バーゲンで30%オフの商品を見てもいくらお得なのかわからない、割り勘するときにいくらかパッと計算できない、なんてことありませんか?
何となく、数字に苦手意識を抱く女性は多いもの。でも、ビジネスで数字は切っても切れない関係。いつまでも「わかんない」「苦手」なんて言っていられません。そんなあなたに朗報! あなたのアタマが数字と仲良くなるウマい方法があります。
今回は、「この人、数字に強そう」と思わせる、「%」の変換テクニックについて解説します。
「この人、数字に強そう」と思わせる、「%」の変換テクニック
前回と同様、デキる人っぽく見せることをテーマに、数字を使った“言い回し”をご紹介します。
繰り返しですが、遊び心をコンセプトにしておりますので、ぜひ楽しむスタンスでお読みくださいね。
さっそくですが、普段の生活の中で、「同じことを変換して言い直すことで、ちょっとカッコいい雰囲気が出るフレーズ」ってありませんか?
わかりやすく言うと、以下の2点のようなことです。
・相手が言ったことを別の表現にする
・その表現が、なんだかデキる人っぽい雰囲気を醸し出す
たとえば、次のようなA氏とB氏の会話などが典型的なそれでしょう。
A氏「人間、いつ何があるかなんてわからないよね」
B氏「はい、人間万事塞翁が馬、とも言いますし」
A氏「スケジュール通りか?」
B氏「はい、オンスケです」
いずれもB氏は「はい」だけで済む会話です。
でも、同じことを言い換えることでちょっとデキる人っぽい空気が生まれませんか(笑)。
今回もこの感じを演出することができるテクニックをご紹介します。
ポイントは、ビジネス会話で「◯%」という数字が出てきたときです。
ご存知のように、「◯%」は割合であり、もとの数字と比べる数字の2つがあって存在する数字です。
50% = 1oo人のうち50人 = 2人のうち1人
33% = 100人のうち33人 = およそ3人のうち1人
16% = 100人のうち16人 = およそ6人のうち1人
このように、同じ意味合いだけれども違う数的表現に変えることができます。
ですからビジネス会話で「◯%」という数字が出てきたら、ぜひボソリと呟くように、でも確実に周囲に聞こえるように言ってみるのです。
A氏「この製品のリピーターは購入者のおよそ16%です」
B氏「なるほど、6人のうち1人…」
A氏「不良品発生率は0.05%です」
B氏「そうか、2,000個のうち1個ってことね…」
前回も申し上げましたが、このような変換がサッとできるだけで、「この人は数字に強そうだな…」「お? 賢そうな人だな…」と思わせることができます。
ビジネス的には何も残らない、無意味なフレーズ。でも、その場に「あなた=数字に強そうな人」という雰囲気だけは残るでしょう。
あくまでコンセプトは遊び心。ぜひ楽しく数字を使った変換と表現を楽しんでみてください。結果的にこんな簡単な方法でデキる人っぽい演出ができたとしたら、なんだかラッキーだと思いませんか。
「◯%」を変換するテクニックについては、以前の記事が参考になりますので、そちらも併せて参考にしてください。
「%」の計算がサクサクできるコツ【数字を味方にするスキルアップ術】
深沢真太郎 ビジネス数学の専門家/人材教育コンサルタント
BMコンサルティング株式会社代表取締役/多摩大学非常勤講師/理学修士(数学)
ビジネスパーソンの思考力や数字力を鍛える「ビジネス数学」を提唱し人財育成に従事。著作多数。
文化放送「The News Masters TOKYO」ニュースマスター
ラジオ『深沢真太郎のビジネス数学カフェ』パーソナリティ
パールハーバープロダクション所属(文化人タレント)
国内初のビジネス数学検定1級AAA認定者
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