仕事に、趣味にと忙しい『しごとなでしこ』世代こそ、毎日の“食事”を見直してみましょう。美と健康につながるヒントが、たくさん隠れていますよ。
教えてくださったのは、アスリートフード研究家の池田清子さん。プロのマウンテンバイクライダーであるご主人を食事などでサポート。自身もランや筋トレを日課にして、実感がともなった食のアドバイスやプロデュースなどを手がけています。
「旬の食材を食べる、新鮮な野菜を選ぶ、きちんと発酵した味噌や茶色の糖類を選ぶといったふうに、シンプルで身近な方法で体は整えられる。毎日をいきいきと過ごすための源は、近所のスーパーで手に入ります!(池田)」
日本の発酵食品は美と健康の源
体の中でも、腸は細胞の新陳代謝や免疫力アップ、消化吸収に直結しています。つまり、その状態をよくすることは、美と健康に欠かせないのだそう。
「納豆や味噌など、日本の発酵食品は、積極的に摂りたい食材。腸内環境を整えてくれます。納豆ならそのまま食べられるし、味噌もお出汁をとった味噌汁でなくてもかまいません。たとえば朝食に、味噌をお湯で溶いて飲むだけでOK。納豆は“国産大豆”を使用したもの。味噌なら保存料や添加物不使用の、きちんと発酵したものを選んでみてください。“きちんと発酵”を見極めるポイントは、常温ではなく冷蔵で販売されているかどうか、です(池田)」
ちなみに、レトルトやインスタントの食品は避けます。いたみにくくするために添加された保存料が、腸内の善玉菌まで殺し、便秘の原因になると池田さんは考えます。
腸内環境の改善で花粉症にサヨナラ!
花粉症を始めとするアレルギー症状も、腸内バランスが崩れることが原因のひとつだと、池田さんは言います。
「牛乳やチーズなど、アレルギー(誘発)物質を含む乳製品は避け、しそやれんこん、ねぎ類など、抗アレルギー物質を含む食材を食べましょう。れんこんなら1日3センチ、しそは3〜5枚で十分です。私の経験上、3ヶ月は乳製品をやめてみます。一度整うと、嗜好品程度に乳製品を再開しても負けにくい体になるようです(池田)」
一番大切なことは、無理せず続けること。おいしく食べて、動じない体を手に入れたいものです。今日からこつこつ、楽しみながら取り入れてみてください!
お話をうかがったのは…
【アスリートフード研究家・池田清子】
1979年生まれ。モデル事務所でのマネージャー経験を生かし、2013年に夫であるマウンテンバイクライダー・池田祐樹氏のマネージメントを開始。アスリートフードマイスター2級取得し、アスリートフード研究家へ。健康的に美しく輝く女性のため、レシピ開発やライフスタイルの提案を行う。日課はランニングと筋トレ。アスリートの気持ちを理解し、実体験を通して伝えたいと、多数のレースにも出場。国内外で学んだ食生活をアスリートフードに置き換え、日々研究を重ねる。2017年3月には、初となる著書『EAT GOOD for LIFE 史上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」』(トランスワールドジャパン)を発売。
http://biotope-inc.co.jp/
写真/西 希 文/ニイミユカ
初出:しごとなでしこ
EAT GOOD for LIFE 史上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」
小さな不調やダイエットにサヨナラ。細胞が生まれ変わる28日間のサイクルで体の内側からキラキラする私に! 脚を引き締めたい・バストアップしたい・美肌になりたい・貧血気味…など、女性の願いを叶える食の知恵&レシピとシンプルなトレーニングを収録。
書籍発売記念イベント『池田清子×浜島直子(モデル・タレント) かがやく女性になるには』トークショー
日時:2017年3月18日 17:00〜18:30
場所:湘南T-SITE 1号館2F湘南ラウンジ
※参加方法はこちら