上司…そんな人は必読の理系男子の取り扱い方です。
理系男子との距離が縮まる!? 伝え方フォーマット
今回は理系男子の「正義」についてお伝えしようと思います。
「正義」と聞くと堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれませんね。シンプルに言えば、「正しいと信じてしまっていること」となるでしょうか。たとえば仮にあなたが相対的な関係となる文系女子だとして、あなたにもきっと「正義」があることでしょう。
「周囲と比較なんてしない。自分らしく生きればいい」
「データだけでは語れないことのほうがずっと大事だ」
「考えちゃダメ、感じること」
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「正しいと信じてしまっていること」というのは、たとえばそういうことです。一方、理系男子に多いのは次のような「正義」です。正直に告白すれば、私もこういった「正義」を持っているひとりです。
「自分らしく? 周囲と比較するからこそ自分の強みや弱みもわかるんです」
「人間は嘘をつくけれど、データは嘘をつかない」
「ちゃんと考えなきゃダメでしょ」
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当たり前かもしれませんが、見事に真逆。分かり合うことは難しいそうです(苦笑い)。
しかし、私は違いを埋めようとして「分かり合う」必要はなく、違いを認めたうえで「寄り添う」ことでいいと思っています。たとえば私が文系女子にこう言ったとします。
「人間は嘘をつくけれど、データは嘘をつかない。でも、それでもデータだけでは語れないことのほうがずっと大事なときも、世の中にはあるかもね」
あなたはこの台詞にそれほど反発したいと思わないのではないでしょうか。だとしたらおそらくそれは、文系女子への寄り添いがあるからだと私は思います。
・自分の正義を伝える。
・その後で、相手の正義も認めてあげる。
・そして、それに優劣をつけない。
私は普段から、「理系男子が嫌い(苦手)」だと思っているであろう女性にはこのようなフォーマットで意見を伝えるようにしています。自分の主張はするけれど、誰も傷つけない。ビジネスではなかなかこのようなグレーなコミュニケーションはFITしないこともありますが、プライベートであれば許されるでしょう。
もしあなたがいわゆる文系女子で、理系男子とうまくコミュニケーションをとりたいと思っていたら、先ほどのフォーマットを使ってみてはいかがでしょうか。
「考えちゃダメ、感じることが大事。でも人生に影響する大切な局面では、自分でしっかり考えることも必要かもね」
深沢真太郎 ビジネス数学の専門家/人材教育コンサルタント
BMコンサルティング株式会社代表取締役/多摩大学非常勤講師/理学修士(数学)
ビジネスパーソンの思考力や数字力を鍛える「ビジネス数学」を提唱し人財育成に従事。著作多数。
文化放送「The News Masters TOKYO」ニュースマスター
ラジオ『深沢真太郎のビジネス数学カフェ』パーソナリティ
パールハーバープロダクション所属(文化人タレント)
国内初のビジネス数学検定1級AAA認定者
公式チャンネル「ビジネス数学TV」