医師も推奨! 首に塗るだけで眠気を吹き飛ばす方法って!?
資生堂グローバルイノベーションセンターは、眠気覚まし対策の一環として「清涼感や香りと脳活動の関連性」に関する実証実験を実施。
その結果、首筋に清涼感や香りを塗布することにより、「脳活動の増加」や「眠気の低下」が見られました。このことから、清涼感や香りを首筋に塗り、爽快感を得てリフレッシュすることは、眠気覚まし等に効果的なことが明らかに。
■実験内容
20歳~22歳の大学生15名(男性7名、女性8名)を対象に、清涼感や香りを首筋に塗布する「リフレッシュケア条件」と「何も塗布しない条件」の2条件にて、ストループテスト(※1)を実施。
休憩(※2)を挟む計2回のストループテストを通して、脳の活動の変化を測定。またそれに加えて測定施行前後に、主観的な眠気を問うアンケートを実施。
■実験結果
結果1.「リフレッシュケア条件」では眠気が低下
両条件の休憩前後に、9段階の回答で主観的な眠気を問うアンケートを実施。「リフレッシュケア条件」では「何も塗布しない条件」と比べて、主観的な眠気が低下することが明らかに。
結果2.「リフレッシュケア条件」では、脳の集中力に関わる部位が顕著に活性化
ストループテスト中の脳活動を両条件で比較すると、「リフレッシュケア条件」は「何も塗布しない条件」と比べ、脳の活動が活性化。またその中でも特に、前頭葉の集中に関わる部位の活動※3が顕著に高まっていました。
結果3.「リフレッシュケア条件」では、ストループテストの誤答率が減少
「何も塗布しない条件」では、休憩前のストループテストと比較すると、休憩後のテストは誤答率が増加。それに対して「リフレッシュケア条件」では、休憩前のストループテストと比較すると休憩後には誤答率が減少。
これに対し、脳研究のエキスパート・杏林大学名誉教授の古賀良彦先生は、次のように解説。
「今回の実験によって、清涼感や香りを首筋に塗布することにより、リフレッシュ効果が得られることがわかりました。つまり、前頭葉の集中力に関する部位が活性化され、集中力が高まり、それによってストループテストの誤答率が減少しました。
この効果には、主観的に眠気が低下したことからわかるように、清涼感のもとであるメントールによる覚醒効果及び皮膚の冷却作用が関わっていると考えられます。
一般的に眠気防止にはコーヒーを飲んだり、軽い運動したり、皮膚に痛みを与えたりすることがよく行われてきました。しかし、これらの不快感を与える方法は、必ずしも推奨されるものではありません。
一方、この実験で実施したように清涼感や香りを首筋に塗布することは、メントールと香料によって清涼感が得られ、しかも覚醒効果があるという点で、優れた眠気覚まし等の方法と考えられます。」(古賀先生)
「シーブリーズ」を使った眠気覚ましのやり方は!?
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1.よく振った「シーブリーズ デオ&ウォーター」を適量手に取り
2.両方の手のひらにまんべんなく広げて
3.両手でVの字をつくって
4.首元を軽くたたくように前から後ろになじませてね!
メントールと香料によって清涼感が得られることで目が覚めると同時に、頭もリフレッシュできそう♪ ぜひ「眠いけれど寝られない…」そんな状況のときに試してみてくださいね!
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初出:しごとなでしこ
教えてくださったのは…杏林大学 名誉教授 古賀良彦(こが よしひこ)先生
昭和21年東京都世田谷区に生まれる。日本催眠学会名誉理事長、日本ブレインヘルス協会理事長、日本薬物脳波学会副理事長、日本臨床神経生理学会名誉会員などを務める。