こんにちは!
働く女性として、日々目標に向かって奮闘中のなでしこリポーターズのオダマリです。
この連載では、しごとなでしこ達から学ぶ「Happy Workの作り方」を紹介していきます。
■25歳という若さで話題のマッチングサービス“タップル”のプロデューサーとして活躍中
【永友絢子さんのHappy Workの作り方】
今回お話しをうかがうのは、サイバーエージェントグループの株式会社マッチングエージェントで恋活アプリ「タップル誕生」のプロデューサーを務める永友絢子さん。25歳という若さでアプリのプロデュースからマネジメントまでをこなす永友さんの「HappyWorkの作り方」とはーー。
▲恋活アプリ「タップル」
–現在の仕事内容を教えてください。
永友:「趣味から出会いを作る新感覚恋活・婚活サービスである“タップル”のプロデュースをしており、目標設計からチームマネジメントまでどういう施策であればユーザーが使ってくれるかを考えています。」
–タップルに携わるようになった背景を教えて下さい。
永友:「まず、IT業界に興味をもったきっかけがあります。大学1年生の時に漠然と海外に行ってみたいという気持ちでシリコンバレーのGoogleやAppleに企業訪問しました。働いている人達が目をキラキラさせながら話していた『プロダクトで世界を変える』という言葉に感銘を受け、自分もこんな風に世界を変えてみたいと純粋に思った経験があります」
–シリコンバレーに行くまではITについての知識や経験などはあった?
永友:「全くなかったです(笑)。大学では法律を勉強していました。1年目から法律は向いてないなという気持ちがあったので、学外活動を頑張りたいと思い地域活性化のためにファッション団体を立ち上げるなどに尽力した学生時代でした」
■やってみないと向いてるか向いてないかは分からない。続けることも大事だけど、短期間でもやってみたからこそ見えるものがある
–シリコンバレーでIT業界に興味をもったとのことですが、何かアクションされたりはあったのでしょうか?
永友:「シリコンバレーから帰国後、プログラミングの勉強を始めました。ちょうど学校に会社を立ち上げるメンバーがいたので、そこに参画して一緒に会社の立上げ経験を積むとともに4年間アプリを作っていました」
–全く未経験のプログラミングを始めて実際にビジネスをしていくというのはハードルが高いと想像しますが、4年間エンジニアをしていたのですか?
永友:「シリコンバレーでは、何ももってない君たちはプログラミングを勉強しなさいと10人中10人が言うのでやってみたのですが、実際やってみたらプログラミングは向いてないなと思いました(笑)。
でもモノづくりには興味があったのでプログラミングは1ヵ月でやめたのですが、それ以外の企画やデザイン制作などでスタートアップ企業にはずっと携わっていました。
プログラミングのコードは書けないが、やってみたからこそエンジニアやマーケティングの専門の方ともコミュニケーションがとれ今の仕事のやりやすさにも繋がっています」
■SNSを通じて人をHappyにしたい! その夢を叶える永友さんにとっての“タップル”とは
–スタートアップ企業の立上げや学外活動など学生時代に様々な経験をされてますが、現在のタップルに本就職したのはなぜでしょうか?
永友:「学生時代にSNSを作った際、そのSNSを通してユーザーの方々が友達を作ったり、夢を叶えたりということが多数あり、ヒトの人生をリアルに好転させるきっかけを与えられていることに感動しました。その経験が軸となり、自分が作ったプラットフォームで人の人生に影響を与えられることがしたいと思いが明確になりました。タップルもまさにそんなプロダクトなので、そこに共感したんです」
–今後、タップルを通して目指していることを教えてください。
永友:「恋活・婚活など人生の分岐点にタップルが入るようにしたいです。それができれば、アプリを使って出会いをつくることが当たり前の世の中が実現でき、日本の文化を変えられると考えています。
まだ現在の世の中では、マッチングサービス経由で結婚したとしてもそれを言うことが恥ずかしいと思っている人が多いです。結婚するときにゼクシィを買う人が多いように、恋愛や結婚をする時にタップルを使ったとなっていいはず、そういった人生の中に入っていくサービスを作りたいです」
■新しいアイディアを出すためにも、仕事でパフォーマンスを発揮するためにもプライベートの充実を大切にしている
–お忙しい毎日だと思いますが、ワークライフバランスはいかがでしょうか?
永友:「平日は仕事に没頭していますが、土日は基本的に仕事はしません。友達や家族・恋人と会ったりなどプライベートな時間はとても大切にしています。
その中で新たな気づきが見えてくることが多いので、プライベートの充実は結果として仕事にも役立っています。友達も業界・業種が違うので、多様な考え方に触れ自分の考え方と摺り合わせてみたりしています。
以前は土日も仕事をしている時があったのですが、働きすぎると、体調を崩したり、大事な人との時間が減ったりすることで、仕事のアウトプットも納得いかないものになってしまうことがありました。楽しくてやってたはずなのに・・・自分でもビックリしました。
そういう人がつくるサービスではありたくないと強く思いました。なので、自分自身が充実してサービスを作ることでいいサービスができると考え、今は土日はもちろん、平日も早めに家に帰れる際は自分でごはんを作って食べる等意識しています」
–仕事で活躍中の永友さん、将来の目標を教えてください。また、バリバリ働かれている中で結婚や出産についてはどのような考えをお持ちでしょうか?
永友:「仕事としての目標は、20代のうちに“タップル”で日本の文化を変えたいし、うちのチームから生まれるものは必ずヒットするチーム作りをしていきたい。その中でもちろん、結婚も出産もしたいと考えてます。私の周りにもママさんはいっぱいいるので、自分も20代のうちにママになりたなぁという目標はあります。
何年後までに結婚したいというのがあるからいつまでに何をするという目標にも繋がっています」
仕事もプライベートも充実させて、自分の目標に向かって迷うことなく邁進中の永友さんから学んだことをまとめてみます。
【オダマリの学び1】
自分の人生設計を考えてるから、思い切って仕事もプライベートも打ち込める!
仕事・結婚・出産、女性には人生のターニングポイントがいくつかありますが、仕事もプライベートも実現したいことを何年後までにと明確に目標・人生設計を考えておくことで逆算から全ての達成したいことをちゃんとスケジューリングでき思いっきり打ち込めるのだと思います。
選択肢が多い女性だからこそ、成長のスピードも速いと思っているという言葉が印象的でした。
【オダマリの学び2】
働き方・人生の在り方に型はない! 自分が大事だと思うことに重きをおいて自分の強みをのばすこと
選択肢が多い女性だからこそ、働き方も人生設計も色んなバリエーションがあります。型はないし、モデルパターンも多いからこそ、マネする必要もない、自分がどうしたいかに向き合い、まずは自分の人生設計をしっかり考えておくことが自分らしい働き方を見つける近道の1つだと感じました。
▲左:オダマリ、右:永友絢子さん
永友さん、貴重なお話しをありがとうございました。次回もお楽しみに!
写真/黒石あみ
初出:しごとなでしこ
なでしこリポーターズ オダマリ
東京都内のIT企業から大手事業会社へ転職。高校生の頃に見た、ドラマ「美女か野獣」の鷹宮真というキャリアウーマンに憧れ、女性キャリアへ関心を持つように。将来は自分で事業を立上げるいう目標を掲げ、自分自身も日々奮闘中。1人でも多くの女性がビジネスの世界で夢や目標を持ち、「今よりもっとHappyに!」輝くワークライフの実現へ貢献したい。
Instagram:@marikong0208