夏に向けた美肌づくりは「マシュマロヨーグルト」で!
紫外線を浴びるとまず、日焼けやくすみなど肌が黒ずむトラブルが起きます。さらに紫外線ダメージが蓄積するとシミになったり、真皮(※)のコラーゲン繊維が壊されてたるみやシワ、肌のごわつきなどの原因に。
※皮膚は3層構造になっています。ごく薄い表面が「表皮」。表皮の下が肌の土台である「真皮」。皮膚の最も内側が「皮下組織」。
馬渕先生曰く、「紫外線によるダメージから肌を守るためには、外からケアと内からケアが必要!」とのこと。
【主な外からケア】
・日焼け止めや日傘などで紫外線を防ぐ
・日焼けはやけどの一種なので、日焼け直後は肌を冷やす
・化粧水、美容液などでしっかり保湿しながらビタミンC誘導体など肌のメンテナンス成分を補給する
【主な内からケア】
・たんぱく質やコラーゲン(ゼラチン)など、肌を作る材料を摂る
・栄養をきちんと吸収するため、腸内環境を整える
外からケアは、日焼け止めや日傘を持ち歩いたり、保湿をしっかりとケアするイメージがつきますが、内からケアは具体的に何をしたら良いのか…。
そこで、馬渕先生のおすすめは「マシュマロヨーグルト」!
マシュマロは砂糖や水あめなどの糖類などをゼラチンで固めたお菓子。ゼラチンの主成分は、肌をはじめ全身の細胞にも含まれる「コラーゲン」。そして、ヨーグルトの乳酸菌には腸内環境を整える力があるため、内からケアに最適です。
マシュマロをヨーグルトにつけると、マシュマロが水分を吸収してヨーグルトがクリーミーになり、ムースのようなふわシュワ食感に。ヨーグルトの酸味によって甘さがマイルドになり、リピートしたくなる美味しさです。
【基本のマシュマロヨーグルト(2人分)の作り方】
1.プレーンヨーグルト200gにマシュマロ40~60gを加える
2.よく混ぜて6時間~1晩おく
マシュマロヨーグルトをアレンジして楽しむことも!
◆ティラミス風マシュマロヨーグルト
ヨーグルトと相性のよいバナナをプラスし、食べ応えアップ。バナナには腸内細胞を元気にする食物繊維やオリゴ糖が含まれています。ココアに含まれる鉄には体内でコラーゲンの合成を助ける働きも。
【材料】
基本のマシュマロヨーグルト:1食分
バナナ:1/2本分
いちご・ココア:各適量
【作り方】
1.バナナを薄切りし、半量を容器の底に敷いてマシュマロヨーグルトの半量を入れる
2.[1]と同様にバナナとマシュマロヨーグルトを重ね、ココアを茶こしで振りかけ、いちごを飾る
◆杏仁豆腐風マシュマロヨーグルト
アーモンドエッセンスとマンゴーを使ったアジアンテイストなデザート。ドライフルーツには鉄分や食物繊維が多く、とくにドライマンゴーにはビタミンAやビタミンCも含まれます。
【材料】
基本のマシュマロヨーグルト:1食分
ドライマンゴー:1切れ
クコの実(あれば):少量
アーモンドエッセンス:少量
【作り方】
1.ドライマンゴーを刻み、マシュマロヨーグルトを作り際に一緒に漬け込む
2.[1]にアーモンドエッセンスをか加え混ぜ器に盛り、あればクコの実を飾る
マシュマロヨーグルトにはダイエット効果も!?
料理研究家・管理栄養士の森崎友紀さんによると、美肌づくりに効果的な「マシュマロヨーグルト」がダイエットにもおすすめとのこと。
通常のマシュマロには100gあたり約5,000mgのコラーゲンが含まれています(メーカーによりばらつきあり)。マシュマロは価格も手頃で、常温保存できるという点で身近な食品の中でも最も手軽なコラーゲン供給源のひとつといえます。
マシュマロヨーグルトは1食あたり約130kcalで、フルーツを加えても200kcal程度。糖質とたんぱく質、脂質が含まれるためダイエットにもおすすめ。
森崎さんは、「朝食や夜のデザートをマシュマロヨーグルトに置き換えれば、1週間ほどでおなかがすっきりするとともに肌の調子がよくなるのを実感できるでしょう。ダイエット効果を期待するなら、フルーツやドライフルーツを加えて食物繊維やビタミン類をプラス。
栄養バランスが向上し、腹持ちがよくなり満足感がアップします。基本のマシュマロヨーグルトはほんのり甘酸っぱくて美味しいですが、きなこや砕いたナッツ、すりごま、ゆでた大麦などを加えると、おなかや肌にうれしい成分をより多く摂取できますし、飽きずに食べ続けることができます」と話します。
これから厳しくなる紫外線。日焼け止めや日傘などを使って「外からケア」、マシュマロヨーグルトで「内からケア」をしっかりしていきましょう♡