本間涼子さんってどんな人?
北海道にある北星学園余市高校。全校生徒約200人、ドラマ「ヤンキー母校に帰る」の舞台となったこの学校では、全国から高校中退者や不登校者などさまざまな事情を抱える生徒を受け入れている。
そんな学校で教師を務めるのが、本間涼子さん。
生徒一人ひとりと正面から本気で向き合い、やんちゃな生徒たちから「北海道一自分を貫いている女」「最初は『何やコイツ』と思ったけど、今はめっちゃ好きっす」と、絶大な信頼を寄せられている。
––北星学園余市高校の教師になった理由は?
本間さんは、幼い頃に両親の離婚を経験。
「親に迷惑をかけないように選んだ学費の高くない進学先が、たまたま教員養成の学校だった」ことから、半ば成り行きで教師の道へ。
そして、大阪教育大学卒業後、22歳で地元にある私立の小学校で非常勤講師として勤務。
しかしあるとき、余市高校の存在を知り、一人ひとりの生徒とまっすぐ向き合える環境に惹かれ、24歳で地元を離れてこの学校に赴任。
本間涼子さんの「7つのルール」
さて、そんな本間さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.寝てる生徒は何度でも起こす
授業中に寝ている生徒がいれば、何度でも起こすのが本間さんのルール。どんな生徒でも「授業の内容をしっかり聞けば必ず理解できる」と生徒を信じている。
■2.服はド派手に
髪型や服装が自由なこの学校の中でも、一際目立つ格好をしている本間さん。派手な服装をしている理由は、自分が好きだからだけではなく、「自分らしく派手な服装をしても良い。服装を我慢するよりもっと大切なことがある」ということを教えたいから。
■3.休日も生徒と遊ぶ
休日も、暇をみつけては、生徒たちを誘ってどこかへ出かけるという本間さん。プライベートでも生徒たちと遊ぶのが定番。
■4.やらかした生徒は全員の前で謝罪
問題を起こした生徒がいれば、全員の前で謝罪させるのが本間さんのポリシー。プライドから謝罪したくないと思っている生徒もいるが、謝れば解決する道があるということを学んでほしいという。
■5.ご褒美はシール
生徒の提出書類の内容がよければ、ご褒美のシールを貼ってフィードバックするのが本間さんのこだわり。ただ解答欄を埋めるのではなく、自分でいかに考えているかを評価している。
■6.卒業しても年賀状を送り続ける
自分が担当した生徒には、卒業後も年賀状を送り続けている本間さん。1年に1回でも、卒業した生徒へも思いを巡らせる時間をもちたいという。
■7.どこまでもしつこい教師でいる
本間さん曰く、「失敗したら、どう乗り越えていくのかの練習をするのが学校」。だからこそ、生徒がいつか乗り越えられると信じ、どこまでもしつこい教師でいる。
次回の「7ルール」の放送は、4月16日(火)よる11時00分~11時30分です。主人公は、国内外から注目を集める人気の保育園・しぜんの国 保育園 園長の齋藤美和さん。
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