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LOVE

2017.12.14

悪い男の新常識! オトコは気持ちが減っても自分からは別れない

今回は、男性のおかしな生態について。何人も恋人を求める行動の裏に隠されたずるさとは? 恋愛や結婚の酸いも甘いも経験し男性の心を熟知する恋愛アクティビスト・ミキによる「アラサー女子が人生を幸せに生きるため」の導き。

ミキ オナリ「かわいい修羅場」

オトコって何人も彼女が欲しいものなの?

貴乃花親方のようにまっすぐで、自分に厳しく、いや厳しすぎるほど自分を律することができる男性はなかなかいない。

とくに遊び人のオトコ達は、ずるさや甘えを当たり前のように要所要所使って、「恋愛なんてなんでもアリでしょ。仕方ないよね」なんて言ってみせる。

そんな輩は、貴乃花部屋に入門でもしてもらいたいよね、まったく!

この間、古くからの友人がこんな話をしていた。

「友達がね、うっかり彼の携帯を見てしまったら、どうやら女の子と旅行に行っていたような形跡があったそうで彼女(A美)はとても落ち込んでいるの。でもね、A美が怒っている相手はダブル不倫中の彼に対してなんだよね」

ふむふむ。

(c)Shutterstock.com

その彼氏は奥様もいながら3年にわたる不倫中の彼女(A美)がいて、その上、旅行にも行くような仲の新しい彼女(B子)ができたということね。そういえば、最近あまり会ってくれないなとその彼女(A美)は不安に思って携帯をチェックしまったらしいのだ。

「携帯を見たことは言わずに、当然、A美は彼を怒ってみたりしてみたのだけれど、そうしたら彼は以前ほどではないものの、彼女にフォローしまくったそうなの。でもね、そこで取り繕うってなんだか不思議だよね。オトコってそんなに何人も彼女が欲しいものなの? よくめんどくさくないよね」
と納得がいかない友人。

オトコはずるい、せこい! ナルシストな生き物なのだ

多分ね、遊び人のオトコは、自分のポケットに自分のアクセサリーをいっぱい詰めておきたいんだと思う。

彼女はダブル不倫なこともあって、自分以外に女性が登場するとは想定していなかったようなのだ。まさか奥さんも自分もいて、まだ登場人物が増えるなんて、と。

でも遊び人のオトコは、自分を高く評価してくれる対象が多ければ多い方が自分がいいオトコであるかのように思うんだよね。

だから、女性が自分を好きでいてくれる以上、いなくなってほしくはない。できれば、多少会う頻度やフォローが手薄になっても、細く長く自分と繋がっていて欲しい。自分を嫌いになって欲しくないのだ。

カップル
(c)Shutterstock.com

なんてセコイのか!!!なんてナルシストなのか!!!!!

モテたいと思う、特に結婚しているオトコは、自分のことを好きでいてくれる女が好き

自分に興味がない女性を落とそうと努力するのは、もうめんどうくさいし、時間の無駄、そんなふうに思っているのではないだろうか。つまり、自分を好きでいてくれるのなら、わざわざフることもないし、女性から去っていくまでそのままの状態を保ちたい、それが本音。

だから女性側が執着してしまい、「怒ったらあやまるんだから私のことのほうが好きなのよね」。そんなふうに思っていても、結局彼は一緒に旅行をした新しい彼女とは別れないはず。

私は今の状況なら、その悩んでいる彼女が自分から「じゃ、私はもういいわ。サヨナラ!」みたいな感じでさらりと別れていった方が美しく終われると思うのだけど。これ以上執着したらとんでもない修羅場になりはしないだろうかと心配です。

恋を終わらせるときは、自分がカッコ悪くならないコトの方を選ぶべし

不倫には賞味期限がある気がする。だからどんなにピュアな気持ちで不倫にハマってしまったとしても、やめどきがやっぱりあると思う。

去る者は追わず。これは美しい女性が美しく生きていくのに必要な言葉。執着すれば別れはないけど、なんだかすがっているようで悲しい。しかもそもそも不倫なんだし。気持ちがお互い50・50じゃなかったら不倫の意味もないよね。

だって「いらないけど一応とっておくか」そんな古びたお洋服のようにオトコから思われているの、寂しすぎませんか? もし不倫に悩み、別れたいけど別れられない、そんな泥沼に落ち入っている人がいたら、なるべくなんとか早く終わらせた方が自分の気持ち的に健全だと思う。

飛行機と女性
(c)Shutterstock.com

複雑な恋に迷ったときは、何が正解って自分がカッコ悪くならないコトの方を選ぶようにするのが正解。不倫を終わらせるのはいつだって女性よ

ミキ オナリ Miki Onali

恋愛アクティビスト。
数多くの女性誌やwebでライターとしてファッションやカルチャーの記事を手がけるかたわら、これまで200人以上の悩めるアラサー女子にアドバイスをしてきた恋の伝道師。自身は、恋愛、結婚、離婚、再婚をすべて経験してきた40代。アラサー世代の姉御的存在として、日々恋愛相談にのっている。

イラスト/(c)shutterstock.com

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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