何かと誘いが多いこの時期、飲み会明けは食欲もあまりない…そんな時は手軽にフルーツで朝ごはんを。ビタミンと果物が持つ効能で、元気に一日を始めましょう! フルーツは体の熱を冷ます性質のものが多いので、冷えを感じるときは温かいスープやドリンクと一緒にとるのがオススメです。
■胃もたれ、二日酔いにはグレープフルーツ
「解酒毒」の効能を持つグレープフルーツは、二日酔いや胃もたれ、疲労感の改善に役立ちます。香りは「気の巡りをスムーズにする」効能があるので、アロマとしても。
■食べ過ぎでパンパン、熱っぽい便秘にはバナナ
食べ過ぎや脂っこいもののとりすぎ、体がほてる・口が渇いて冷たい飲み物が欲しいといった感覚を伴う便秘にはバナナを。体の余分な熱を取り、便通をスムーズにします。
■下痢・吐き下し・便秘にはりんご
熱っぽさを伴う便秘にはバナナがおすすめですが、そうでない場合の便秘や下痢・吐き下しには旬のりんごがおすすめ。体を潤したり胃の調子を整えたりと効能が幅広く、様々な冬の不調に効きます。
■月経不順にも効くいちご
ホリデーシーズンにはよく見かけるいちご。膨満感を伴う消化不良や咳・痰などの改善に効果がありますが、さらに女性に嬉しい「養血通経」という効能が。不足した血の生成を養い、血の流れをスムーズにすることで月経不順を緩和します。
■目に出る疲れに、ブルーベリー・クランベリー
お酒が続くと肝臓が疲れてきますが、肝臓の疲れは目にあらわれます。飲み会続きで目が赤い・濁っているなんて恥ずかしい! ブルーベリー、クランベリーには眼精疲労を改善する効果が。アントシアニンも豊富で、アンチエイジングにも役立ちます。
忘年会シーズン前にフルーツを用意して、体調不良に備えましょう。でもその前に、飲みすぎないことが大切です!
大木さと子
国際中医薬膳師・漢方アドバイザー。国立北京中医薬学大学日本校卒。普段はメーカー勤務、よく食べよく飲むアラサーOL。ふだんメシをアップするinstagramにて、薬膳の情報も発信中。